飯田実樹さんのレビュー一覧

空に響くは竜の歌声 天穹に哭く黄金竜 小説

飯田実樹  ひたき 

オヤジ達に泣かされてしまった。

なんだかんだしつつも、今までは幸せな終わりだったと思いますが、ここにきて辛な部分が。 国としてエルマーンが今に至るまでにはやはり大変な出来事もあったであろうとは思ってましたが、こう来たか! もう今回は本当に神からの新しい試練とでもいいましょうか、辛いお話だった。 戦いから引くことを選ぶ竜王も正しいし、国の為に戦うことを選んだ親父たちも正しい。 その結果がオヤジ達の死を意味するものだとしても止められ…

2

殉愛という名の純愛 小説

飯田実樹 

とても悲しい愛の話

フェイワンの父であるランワンと8代目龍聖のお話。
本編でもかなりのインパクトのあったフェイワン誕生までの話なのですが、一体どんな悲劇だったのかと思ったら想像以上の悲劇っぷりに涙。いやもうだばだばだーです。

時は明治、日露戦争の真っ直中で軍人に憧れていた龍聖ですが、ご一新によって守屋家に代々受け継がれてきた儀式の作法もろもろを失ってしまったことにより、我が身に起こることを知らぬままにエルマー…

3

御祝 小説

飯田実樹 

熊本地震復興応援本

竜歌番外編同人誌。熊本地震の震災復興応援本として出されたものだそうです。
シィンワンが眠りについてから、暫くしたあたりのフェイワンと龍聖のお話。

エルマーンの友好国に世継ぎの誕生の知らせを受け、その御祝の式典に招待されたフェイワンが、シィンワンが眠りについてからというもの気落ちしていた龍聖を元気づけようと、その式典に一緒に参加しようと誘うことからお話が始まります。
フェイワンをはじめ、他…

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空に響くは竜の歌声 天穹に哭く黄金竜 小説

飯田実樹  ひたき 

おじさま萌族は読むべし!

竜歌シリーズ第4弾。
建国の父と呼ばれた2代目竜王ルイワンと龍聖のお話です。
通算5冊目、シリーズ4作目ともなるとこの世界観にも慣れ親しんできて、若干のマンネリを感じてきました。
というのもですね、基本的にこの世界のシステムというか約束事があるために、どうしても出会いから結ばれて子供を産み育てるという過程が必要。そしてその過程がどの時代の竜王龍聖であっても基本的には絶対なので、多少の性格の違…

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空に響くは竜の歌声 黎明の空舞う紅の竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

エルマーン建国話

シリーズ第3弾、エルマーン王国建国の物語です。
竜王がどのようにして誕生したか、エルマーン王国をどのようにして築いたか、そして龍聖との出会いと次代へと脈々と受け継いでいく誓約のはじめの物語です。

今までの作品は甘くて口当たりの良い、一般的にスパダリと呼ばれる攻が、ただただ龍聖をベッタベタに甘やかし愛し尽くして好き好きホールドでもっていちゃつく展開が多かった印象ですが、この巻ははじまりの物語…

2

空に響くは竜の歌声 暁の空翔ける竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

平和な世代の甘いお話

竜歌シリーズ第2弾。
前回のファイワン×龍聖の息子シィンワンの話です。
私は前作のCPがとても好きでしたので、正直今回のCPには少し物足りなさを感じてしまいました。
シィンワンも今回の龍聖も、どっちもが優等生で良い子だったのが原因かもしれません。
良い子萌えをあまりしないので、龍聖があまりにも素直で純粋で幼かったのがね、何だかちょっと……18歳にしては純粋すぎるというか、最初からそこに突っ…

2

空に響くは竜の歌声 天穹に哭く黄金竜 小説

飯田実樹  ひたき 

彼らの生き方

大好きなシリーズ、今作は二代目のお話。
先の方が詳しくレビューされてるので、思いつくままのレビューで失礼します。

読み始めての正直な感想は「またこのパターンか」でした。
竜王とリューセーは惹かれ合う者同士ですし、すぐ様ラブラブになります。
そして子を産み育て…と、今作も例に漏れず同じルート。
それぞれの王とリューセーは個性があって一概に同じとは言えません。
今作の竜王・ルイワンは穏…

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御祝 小説

飯田実樹 

フェイワン×龍聖の番外編。

2017年11月12日に開催されたCOMIC CITY熊本1で、熊本地震復興記念限定本として刊行された同人誌。A5サイズで52pある、ボリュームのある同人誌です。
飯田さんが書かれたあとがきによると、

熊本地震で倒壊したグランメッセ熊本でCOMIC CITY熊本1が開催されたのに合わせて、復興記念として無料配布された作品

のようです。

飯田さんて熊本の方だったんですねえ。被害が…

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「ちからひと」空に響くは竜の歌声 天穹に哭く黄金竜 コミコミスタジオ特典SSペーパー グッズ

ほのぼのな家族のお話。

コミコミスタジオさんで購入するといただける特典SSペーパー。大きさはB5サイズ、厚手の紙を四つ折りにした造りになっていて、両面に小説がモノクロ印刷されています。

内容をざっくりと。すみません、ネタバレ含んでいます。







本編でも初代リューセーが相撲を教えた、という件がありましたが、このSSでも、二代目リューセーがまだ子どものスウワンに相撲を教えている描写から始まりま…

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空に響くは竜の歌声 天穹に哭く黄金竜 小説

飯田実樹  ひたき 

泣けたー!

二代目竜王とリューセーによる、エルマーン王国建国編の完結巻になります。

シリーズ大ファンの私ですが、正直、ややマンネリ感はあるかなぁと感じました。特にリューセー降臨→二人が出会って夫婦の契り→共に心を通わせ合い妊娠・出産という前半部分ですね。と言っても偉大なるマンネリ感と申しましょうか・・・。毎度のこのパターンに相も変わらず大変萌えるのですが(^^ゞ
しかし、「この後はなんか事件が起こって…

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