糸井のぞさんのレビュー一覧

恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

バラバラに壊れても元に戻せる

ハラハラしちゃいました♪

”破壊衝動”のある掌が、それを理性で我慢してきたが
いつか遂行したいと心に思い続けてるのがぞくっとしちゃいましたね。
そして、出会った蛍二郎の人間関係や家の造りなどを冷静に観察してターゲットへと絞ってからは、掌が蛍二郎に会いに行く度ドキドキでした。

自分が「破壊衝動」だと思っていたのが「恋」だったと清々しい顔で言う掌。

自分が「破壊衝動」を「恋」だと…

2

恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

体は大きくても、高校生はまだ大人じゃない

一人顔アップ表紙コミックスも今まで数あれど、これはかなりのインパクト。
その上このタイトルに帯。
あらすじの文章もなかなか不穏だし、さぞかし病んだ内容なのではと思いきや、、、、

主人公の高校生の男の子が、恋する気持ちとは何かをしっかりと悩む、とってもピュアな、ハッピーエンドの初恋物語でした。

現実の高校生男子がこんなに物を考えられるかというと、到底あり得なそうで、実は一番やばそうな…

6

恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

年下攻めを映えさせるのは受けの魅力

少し危ない嗜好を持つ高校生と文具店のお兄さんのお話。

親の都合で転校してばかりの掌には、子供の頃から抱え続けている破壊願望がある。物ならばまだしも、人に対して向けられた暗い欲求は、初めて恋した年上の男性だった。

祖父が営む文具店を譲り受けた蛍二郎は、二年前にノンケの恋人と別れた痛手からまだ抜け出せずにいた。転校生の掌が上履きを買いに蛍二郎の店を訪れたのがきっかけで二人は出会う。

8

グッモーニン グッナイ コミック

糸井のぞ 

期待以上!嬉しい誤算。

期待以上の作品に巡り会えた幸せを味わえました。
正直絵とあらすじがちょっとと思ってたのに、読んで良かった!

アヤとリネアとサイラス。まさかの展開にびっくりです。

傷ついたサイラスを拾ったアヤ。食べ物の好みも食べる順番も同じで奇跡だと思って。愛し合って。なのに突然消えて一年。まだまだ引きずっていたアヤの前に女を探していると美形の男が現れて。

記憶を無くした男をリネアと呼んで面倒を…

0

期限切れの初恋(CITRON) コミック

木原音瀬  糸井のぞ 

こんな終わり方があるなんて

小説は未読です。
うーーーん。宇野が切ないです。

目の前で好きな人が恋する瞬間を見る。恋人になった所に居合わせる。朝帰りを悟る。
泣ける!

6年間一度も会わず連絡も取ってないのにまだ村上を好きな宇野。
ケリをつけられなかったから?卒業式にフラれておけばふっ切れた?

堕ちるところまで堕ちたドン底の村上を拾って帰る宇野。これで区切りをつけられたらと。

静かに見守る宇野と、…

1

宝物はぜんぶここにある コミック

糸井のぞ 

モヤモヤが残ります……。

レビューが非常に難しい作品で長らく放置してたけど、とりあえず書きます。
あらすじを追うだけでは全然伝わらない作品の類でして、登場人物の過去や現在などが絡み合って絆を再発見・再確認するといったストーリー。
その手法はお見事だし、一冊なのにうまくまとまっているのでクオリティは高いと思うのだけど、いかんせん最後の結論がしっくりいかない……。

最初は右端のメガネの少年の視点で始まるので彼のストー…

0

ゴロウジロ! コミック

糸井のぞ 

心がほわほわぽかぽか〜

ロボ耳太郎くんの「すごい勢いで性癖に刺さるBLをオススメしていくスレッド」でオススメされた作品です。
私の依頼内容は「感情が細やか&丁寧に描いていて、どこか切なくキュンとする作品。(エロはなくてもいい)」
好きな作家さんは、宮本佳野さん、三田織さん、雁須磨子さん、紺野けい子さん、麻生ミツ晃さんを挙げました。

これは未読だけど、表紙は見覚えがある。
性別不明なロン毛(ゴロウ)と、ちんちく…

1

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

恋は不思議

表題作の「期限切れの初恋」は、地味で内向的な宇野が、落ちぶれた片思いの相手・村上を偶然見つけて自宅に住まわせる話で、宇野の視点で書かれています。
タイトルが謎かけのように思えました。「初恋」だから、大学時代に宇野が村上に抱いた初恋のことなのでしょうけど、それは社会人になり会わずに何年たっても、全く終わっていないのです。
大学で村上が作ったキャンプサークルに誘われ活動を共にするうち、村上を好きに…

4

グレーとブルーのあいまで コミック

糸井のぞ 

グレーとブルーのあいまで見えたものは

ブルーとシルバーのあいだではなく。
あくまでグレー。
ロマンスグレーなのです。

おじいちゃんの恋愛話は苦手なのですが、よもやそういうシーンは出てこないであろうとタカを括っていた自分がばかでした。
がっつりと、そりゃもうがっつりとおじいちゃんの性欲を見せつけられるので、おじいちゃんのそういうのはいじめにしか見えないから無理という方はお気をつけください。
ふつうなら「要回避」と言いたいと…

8

宝物はぜんぶここにある コミック

糸井のぞ 

苦手要素は多いけど

BLとしてではなく、人間ドラマとして読みました。
あまりにいろいろな感情が入り混じっていて、ぶつかり合いそうでぶつからないままだったり、BLという枠で括ってしまうには大きすぎる作品だと思います。
糸井のぞさんの作品っていつもそうですよね。
BLの切なさではない、人間としての切なさ、やるせなさ、もどかしさをすごく丁寧に描き出せる作家さん。

母に置いていかれたため、作家の信太郎の家に身を寄…

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