Sakura0904
大学生になって同棲を始めた沢木と水谷の後日談。水谷に迫る沢木が甘いのはもちろん、そんな彼を毎回受け止める水谷も、仕方ないなぁという表情が甘くて、付き合い始めよりもっと熱さが増しているなぁと感じました。ただ、お互い学部も違うし、バイト先や仲間も違って、同じ大学同じ家とはいえ、四六時中一緒にいれるわけはなく。そういう離れている時間があるからこそ、いつまでも相手に会いたいという気持ちを持てるものだと思…
水谷のことが好きだった向井ですが、前巻では振られてしまいましたから、こちらで水谷以上にちゃんと本気になれる人と出会ってくれてとても嬉しく思いました。見た目からしても向井はもっと遊べるタイプのキャラかと思っていたけれど、意外とガードが堅いというか、寂しく1人でぽつんといる姿がいじらしくて放っておけないような雰囲気を纏っているんですよね。アメリカ帰りなのに、そういうギャップがたまらないなと。
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高校生らしい爽やかな雰囲気はもちろんありつつ、濡れ場の割合も結構多くて、タイトル通りメイン2人の不純な行為もたっぷり楽しめる作品でした。部活で汗を流したり勉強したりするのも青春、同じように、好きな人と欲求のままに繋がるのも青春ですね。序盤からずっと気になっていた水谷にぐいぐい迫る沢木が男らしく、こんな風にずっと積極的に好意をアピールされたら、性別など関係なく落ちちゃうよなぁと思いました。
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◆忘れた夏まで会いにいく(表題作)
教師と生徒ものって雰囲気は素敵だと感じても、なぜか自分の好みにドンピシャでハマることが少ないのですが、こちらはすごく萌えました。田舎の夏の情景に、教師の町田と生徒の大河のたわいない会話が合わさって、汗ばむ季節の刹那の熱量が伝わってきて。町田がついこの間まで自分も生徒だったくらいの年齢なので、生徒とあまり壁を作らず無邪気に遊ぶところもリアルだし、教師らしくない…