伊東七つ生さんのレビュー一覧

人魚姫のハイヒール 小説

安西リカ  伊東七つ生 

女装系は避けてたけど

秘密の共有、二人の時間、喜んで貰うために健気に健気に努力して女装する瀬戸が愛おしい!悩んだりもするけど、うじうじせずポジティブなのが好感持てます。
すれ違ってしまうのは切なすぎたけど、女装が良い塩梅に2人の気持ちを表してて、かえって男らしさも感じられました。
一番ドキドキしたのは女装するための、特殊な下着なんですけどね!!

女装姿が好みでメイクをして自分の手で変えていくのが楽しくて好きに…

1

神さまの飯屋 小説

成瀬かの  伊東七つ生 

世界観が楽しい

不思議な世界だったなぁ〜〜。
鳥好きなので、パラダイスです。

ただ、それぞれに抱えたものは重かった。

ご飯は美味しそうで、変な生き物がいっぱいで、世界観を楽しみました。

剛毅さんが、琳也くんと生きていくと決めた後、もうちょい余韻が欲しかったかな。
唐突に終わった感じがしました。

0

愛に目覚めてこうなった 小説

名倉和希  伊東七つ生 

かなりキテる

名倉先生も全作制覇したい先生のお一人で、こちらは2012年作、初ショコラ作品とのこと。気分だだ下がりな出勤時の御供だったのですが、笑いを堪えるのが大変で最高、気分爆上がり、本当感謝感謝でした。本編250Pほど+あとがき。

総務部でこまこまキリキリ働く可愛い倉知。ニコニコお仕事をばりばりしてくれるのでついたあだ名が「総務部の小人さん」。同期の営業で寮が隣部屋である徳竹に「相談したいことがある」…

2

初恋の諸症状 小説

海野幸  伊東七つ生 

くしゃみで吹き飛んでしまった。

最初お相手が一之瀬かと思ってた(笑)

しかし、ちゃんと最後まで大好きな人を見失う事なくご都合主義な三角関係もなく、しっかりと二人の関係が描かれており二人ともとっても魅力的で、想いが通じ合うのを願って読み進められる良いお話でした。

最後久我も同じキーホルダー使ってたのは予想通りだったけど、うまくそこに話を持っていったなぁと感心致しました。
どれぐらいのサイズなのか興味深々です。木刀キー…

1

片思い 小説

木原音瀬  伊東七つ生 

BLらしい・ベストツンデレ吉本

“このままだと、このままになる。”

2組。
吉本/三笠組:好きな同性が彼女に求婚しようとしている・お前はゲイだろーが!プロポーズ前に男を送り込んでやる!(自分がそいつをスキ…絶対言えないけど)
門脇/先生組:先生、僕に気があるのか、スッパリ断るけど、でも居心地良いな……ズルズル

どちらもBLコミックのような展開といえるので読みやすいのではないでしょうか。木原さん独特の心理的ヒリヒリ…

1

近距離恋愛 コミック

伊東七つ生 

“2人だから”の関係性

距離が近すぎて互いの関係が見えない幼馴染の恋。
近くにいるから何でも知ってる、分かり合えてるって幻想。
相手のこと本当にちゃんとわかってる?と考え始めてやっとスタートライン。
他収録作も関係の再発見、再構築な一歩踏み出すまでの話。

(2013.3.16)

0

片思い 小説

木原音瀬  伊東七つ生 

あまコノハラ

内容は2組のカップルの物語で、元々2つの「片思い」とスピンオフの「あのひと」を合わせた新装版となっています。だからか、とっても分厚い。

「片思い」
高校時代の友人3人組。吉本と門脇は大学生、三笠は就職し社会人。
三笠は高校時代に2人に男の方が好きな事をカミングアウト。
だが実は吉本も…
吉本は誰にも言わずに好きなクラスメイト(♂)の親友ポジションにいたのだが、何と三笠も同じ子が好きだ…

0

ロマンスの箱庭 コミック

伊東七つ生 

美しさの説得力

商業BLの界隈ではやりづらいんじゃ無いか〜と思っていたら、案の定今は一般紙で活躍されているようで安心しました。これだけの画力と表現力がありながら、BLのフィールドで跳ねなかったからといって、それが評価の全てになるような方ではないですね。

絵が美しいです。美しい絵は、作品の中の美しいものに説得力を与えます。美しいものが沢山出てきますので、この絵あってこのお話。
BLというより"男性…

1

人魚姫のハイヒール 小説

安西リカ  伊東七つ生 

『トロフィーワイフ』じゃなくなる過程が面白くて

私、スピンオフの『舞台裏のシンデレラ』の方を先に読んでしまいまして。そちらが大層素敵だったものですから、翻ってあとからこちらを読んだ訳なんですけれども。スピンオフとはちょっと違ってこちらは本当に『直球ど真ん中勝負』のお話でした。
高評価なのが良く解ります!

レビューも大変多いので、グッと来た所だけ書きます。
瀬戸が加賀谷の愛を得る為に一生懸命頑張る姿は私も可愛いと思います。
何と言って…

4

三千世界で君を恋う 小説

綾ちはる  伊東七つ生 

人の生き死にについて考えた

2019年3月に綾ちはるさんがしばらく活動を休止すると聞いてかなり寂しく思いました。
今作品は『イエスタデイをかぞえて』と同様に死が大きなテーマになっていると聞きまして、なかなか読み始められませんでした。いや、そのテーマがダメっていう訳じゃないんです。割と好きと言うか、読んでしまう傾向が強いのですけれども。「しばらく読めないのならもったいない」と無意識に思っていたのかも知れません。

死は愛…

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