野原滋さんのレビュー一覧

ダブルダディ 小説

野原滋  街子マドカ 

この子は誰の子?

今回は特殊素材の開発をする研究開発室長と
リストラで求職中の青年の話になります。

受視点で降ってわいた父親疑惑が解決し
攻様親子と新たな関係を築くまでと
攻視点での後日談を収録。

受様は早くに両親を亡くしたために
施設で育ちます。

高卒で地元のホームセンターに就職、
売り場のチーフをしていましたが
大手会社との吸収合併により
リストラされてしまいます。

そんな…

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ダブルダディ 小説

野原滋  街子マドカ 

欠けている部分のある2人の物語

作家買いです。きちんとした内容ではありますが、するっと読みやすいです。

恭介が暁彦と出会うきっかけとなった、元カノが「あなたの子よ」と4歳の男の子の琢巳を家に置いていきます。恭介は琢巳とも早い段階で打ち解けます。
しかしこのままではいかないと判断し、元カノの夫である暁彦の元へ行きます。
どちらの子か分からない状況というので、DNA鑑定の結果が出るまで一緒に暮らす事になります。

恭介…

2

ダブルダディ 小説

野原滋  街子マドカ 

サブキャラが全くダメでした

先生買い。ありえない↓↓↓ と嫌悪感いっぱいの女子がいたため、カプ+子供への印象が全部ぶっとび、申し訳ないです、萌えるどころじゃなかった。中立です。本編240P弱+攻め視点の後日談8P+先生のあとがき です。ポイントは、攻めが既婚者で離婚話が出てくるところ でしょうか。他のお姐様方のレビューを見ると、萌え萌えみたいなんで、離婚話が出てくるような話やくず女が私の大地雷なのかも と思い至りました。量的…

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ダブルダディ 小説

野原滋  街子マドカ 

『子育て』と言うより『インナーチャイルド』のお話では?

私は『子育てもの(幼児)』って、あまり食指が動かない方です。なのに今回、読んでみようと思ったのは『どちらが父か解らない二人の子育て』とあらすじにあったから。……ってことは妻もいる訳で。当然、ドロドロしますよね?「野原さんの書くドロドロ?想像できないよぉ」という好奇心に負けて、電子化を待たずに読みました。
で、結果は想像していたのとは違って、ドロドロ部分は軽く流されていました。
なおかつ『子育て…

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ダブルダディ 小説

野原滋  街子マドカ 

子育てものも野原先生が書くとこうなる!!

面白かったですね~。
ほのぼの子育てものでありながら、深い部分まで書かれたキャラの心理にいたく心を突かれました。
人間て綺麗な部分だけじゃ無い。
ズルかったり自分勝手だったりと、誰しも汚い部分も持ち合わせてると思うのです。
そんな生身の人間を、ちょっぴりほろ苦く、そして優しく書いてくれる野原先生。
ほのぼの可愛いだけの子育てものとは一線を画する作品だと思います。


内容ですが、施…

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いじわる狐とハートの猫又 小説

野原滋  山田シロ 

無邪気って、可愛かったり怖かったり

電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきあり。

お話の主人公、猫又のつむぎは「可愛がってくれた老夫婦の家が取り壊されない様に守る」という約束を貫き、彼らが亡くなったあともその家で暮らしているのですが、尾房清綱という男が宅地開発の調査のためにやってきます。一緒に来た役所の人間は調査を急かしていますが、尾房は急ぐ様子もなく家に滞在し、つむぎを見つけて自分を覚えていないか聞いてきます。おまけに、壊れてい…

2

契約恋愛 小説

野原滋  みずかねりょう 

固いお話しかと思いきや、とってもピュアなラブストーリー!

タイトルを見て「これは苦手なお話しかも…?」と思いながらも、
先生の他の作品がとても好みだったので、思い切って読んでみました。

結果、とっても大好きなストーリーでした!
「契約」とあるから、もしかして嫌々付き合ううちにその気になって~、のような感じかと思ったのですが(そういうものは苦手)
お互いに歩み寄って、少しずつ気持ちが通じ合っていくさまがとても
いじらしく、きゅんとする瞬間が多…

3

僕の行方 小説

野原滋  黒埜ねじ 

記憶喪失BL

高校の卒業式を控えて失踪した受けは、半年以上を経て警察に保護されます。
受けは失った記憶を取り戻そうと保護された街へ赴き手がかりを探します。
記憶喪失のときの自分「ユキ」と暮らしていた蘇我という人物を見つけ、彼から語られる自分とは似ても似つかない素直で子供っぽい性格の「ユキ」に、嫉妬のようなものを覚えます。

ユキの人格は克己の記憶が戻った時点で消えてしまったようで切ないのですが、克己の中…

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大好き同士 小説

野原滋  八千代ハル 

現実的、だけど甘い

印象的だったのは、ふたりが言い合いをするシーンです。

愛し合っていれば目を見て心が通じ合うとか、キスをして肌を合わせればわかり合える、そういうファンタジーな展開にはなりません。
お互いに「どうして信じてくれないんだ」という思いをぶつけ合います。
受けでゲイの飯塚からすれば、ノンケの彼と分かり合えないと無意識に壁を作ってしまうのもわかるし、
攻めの矢口からすれば、ふたりでどうすればいいか…

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買われた男 小説

野原滋  小山田あみ 

ぬるいお茶を飲んでいるような……でも、悪くない!

確かに!
確かに先のレビュアーさま達がおっしゃっているように、
タイトルと表紙を見て、こんな感じの話か?!と、
むくむくと想像を膨らませ読んでいると、
色々と、想像とは少し違う展開に。

んー……?と思いつつ読み進めていくと、
やっぱりそのままするりと終わってしまい。

な、なるほどね?!
と、納得したようなしないような感じではあったのですが、
不思議と読後感は悪くない。

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