小中大豆さんのレビュー一覧

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

こう見えてネコなんです

小中先生はチェックしてるはずなのになぜか漏れていたみたい。
読めて良かったです。

攻めっぽく見られてネコばかり寄ってくる控えめな受けと、心にキズを抱えている年上攻めとの同居モダモダがとても良かった。

電子限定SSは猫の富蔵さんからの視点で10年後のお話。
ほのぼのとしていて愛しい短編でした。
満足!

2

白獣の君と美味しい初恋始めます 小説

小中大豆  陵クミコ 

スパダリ×健気受け、=最高。

作家買い。

小中作品には珍しく和風テイストはお話だなー。

と思ったら、あとがきで小中先生も「初の和風のお話」と書かれていて納得。個人的に小中作品に感じる大きな魅力の一つが、ストーリーの根底に流れる温かな雰囲気なのですが、今作品もそんなほっこりな空気感は健在。小中先生らしい、と言っていいでしょう、ファンタジー要素も盛り込みつつ、けれど読後は温かい気持ちになれる。そんなお話でした。

7

秘密のオメガとアルファの貴公子——契りの一夜 小説

小中大豆  兼守美行 

リアルな世界に入り込んだオメガバース

現代版オメガバースという作品でしたが、オメガバースが認知されていない世界のお話です。

その中で、自分のバース性のことも知らず、好きな相手との初めてのHで妊娠してしまった優吾。
オメガバースものなのに、Ωの存在も、男性妊娠が可能であることも知られていない……
それなのに、男性でありながら妊娠・出産してしまう事って、とっても不安で孤独だし、すごく怖い事だと思う。
この、オメガバース無認知な…

2

白獣の君と美味しい初恋始めます 小説

小中大豆  陵クミコ 

子犬の可愛い描写がたまらない!

モフモフ和風ファンタジーです。
キャラがとっても可愛い^^
攻めも受けも可愛くて一途で一生懸命なので、読んでいてとても楽しかったです。


悪い輩に絡まれた、「めし屋」を営む睦。
そこを助けてくれた美剣士にほのかな憧れを抱きます。
そんなある夜、熊よりも大きい手負いの妖を見つけーー…!

この熊のように大きい不知火丸は、敵に追われている半人半妖であるということが分かります。
養…

9

十六夜月と輪廻の恋 小説

小中大豆  夏河シオリ 

心優しい神様と迷える魂の救済に心洗われます

タイトル通り輪廻転生の果ての恋物語です。

父方の故郷に移住した作家の梗介が出会った妖たちとのふれあいや
田舎生活がほのぼのと描かれています。

前世で出会った恋人同士におきた悲劇による別れと再会し恋の成就のためにじれじれする展開は好きです。
そのうえ力をなくして消えてしまいそうな神様と青年という関係でなかなか近づきません。
神様の十六夜は、梗介に前世を思い出すことなく人として幸せに…

0

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

ザマァ…?

個人的にそんなに「攻めザマァ」感を覚えませんでした。確かに哀れっぽい感じの話なんですが、この攻めをザマァと笑うにはなんかちょっと躊躇われてしまって…。

あらすじと「ラプンツェル王子」というふざけたタイトルからして、読む人を地味に選ぶお話だと思います。
32歳の大の大人を捕まえて「ラプンツェル王子」ですからね。嫌な予感がした方は覚悟した方が良いです。

攻めは一言で「子供」です。
良く…

8

魔法使いが年下狼を育てたら 小説

小中大豆  みろくことこ 

愛するにも勇気がいるよね

オジェもヴァリも魅力的なキャラクターでした。
ヴァリは3歳で拾われているので、成長するまで色っぽい話は全くありません。
20歳を過ぎて養い親のオジェに対する態度が甘くなります。
オジェも気がついてもあえて触れないようにしている様子が、なんとも萌えます。

「時を止めた者」であるオジェとヴァリは寿命が違うわけですが、オジェはヴァリが愛しいので彼を看取る覚悟を決めて結ばれるのです。

ヴ…

2

ヴァンパイアと子守り恋夜行 小説

小中大豆  陵クミコ 

切なかった

闇弐に冷たくされる夜壱に同情しながら読み進めました。
夜壱視点でお話しが進むので闇弐が好きで一途なのに、邪険にされ悲しむ姿に理不尽さを感じました。

戦時中にまだ人間だった闇弐に惹かれて、ずっと追いかけていたのが健気でした。いつかは自分の元を去るだろうと覚悟していたのに、闇弐が夜壱のせいで亡くなって彼を吸血鬼にするのです。

蜜月期を過ごして新宿に定住してから、闇弐に嫉妬した他の吸血鬼達…

0

黒王子はいじわるに溺愛中 小説

小中大豆  カワイチハル 

攻めが良かった!

あとがきによると先生の作品の中でも「『カチンとくる攻めランキング』の上位にランクイン」とのことだけど、特にカチンときませんでした。
むしろいい男だと思ったし、後半のメロメロっぷりには萌え転がりました。

受けは初めてのバイトとはいえ、皿や卵など割れるものはとにかくやたら割る、緊張しすぎてお客様には無愛想になってしまう、仕事の手はとにかく遅い……etc
受けのせいで余計な仕事が増えるという超…

2

盗賊王の溺愛花嫁 小説

小中大豆  石田惠美 

君は綺麗だ

何が一番心に残ったか、どこが好きか?と問われたら、アータシュ(攻め)と朱璃(受け)の会話の部分と答えます。
攻めがひと回り年上の年の差カップルということを頭の片隅に置いて二人のやり取りを読む。
気位は高いのに素直で真面目なツンな朱璃と、何を言われても受け止めよう、だって可愛いんだもんのデレなアータシュ(清潔感のあるエロオヤジ!)。二人のお喋り部分が待ち遠しくて地の文を読むスピードが上がる上がる…

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