糸井のぞさんのレビュー一覧

グレーとブルーのあいまで コミック

糸井のぞ 

事前に情報を仕入れないで読むと、より楽しめます。

本来行き当たりばったりで本を読める強メンタルなのに、ちょっと魔がさしてネタバレレビューを読もうとしてる方、今すぐレビュー漁りをやめましょう。本作品はネタバレを読まない方が楽しめます。






本作は商業BL作品には珍しく、カプありきではなくストーリーありきの物語です。といってもハーレムものみたいに魅力的なキャラが次々現れて、主人公が誰とくっつくのかわからないというタイプの作品では…

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宝物はぜんぶここにある コミック

糸井のぞ 

宝物はぜんぶここにある

凪のようで、ゆらゆら気持ちよく読みました。
登場人物、みんなが欠けていたり、悩んでいたりしていても、決して暗くなりすぎず。
今の小さな幸せや大事なものに気づいていって。
あまりに身近にある幸せには気づきにくいし、気にもせず毎日を過ごしているけれど、振り返ると大切なものがたくさんあったのだと。
宝物、すぐそばで輝いていた。

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期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

BLとしては・・・

木原先生は8作品目。

読み終わって「これはBLなのか?」と思いました。
確かにBLではあるんですが、個人的にはどっちつかずな印象を受けました。
大半がとことん現実を突き詰めた内容に占められていたので、最後の展開に少し違和感を覚えました。
あくまでも個人的な感覚ですが、ほとんどBLとは関係ないストーリーだったところで、最後によくわからないまま宇野と村上がヨリを戻して終わりというのが...…

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恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

じっくり主人公達を想い、感じて読みたい作品

読後にジェイン・オースティンの「分別と多感」をふと思い出しました
全く相反する訳ではないけれど同軸ではない微妙な感情や歪み
同じような感情でも抱えるその人物の環境(年齢や家庭環境など含めて)如何によって成す意味は同じではない

とても複雑でありながら同時に実はすごく単純だったりする、、、人間の厄介さを至極丁寧に浮き彫りにした作品だと思います

攻めの掌はそれこそ多感なお年頃
その上不…

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グッモーニン グッナイ コミック

糸井のぞ 

切なさとあたたかさと

すごく面白かったです。もっと早くに読めば良かった。
最後まで読み進めて、本を閉じたあとにまた初めから読みたくなる作品でした。
細く軽やかな線で描かれる物語は柔らかい部分が多いのだけれど、ページを捲ってコックのアヤと記憶喪失の青年・リネアの日々を追っていくと…非常に読ませる展開に。
ストーリー展開が本当に魅力的です。
この世界観とこの雰囲気は糸井先生にしか出せない味なのではないかな。
異国…

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恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

先が読めなかった!

今まで読んだことのないタイプの攻めでした。
傷付けることを目的としたサドではなく、粉々に破壊することを目的とした破壊欲求というのは珍しい気がします。
「え、これラブになんの?」と思いながら読み進め、読めないキャラの思考と展開にハラハラして面白かったです。題名が一番のキャッチコピーになってる気がする。
受けが攻めの目を綺麗と思っていましたが、攻めの狂気性を知っているとサイコパスの目にしか見えな…

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グレーとブルーのあいまで コミック

糸井のぞ 

じじいはいいぞ

じじいに惹かれて本作を買いました。はい、そういう人間です。

三角関係が苦手な私は読み始めると嫌な予感がしましたが、進んだら良い意味で期待から外れました。3人の主人公はそれぞれ問題や心配を抱えながら一生懸命生きようと、幸せになろうとしています。行き来していてお互いにぶつかり合う時の描き方、この先生の心理的な描写が特に上手いと思います。同じシチュエーションを三視点からアプローチするのが中々難しい…

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グレーとブルーのあいまで コミック

糸井のぞ 

わちゃわちゃしっとり

義父と生徒とわちゃわちゃ三角関係!!!

青春の甘酸っぱさも苦さも、積み重ねた余裕も余裕のなさも良いものです。

ロマンスグレーな庚子さん、粋でどうしようもなくて可愛いくて反則!!年齢を気にしつつも押したり、乱れる姿はたまりません!!
マサトラは掴みどころがないと思いきや、真っ直ぐな懸命さが可愛い!!
つまらない男と言われる甲太郎も図々しさといたって普通なとこに甘えてしまう心地良さがあ…

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期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

木原音瀬作品にしては最後が・・・

のっけからアカン受けや・・・と思いつつ読み進める。でも学生時代とか受けの立場って本当はこういう感じなんだろうねと思えると言うか、片思いの辛さが同調出来るようになっています。
でもって、落ちる所まで落ちた村上と出会うこと、それを受け入れることで望みを叶えたかにも思えるけど、実は村上の方はそうじゃない。それを分かってしまうと自己防衛で前に進もうとする受けが切ない。
実際の恋愛でもこういうのはあるよ…

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グレーとブルーのあいまで コミック

糸井のぞ 

スパイスの効いた名作

読んでいる最中はピリリと痛むけれど、拝読後はスッーと浄化されるような甘い雰囲気になれる作品でした。

他の方もコメントされているように、BLのファンタジー部分とリアルがとてもうまい具合に押し出されていました。それをちょっと歪な男3人の三角関係で描かれているのだからとても面白い。その立役者はやはり50オーバーの庚子さん。
酸いも甘いも経験し、ゲイとして一人娘を育ててきた、、、男性への初恋の思い…

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