三枝シマさんのレビュー一覧

砂の国の鳥籠 小説

成瀬かの  三枝シマ 

書き下ろし部分あって良かった

はぁ(*´Д`*)ポポンッ
良かったぁっていうのが読み終わった時の気持ち。
これは書き下ろしが無かったら、涙涙で終わってたよね。
ほかの方が書かれてるけど、記憶のないハル同様、何があったの?どうして?って読んでいくうちに惹き込まれてしまった。
記憶のないハルもそんなハルを見守り続けたイドリースも辛かったろうなと思いつつ、幸せになれそうで良かったε-(´∀`*)ホッ
さらにそれを見続け…

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それぞれの後日談

ショコラ文庫13作品の後日談がつまった1冊。
勿論13作品の本編をすべてを読んだわけではありませんが、
好きな作品の後日談を読めるというのは、なかなかのウホウホであります。

ただ、あまり愛着の無かった作品については、
「この本編読んだのに、覚えてないや~」ということが生じてしまうのが
何とも切ないところ。

13ある後日談の中で、お気に入りは、
「僕のかわいい狼さん」「コタのお…

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終わることのない悲しみを 小説

夏乃穂足  三枝シマ 

悲しい

元の方が好きでした。
大筋は一緒なのですが、端々に「……ちがう」というところがあって。
しかも私が勝手ながら「いいな」と思っていたところばかり変わってしまっているのが悲しかったです。
出版されるにあたり改稿されたのだと思いますが、元の作品が好きだった私としては「どうしてそこを変えてしまったの」という気持ちになってしまいました。
デビュー作は、素晴らしいものにさらに磨きがかかったといった感じ…

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砂の国の鳥籠 小説

成瀬かの  三枝シマ 

一風変わったアラブモノ

帯『何も思い出さずに俺の傍にいてくれ―。』

アラブテンプレではなく、一風変わったアラブモノです。
何故ならこの主人公、ハル〔受〕はアラブの宮殿に軟禁されてはいるけれど記憶喪失なのですな。
記憶喪失だから何だどうなっているのか分からない。
その導入部分から、徐々に記憶を取り戻して行く過程が書かれています。

イドリース〔攻〕もアラブにありがちな強引な俺様攻めではなく、傍らについていて…

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終わることのない悲しみを 小説

夏乃穂足  三枝シマ 

それぞれの事情

改行の多い短いセンテンス。
思わせぶりな冒頭部。
病気、いじめ、虐待、etc、それぞれが背負っているたくさん過ぎるトラウマ。
「いわゆるケータイショーセツって奴ね。」
って、ともすれば揶揄されるような要素が満載。
ですが、この満載のパーツを、この物語には必要な要素なのだと、説得力を持たせて上手く収めてあると思う。
人にはそれぞれ過去があって、それが今の生き方に影響するのは必然。
そん…

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砂の国の鳥籠 小説

成瀬かの  三枝シマ 

読者も記憶喪失感覚

レビューなどの事前情報を得ずに、
まっさらな状態で読んだ方が、より楽しめるかも、と思いました。

というのも、記憶喪失の受が目覚めてから得る情報が
とにかく少なくて、読み手が理解するのも一苦労。
でもそれが、受の心理状態と一体化できる要因になっていて。

つまり、【記憶がない=情報がない】という状況を
受と同様な気持ちで、模索していくワケです。
なぜ?
どうして?
なんで?

4

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どれも良かったよ~♪ありがと~♪

忘れた頃にやってくる応募者全プレ小冊子、ショコラのアフターストーリー集は豪華版でした!

ショコラ文庫創刊から前半期発行のうちの13作品のショート集。
うち本編7作品は、橘には珍しい新刊オンタイム既読のタイトルで、それらのちるちる評価は“萌え”以上ばかり^^
その評価を1ランク上げても良いと思えるショートもあったし、本編未読だけど、このショートから購入を考えている作品もあるんです~!
ま…

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砂の国の鳥籠 小説

成瀬かの  三枝シマ 

ちょっと入り込めなかった・・・。

今回はちょっと内容が難しいというか、中々入り込めないんだけれど、先が気になってしまう。
アラブもので、しかも記憶喪失もの!
記憶喪失だから謎が多いし、どうしてそうなったのか?前の二人の関係は?って気になってドンドン先に進んで行くんだけれども、そのせいなのか?私の理解力が足り無いのか、中盤あたりはあまり覚えていない。

ただイドリースのハルへの想いだけがすごく苦しくて切なくて、っていう…

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砂の国の鳥籠 小説

成瀬かの  三枝シマ 

アラブ物だけどアラブじゃ無い

前半部分ではハルが目覚め、全ての記憶が無くなっているのに初めて目にした相手を
まるでヒナの刷り込みのように無条件で子供の様に懐きまくるハルとまるで姫にでも傅くがごとく
甲斐甲斐しく世話をするイドリース。
目覚めてからは砂漠の砂が水を吸収するような速さでイドリースと会話し次第に体力も戻ってくると
自分が寝起きする家がまるで鳥籠のような部屋でイドリース以外の出入りは無く、
不自然に感じはじめ…

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砂の国の鳥籠 小説

成瀬かの  三枝シマ 

アラブ苦手でも、このアラブなら大丈夫!

待ってました!成瀬かのさんのアラブもの。
実はとっても不安だったんです。
あらすじを見ても、内容はほとんど伏せてあります。
彼等の性格も見えないし、これが傲慢俺様の攻めで、ラストに向かってベタコテになったら・・・というアラブもの王道展開への苦手要素が頭をかすめて。
しかしですねー、やっぱり成瀬さんでした。

目が覚めると自分は部屋の中の鳥籠の中で寝ていて、身体がいうことをきかない。

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