野原滋さんのレビュー一覧

嫁さまの願いごと「そらのだいじな旦那さま」番外編 グッズ

温かく、ほっこりするお話です。

コミコミスタジオさんで購入するといただけるおなじみの小冊子。A5サイズで、本誌と同じ絵柄のカラーの表紙+モノクロの表紙+小説部分7P+裏表紙の合計12Pの小冊子です。
タイトルは『嫁さまの願いごと』。

内容は、というと。すみません、ネタバレしてます。




本編で生死の境目を彷徨うほどのけがを負った空良が、高虎たちの懸命な手当てによって回復してきたときのお話。本編では空良視点で…

11

そらのだいじな旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

高虎の献身と空良の清廉さに感動。

サマミヤアカザさんのイラストと歴史モノという設定に惹かれました。ひたすら甘い溺愛モノかと思いきや、切ない場面もあり、見応えのある一冊となっております。

領主の息子として産まれながらも、父に疎まれ幸せとはいえない子供時代を過ごした捨(のちの空良)。けれど、旦那様である高虎と出会うまでは、そもそも幸せがどういったものであるかすら知らなかった為、自分が不遇だとは思っていなかった。

高虎に愛さ…

8

そらのだいじな旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

ツボに入りまくり

初読みの作家さまでしたが、可愛らしいタイトルと表紙につられ購入。ほっこり可愛いお話かと思いきや、序盤はシリアスムード満載。薄幸・健気受けさんが大好物なので、初っ端からがっつり食いついて読んでしまいました。





主人公は捨(受け)。彼視点で話は展開していきます。
とある国の領主の息子でありながら、出産時にトラブルがあったことで実母は他界。愛する妻を亡くしたことを息子のせいにした父…

22

そらのだいじな旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

幸せになっていいんだよ!!!

時代物+花嫁ネタです。読んでいた印象としては、戦国時代っぽい感じ。時代物だからでしょうが、旦那様が22才でお嫁様が16才! 幼妻やん…。旦那様は22才とは思えない包容力の持ち主でした(*´ω`*)

内容としては、とにかく甘い溺愛ものです。更に甘いだけではなく、ちゃんとシリアス展開もあり、かなり読み応えのある感動作。泣いた…。
不憫受けが嫁ぎ先で、旦那様の深い愛情で包み込まれ幸せになっていく…

14

犬、拾うオレ、噛まれる 小説

野原滋  香坂あきほ 

食わず嫌いは勿体ない

評価につられて手に取ったものの、なんとなく読まずに積んでしまっていました。先日ようやく読んでみましたが!………うーん。(笑) 思ったよりはよかったですが、高評価と知って読むとちょっと期待外れだったかなあ。人を選びそう。

CPとしては、アホでお人好しの便利屋×病みメンヘラ男子。とはいえ、ただのめんどくさいメンヘラというわけではなく、その裏には壮絶な理由が隠れています。
BLとしては正直好みで…

7

犬、拾うオレ、噛まれる 小説

野原滋  香坂あきほ 

ネタバレはなしで!

最後まで、ドキドキハラハラしながら読みました。

紺の、監禁されても動じない、感情もない、味覚もない、なにもない虚無さに、テツロー側についついたって、なにがそうさせたのか?もっと知りたいとあっと言うまに読みきりました。
ただ一つの執着と思われる最低の元カレのことも気になるし。
読み進めていくと、もちろん先は読めるのですが、紺の危うさっぷりに、ハラハラし通しでした。

甘い書き下ろしがあ…

10

犬、拾うオレ、噛まれる 小説

野原滋  香坂あきほ 

何度読んでもなにか発見しそうな面白さ

受けの執着っぷりがあまりにすごいことや、毎日同じお弁当を食べているとか日常生活が危うすぎるところなどから何かあるんだろう、原因というか理由というかそういう何かが、と思いながら読み進めていくことになると思います。それでも絶対その予想を超える事実が待っているので、絶対にネタバレなしで読むことをオススメします。全部わかったうえで、もう一度すぐ読もうと思う一冊です。

これが投稿作だったなんて、野原先…

12

泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

この受、可愛い…か?

受の子(主人公)が最後までどーにも好きになれませんでした。姉にも攻(義兄=姉の結婚相手の兄)にも頼り切っている自覚があり「これじゃダメだ」と言いつつ、結局甘えてばっかりでイラッとしました。21歳ってこんなもんでしょうか。義兄に当たり前のように食事の世話をさせるってどんだけ依存体質なの…。

お兄ちゃん気質で世話焼きな攻と甘えっ子の受だからこそ成り立つ関係を描きたかったのでしょうが、年の差がある…

4

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

めでたし、めでたし

BL小説としての萌えや切なさもありつつ、昔ばなしを読んだような不思議な読後感の作品でした。

半妖の夏生は半妖ゆえに人間離れした美しい容姿を持つ青年です。しかし、人間とは異なる時の流れに生きる彼は孤独で、唯一こころを許せるのは長年一緒に旅をしている妖犬の壱ノ護だけ。人間への愛憎や半妖として生きる運命への哀しさに疲弊する夏生を守り、癒そうと、壱ノ護は全身全霊をかけて愛情表現します…ワンコなりに。…

4

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

人間が悲しすぎて、神評価にできなかったー

なんでこの本が手元にあるか、毎度のごとく わからず。
犬好き なんで、まいっか と思い、何の予備知識もなく読み始め。

なんだろう。攻めさん(妖犬)のしっぽの名演技により
わんわんサーカスなみにかわいく、
また 言葉たらずというか
言葉が正しく使えてなくてめっちゃ可愛いんですけど
それより、せつなさ、憤り、悲しさの方が勝ってしまった。
人間の身勝手さに対して。

ちょっと信じか…

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