宮緒葵さんのレビュー一覧

掌の檻 小説

宮緒葵  座裏屋蘭丸 

精神的に怖いサイコホラー

友人に借金を負わされた会社員・数馬(受け)は、高校の同窓会で弁護士になった雪也(攻め)と再会。
取り立て屋に襲われたところを助けられ、雪也のマンションに匿ってもらうことになり…。

宮緒作品お馴染み(?)の、受けがヤンデレ攻めにジワジワ追い詰められていくサイコホラー。
オチはある程度予想できてしまいますが、優しそうな顔で受けを洗脳していく攻めの手口がとても巧妙かつ不気味で、大変楽しく読めま…

23

愛犬調教 小説

宮緒葵  兼守美行 

あっちを向いてもこっちを向いても、犬は犬w

前作『愛犬志願』で、旭に救われた麗しの犬神・江雪。
まともそうな人(犬?)に見えた江雪だったが、
なんのなんの安綱に負けない暴走変態犬でしたww


神支那家の末席に連なる篝、17歳。
かつて無情にも両親を使い捨てにされ見捨てられた恨みを晴らすべく
たった一人、いやいや一人と二匹で、犬神使いとして生きてきた。
仇は神支那本家。

後継の律が禍神・江雪に逃げられて、
篝はチャン…

4

蜜を喰らう獣たち 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

イービスが不憫!!(笑)

ここのあらすじを見て買ったのですが、これはシナト×ナギの表記だけではなくてイービス×ナギの表記もいるのではないでしょうか?
最初はシナト×ナギだったのにイービス×ナギも後半からがっつり絡んでくるので3P苦手な人は注意が必要かも…
とはいえ、エロエロが大好きな人にはたまらん内容だと思います。笠井あゆみさんの挿絵も超美麗でした。(*゚∀゚)=3ムハー


主人公・ナギは「蜜花」と呼ばれる、シ…

7

ハネムーンクルーズは絶体絶命 小説

宮緒葵  緒田涼歌 

小児用ぱんつ…もとい白き至宝を巡るチャイニーズマフィアの抗争www

ぱんつ(´゚ω゚):;*.ブフォッ!
油断するとふくから危険www
めっちゃ笑えるこの本。

もうねーハイスペックな攻めなんだけど…伊吹とぱんつが絡むと変な人www
毎食前後にぱんつに祈りを捧げたり、スーツの内ポケットにぱんつ専用ポケットがあって当然のように持ち歩いてたり、伊吹の小児用ぱんつ(幼少期に強奪)を白き至宝と言ってはばからないしね。
めっちゃシリアスに仕事の話をしてると思え…

10

忘却の月に聞け 小説

宮緒葵  水名瀬雅良 

宮緒作品の初心者向け王道

ファンタジー色のない、純現代学園モノです。御曹司とちょっと生まれに事情のある一般人を扱っているので学内ヒエラルキーはほどほどに、身分差は色濃く描かれておりますが、そこまで特殊な感じは受けませんでした。
宮緒さんの作品では最早定番なワンコ攻めではありますが、この作品はワンコ度も低いしネジも飛んでないので他作品に比べてとっつきやすいかもしれません。逆にいつも以上な宮緒さんのワンコを求めている方には物…

2

忘却の月に聞け 小説

宮緒葵  水名瀬雅良 

宮緒作品の王道的な ※微ネタバレ?

後書きで宮緒さんもおっしゃっていたように、珍しく攻め受け両方とも現代社会の高校生で、記憶喪失ネタという王道テーマですが、展開などは宮緒作品の王道という印象でした。

最初は攻めのことを憎んでいたにもかかわらず、(記憶喪失をきっかけに)攻めの本当の思いを知り愛に気がつく…といった流れは今までの作品にもあった傾向じゃないかなと。
なので宮緒さんの作品が好きな私としては、いい意味で先の読める展開を…

5

忘却の月に聞け 小説

宮緒葵  水名瀬雅良 

「犬」は堪能できますが……

執着攻めに定評のある宮緒葵さん、
本作の攻めも例によって「犬」で、
例によって幼児退行もあります。

義兄×義弟で、高校生物。
愛人の子の受けは、攻めには毎夜犯され
義母(攻めの母親)には淫売と罵られ
苦労の耐えない日々を送る。
ある日ぶちギレて攻めを拒絶したら
その直後、攻めは交通事故で記憶喪失に。
心が子どもに戻った攻めにほだされ
攻めに性的な手解きを…
という、ちょっ…

9

渇命 小説

宮緒葵  梨とりこ 

だめだった。。

「渇仰」の続編。
これ、レビューしようかどうか迷ったのですが、”しゅみじゃない!”もやっぱりレビューしておくべきと思い直し、書き込みます。

本当にだめだった。渇仰で宮緒葵さん初読みでしたが、この続編を読んでもう今後は無理、と思った次第。

イケメン俳優が、特に取り柄もない受けにひたすら執着するという、設定としては受けに感情移入すると気持ちいい系の分かり易いものでした。
しかし、この犬…

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渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

盲目の執着

実はだいぶ前に読んだのでかなり忘れてます。
が、いわゆるワンコ攻めでなかったことだけは強烈に記憶されております。耳としっぽが見えるワンコではなく、ただひたすら受けに愛されることを人生の目標とする、自分を持たない犬、それがこの作品の攻めでした。

攻めは幼なじみだがいったんは離れて、今はイケメン俳優。受けは会社を解雇されたばかりで、特に取り柄もなく途方にくれる。しかし社会的には成功者の攻めにひ…

3

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

一途攻が可愛い!

宮緒葵さんの作品は、私にとって、今一つ萌られないものも時折あって読もうかどうしようか、買ってあったのですが少し放置してあった本でした
あらすじや、皆様方のレビューを見て、やっぱり読んでみたくなり手に取ってみました。

結論として、滅茶苦茶面白かったです。
表紙の小山田あみさんの美麗なイラストから勝手にシリアス調を想像していましたが
いやいやいや、いい意味で裏切られました(笑)

架空…

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