野原滋さんのレビュー一覧

ダブルダディ 小説

野原滋  街子マドカ 

正反対の2人


元カノが突然やってきて「あなたの子よ」というところからはじまる話。
展開としては大体こういう時の女性は嫌な人であることが多いけど、今作も酷いというか考えなしの母親失格の女性でした。

失業中の恭介(受け)は昔少しの間付き合っていた元カノ・翔子が子ども連れで訪ねてきます。どういった用事か分からず狼狽える恭介に、すぐ戻るからと出ていったきり帰ってきません。置いていったカバンの中を探ると「あな…

0

ぜんぶシテあげる 小説

野原滋  甲羅まる 

攻めが可愛らしいクマさんの外見からイケメンに!

電子専用書籍みたいです。
表紙のイラストから始めは小さな子供がでてくるお話しかと思っていましたが、表紙の小さな子?は、攻めが太っていた時のクマのような可愛らしい外見の時のイラストみたいです。

世話好きで綺麗好きな性格の受け翔太が、生活能力なしで太ったダメダメな攻め高宮の世話をやきイケメンにするお話しです。

翔太は世話好きな性格が女の子にはわざわいして、いつもふられてしまう大学生。

0

買われた男 小説

野原滋  小山田あみ 

複雑な独特の世界観

表紙とあらすじから想像していたお話しとは違っていたので、続きが気になり読み進めてしまう作品でした。

裏社会でオークションにかけられて出品されるお話しなので、登場人物も悪い奴が多いです。

その中で、悪くない登場人物が受けの孝祐と攻めの宗司。
孝裕は見た目は綺麗ですが、強気でヤンチャだけどお人好しでさっぱりした気持ちよい性格。
宗司は俺様だけど寡黙なイケメンで優しい芸術家。父親の性格…

6

いじわる狐とハートの猫又 小説

野原滋  山田シロ 

溺愛狐の神様とはねっかえり猫又の大恋愛

溺愛狐の神様とはねっかえりで可愛い猫又との大恋愛のお話しです。

尻尾の形のせいで、猫社会にも猫又社会にも受け入れてもらえない、ひとりぼっちの猫又つむぎ(受け)
優しい夫婦に飼われ夫婦が亡くなった後に、猫又になりながら夫婦と一緒に住んだ家を長い時間守っています。

そこに山を崩して住宅地を作る為に、調査員としてやってくるのが、攻めのきよ(清綱)です。
きよは実は狐の神様で、つむぎと前世…

4

野獣なボスに誘惑されてます 小説

野原滋  麻々原絵里依 

白ツトムと黒ツトムが楽しめる

お仕事しっかり物でこちらまで仕事に打ち込んだり成功した達成感を共感することができました。

樋口と入江のコンビは色んな意味で最強ですね!
白ツトムと黒ツトム(笑)

樋口は入江をずっと口説き続けながら仕事も全力投球で面白そうなことには首を突っ込み、社員は大変そうでしたね。

そして入江は樋口を支える使命に喜びを感じ口説かれては罵倒し、だんだん樋口にひかれていき。

入江をいたぶり…

1

僕の行方 小説

野原滋  黒埜ねじ 

映画のような恋愛ミステリー小説

記憶喪失で8ヶ月の記憶がない受けの克己は、裕福な家庭の大学生で、性格は優等生で真面目。
物語は克己が記憶をなくしたまま見知らぬ土地で発見される所から始まります。

発見されてから毎夜みる夢。
誰かと抱き合い必死に手を伸ばして何かを掴もうとする夢は、記憶がない時の大事な何かをつかもうともがくようでもあります。

日雇い労働者で無精髭をはやし、決してカッコいいとは言えない感じの攻めの弘之。…

3

きまじめ男子のお嫁入り 小説

野原滋  壱也 

「愛ある家庭は良いものだ」と思わされちゃったよ

電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきなし(読みたかったなぁ)。

このお話もそうなのですが、家事(主に料理)で心(胃袋?)を掴むお話は割と多い様に思います。
これが男性×女性だと「ヘッ」って思っちゃうんですけれど、男性同士だとあまりそう思わないのは何故なのでしょう?

風見は結婚相談所に入会しておきながら、お見合いパーティでは様々な女性に粉をかけ気を引いた末に結局誰とも本気にならずに、パー…

2

いじわる狐とハートの猫又 小説

野原滋  山田シロ 

思慮深く、優しい一途な攻め

本編はほとんどが受け視点。途中、過去話のみ攻め視点。
その後のSSは攻め視点で書かれています。


山のすぐそばの廃屋に長らく一人で住み、亡くなった主人夫婦の墓を守ってきた猫又のつむぎ(受け)。
つむぎを拾い溺愛してくれた夫婦の墓を作り、墓と家を守ってきましたが、つむぎの脅しに動じない男・御房清綱(攻め)が現れます。御房は自分のことを覚えてないかと問い、思い出すように迫ってきます。主人夫…

3

黄昏は恋人同士の時間「ダブルダディ」番外編 グッズ

その後のほっこりな日常

その後の日常。

おうちでのお好み焼きパーティで、仲良く順調に琢巳くんを中心に3人が家族になっていってる様が伺えました。
琢巳くんはとってものびのびしてるし、お父さん二人はベランダでの食後のひと時にゆったりと専用のカップでコーヒータイム。
ピクニックや旅行の計画について楽しく会話してるのを読んでると本当にほっこりします。
素敵な家族です。

そんなふたりですが、恭介の丁寧語が他人行儀…

0

ダブルダディ 小説

野原滋  街子マドカ 

ギュッキュのギュー

子育てものになるのかなぁ~。
4歳児、琢巳くんが超可愛いです!

だんだんのびのび子供らしくなっていくさまや、「お母さんがいなくて、お父さんが二人になるの?」という無邪気な問いかけや「毎日お泊りしてもいいよ?」とか可愛すぎます!
琢巳くんがを中心として三人が自然に家族となっていく様を堪能できます。

お母さんに捨てられるという琢巳くんの境遇や、恭介の寂しい過去設定などかわいそうな部分は…

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