もち木地
待ちに待った、梶ヶ谷ミチル先生の新作!
なんだけど、オメガバースへの挑戦⁈ は、私も意外でした。
BL自体がファンタジー他ならないんだけど。梶ヶ谷先生といえば、日常を丁寧に描いた、
「放課後の不純」や「成長痛」などの、青春の1ページを描く名手だと思っていたし、
このエッチな表紙を見て、なんか違う⁈ 感は否めない。
…どうしちゃったんだろう?
物語は、連れ子同士の再婚で義兄弟になった…
元々は「小説家と家政夫・2」をまとめたものを改題したものの様です。
ふんわりと当て馬として登場した仁科の物語。
「小説家と家政夫」で、登場した際は、過去に仙石原と身体込みの関係もあったようなのだが、
線の細い、神経質そうな感じで。再登場の本作では、「放課後の不純」に登場した修ちゃんの様な。
魔性の美人さんになっている。そこはかとなく、いや色気ダダ漏れ、新人俳優の怜史を一目で夢中にさせる。翻…
いい意味で、今時の言葉で言うところの、『抜け感』というか。
このゆるふわの絵と伴って、ちょっとイケメンの男に「俺、ゲイだから。」と、触られ、
エッチなことをされ。オッパイが大きな女の子が好きだった筈なのに。
どんどん流されていってしまう、尚樹。
お酒で気持ちよくなってしまったら、自ら結構大胆にもなってしまえる。
あっさり先生のを咥えてしまえる。そんな自分に大して驚いてもいない。
とにか…
「放課後の不純」当て馬、修ちゃんの救済措置スピンオフ。
ここから読んでも全然OKなカップルの話。桐原が男前で、強引な肉食系で。
宏明に失恋して、メロウな気分になっている修ちゃんとしては。
このくらい強引に奪ってくれなくちゃ、その気も起きない。っていう。
出逢いはワンナイトスタンドのつもりだったけど、どんどんハマって行ってしまう。
けど、始まりがそんなだったから、お互いがお互いの気持ちを探…