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糸井のぞ
襖くろーらー
ネタバレ
あらすじが猛烈物騒なので、硯遼先生の『MADK』や朝田ねむい先生の『ディーン』のような路線なのかと思ったら、中身はヒューマンドラマ系でした。作風自体はほんわかしています。猟奇趣味のある人向けではありません。 危ない性癖を持った主人公の掌と、彼に目をつけられてしまった文具屋店主・蛍二郎の心理描写が繊細です。特に、心の中でアラームがびんびんに鳴り響いているのに、淋しいせいで退くに退けなくなる蛍二…
きいろぞう
初読みの作家さんです。 タイトルと表紙の感じ、 あとあらすじで惹かれましたね〜 冴えない高校教師と、その義理の父、 教え子の3人の話だというので てっきり、三角関係になるのかと思いきや。 素敵な人間模様のドラマが展開されて とっても読み応えがありました。 個人的な話なんですけど、 最近は5話辺りにくると、もうすぐラストだとか、どう終わらせるのかなぁなんて頭に浮かん…
本来行き当たりばったりで本を読める強メンタルなのに、ちょっと魔がさしてネタバレレビューを読もうとしてる方、今すぐレビュー漁りをやめましょう。本作品はネタバレを読まない方が楽しめます。 本作は商業BL作品には珍しく、カプありきではなくストーリーありきの物語です。といってもハーレムものみたいに魅力的なキャラが次々現れて、主人公が誰とくっつくのかわからないというタイプの作品では…
やんここ
凪のようで、ゆらゆら気持ちよく読みました。 登場人物、みんなが欠けていたり、悩んでいたりしていても、決して暗くなりすぎず。 今の小さな幸せや大事なものに気づいていって。 あまりに身近にある幸せには気づきにくいし、気にもせず毎日を過ごしているけれど、振り返ると大切なものがたくさんあったのだと。 宝物、すぐそばで輝いていた。
木原音瀬 糸井のぞ
腐男子のSHINO
木原先生は8作品目。 読み終わって「これはBLなのか?」と思いました。 確かにBLではあるんですが、個人的にはどっちつかずな印象を受けました。 大半がとことん現実を突き詰めた内容に占められていたので、最後の展開に少し違和感を覚えました。 あくまでも個人的な感覚ですが、ほとんどBLとは関係ないストーリーだったところで、最後によくわからないまま宇野と村上がヨリを戻して終わりというのが...…
チル76
読後にジェイン・オースティンの「分別と多感」をふと思い出しました 全く相反する訳ではないけれど同軸ではない微妙な感情や歪み 同じような感情でも抱えるその人物の環境(年齢や家庭環境など含めて)如何によって成す意味は同じではない とても複雑でありながら同時に実はすごく単純だったりする、、、人間の厄介さを至極丁寧に浮き彫りにした作品だと思います 攻めの掌はそれこそ多感なお年頃 その上不…
みざき
すごく面白かったです。もっと早くに読めば良かった。 最後まで読み進めて、本を閉じたあとにまた初めから読みたくなる作品でした。 細く軽やかな線で描かれる物語は柔らかい部分が多いのだけれど、ページを捲ってコックのアヤと記憶喪失の青年・リネアの日々を追っていくと…非常に読ませる展開に。 ストーリー展開が本当に魅力的です。 この世界観とこの雰囲気は糸井先生にしか出せない味なのではないかな。 異国…
夜中にアイス
今まで読んだことのないタイプの攻めでした。 傷付けることを目的としたサドではなく、粉々に破壊することを目的とした破壊欲求というのは珍しい気がします。 「え、これラブになんの?」と思いながら読み進め、読めないキャラの思考と展開にハラハラして面白かったです。題名が一番のキャッチコピーになってる気がする。 受けが攻めの目を綺麗と思っていましたが、攻めの狂気性を知っているとサイコパスの目にしか見えな…
平斗羅
じじいに惹かれて本作を買いました。はい、そういう人間です。 三角関係が苦手な私は読み始めると嫌な予感がしましたが、進んだら良い意味で期待から外れました。3人の主人公はそれぞれ問題や心配を抱えながら一生懸命生きようと、幸せになろうとしています。行き来していてお互いにぶつかり合う時の描き方、この先生の心理的な描写が特に上手いと思います。同じシチュエーションを三視点からアプローチするのが中々難しい…
ate
義父と生徒とわちゃわちゃ三角関係!!! 青春の甘酸っぱさも苦さも、積み重ねた余裕も余裕のなさも良いものです。 ロマンスグレーな庚子さん、粋でどうしようもなくて可愛いくて反則!!年齢を気にしつつも押したり、乱れる姿はたまりません!! マサトラは掴みどころがないと思いきや、真っ直ぐな懸命さが可愛い!! つまらない男と言われる甲太郎も図々しさといたって普通なとこに甘えてしまう心地良さがあ…