伊東七つ生さんのレビュー一覧

ほとおり星/2人の余熱 コミック

伊東七つ生 

短編のお手本

作家さんの新規開拓中に見つけた作品。

絵柄に抵抗がなかったのとお手頃価格でポチ。

世界観が東洋系ファンタジー、しかも余計な描写がないので、一読めはぼんやり読んでふーん、良いお話ね。くらいでした。

再読したらあらあら素敵なお話でした。

何を書いてもネタバレになりそうでレビュー難しい。

BLというよりは戦時下の師弟愛です。背景に戦争って難しいと思いますがお上手です。

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近距離恋愛 コミック

伊東七つ生 

短編集

◾️近距離恋愛
とても珍しい始まり方で、終わり方も珍しくて、後日談含めスッキリしなかった。スッキリしない話も好きなんですけど、それにしてもというか。

◾️影のわずらい
全体的に暗いので、終わり方もストレートに読んだら"気持ちを確かめ合う"って流れなんでしょうがどうもホラー。

◾️床屋のカノン
この話が特に好きです。田舎の寂しさがギュッと詰まった最後に希望がある…

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ニコラと花咲く国の暴君 小説

一滴しぃ(Si)  伊東七つ生 

面白かった〜

Si先生の作品は初読みでした。
2018年に商業デビューされたようですので、まだ三年なんですね。

とても読みやすい文章だったのと、Si先生があとがきで触れていたように◯ィ◯ニーアニメをイメージして書いたとありましたが、とても素敵なファンタジーでした。

あらすじに「植物を操る力を持つ不思議な人々の島・アマネア」とありますが、彼らの能力だけでなく人柄や暮らしぶりがとても魅力的でした。島自…

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chocolat bunko after story collection vol.3 グッズ

弱い

「まばたきを三回」の番外編読みたくて入手。どうにもこうにもこのタイプのお話には弱くって泣いてしまったので2と合わせて評価を神にしました。以下読んだもののみコメント。

1.夏の残響 凪良ゆう先生 「まばたきを三回」番外編
  一佳と一緒に暮らし始めて3年。村で絵を描いていた令が、学生帽に
  白い開襟シャツを着た不思議な印象の青年に出会います。
  青年は市川史郎と名乗りましたが、どうや…

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ロマンスの箱庭 コミック

伊東七つ生 

不思議な世界に浸る

4つの短編と、前後編のものが1つ収録されています。
どれも不思議な世界で、読んでいる間、世界観にうっとりします。

【ロマンスの箱庭】 萌
夜というのは不思議に満ちてますね。
暗闇の中というだけで、昼間の光の下と同じものが全く違うものに見えてきます。
とある芸術学校(魔法学校っぽい感じもある)の寮生で、朝型のマサタカの知らない世界を知っている夜型のひろみ。
知らないものは知識で補おう…

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近距離恋愛 コミック

伊東七つ生 

ノスタルジックな雰囲気がたまらない

伊東さんの作品に漂う不思議な雰囲気が好きです。
作画なのか、背景なのか、全体的に暖かいノスタルジックな空気感がありますよね。

【近距離恋愛】(2話+後日談) 萌
幼稚園の頃から風呂屋の河(コウ)にプロポーズしては、断られ続けて来た酒屋の大輔。
そんなやりとりが続いて20年、突然返ってきた「いいよ」という返事に大輔は…。
大輔が考えなし過ぎて…。
考えなしで、思い立ったらすぐ行…

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花とスーツ コミック

伊東七つ生 

心のささくれ、治ります

この間からほのぼのした気持ちになりたくて、本棚を漁っておりました。
やっと見つけた。

植物園のような市営公園を舞台にした話と、離れ小島の話が収録されています。

【花とスーツ】【花とスーツとそのその秘密】【花束とスーツ】
【雪とスーツと次の春】(描き下ろし) 萌2
市営公園の嘱託職員として働く文と、役所の偉いところから左遷されてきたらしい蓮池。
生真面目で無表情、言葉数が…

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近距離恋愛 コミック

伊東七つ生 

表題作がもっと読みたい

◆近距離恋愛(表題作)
 この作品のページ数がもっと多かったらなぁと思わずにはいられませんでした。先のことを何も考えずに、ただ河と一生仲良く遊んでいたいという理由だけで、幼い頃から彼に結婚しようと言い続けた大輔ですが、いざ本当に受け入れられたらどうしていいか分からない。でも、河も大輔が考えなしに求婚していたのは分かっている上で、自分はそういう意味で大輔を好きだと伝えるんですね。

 その後は…

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花とスーツ コミック

伊東七つ生 

スーツの砦にしまってあるもの

◆花とスーツ(表題作)
 ビジュアル的に、あまり見かけないタイプの攻め受けで、新鮮な気持ちで読めました。攻めの平岸は顎髭を少し生やした優男、受けの蓮池はスーツの要らない職場でもスーツ姿を崩さない、元市役所職員。蓮池がプライベートでの付き合いに頑なに抵抗を示すのはなぜなのか。その理由は確かに重く、シリアスな内容ではあったのですが、そこばかりにフォーカスされるわけではなくて、あくまで2人の新たな関係…

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近距離恋愛 コミック

伊東七つ生 

味のある短編集

短編がお上手ですね。読後、余韻が残るお話が多くてなかなか良かったです。

小さい時から兄弟のように仲良く育った幼なじみ。青年になって付き合うことになったら、どうやって恋愛していいか分からない、最初はそんな二人のお話でした。
酒屋さんの息子と、お風呂屋さんの息子。下町情緒がいい。

他に、何か不思議な感覚を共有する年の差親戚同士のカップルや、ボロアパートのお隣さん同士のお話がありました。

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