宮緒葵さんのレビュー一覧

祝福された吸血鬼 小説

宮緒葵  Ciel 

一際際立つ人間の醜さ

吸血鬼もの、初挑戦でした。
何度か気になってはいたジャンルだったのですが、特に縁もなく。
今回、表紙イラストに心奪われタイトルが気になり購入。

読む時は注意してください!!
何度か、ふふっと笑ってしまうシーンが来るので、周りに人がいない状況で読む事をオススメします。
なのに、コメディ要素だけじゃなく、切なかったり焦れったかったり。
この1冊にはたくさんの素敵要素が詰まってました。

4

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

残念ながら

ついていけませんでした。
設定、展開、気持ちの推移。全てにおいて「ええ~、いくらなんでもあり得なくない?どうなの?」という思いが消えず(ホラー部分以外で)。レビューを読んだ限りでは途中から面白くなっていくイメージだったので、何とかもう少し、もう少し、と読み進めました。それが3/5ぐらいまで続いたでしょうかね。
皆さんおっしゃっている「怖い」展開に入ってから、やっと普通に読めるようになりました。…

3

ぱんつを穿きたい3日間 小説

宮緒葵  梨とりこ  青山十三  黒岩チハヤ  雪路凹子 

こちらも濃いです。

『渇仰』『渇命』と読み、こちらを読みました。
順番的にはその2作の間のようですが、渇命で「うひぁあ…」となった後だったので、今作のアホらしさで少し浮上できました。

アホらしい…とはいえ、達幸の「あーちゃん」熱は変わりません。
やりまくりで、明良のお尻の頑丈さに感心してしまいます。
精液を腹にためたまま・繋がったままでの排尿シーンがありますが、尿だけ?腹は下さないのか!?…と思ったり。

3

祝福された吸血鬼 小説

宮緒葵  Ciel 

コミカルなのにせつないとは……上手い!

あ、眩しい!イラストも文章も。
それなのに、いつものように「ぶっ○け」ちゃうんですね。
その部分は、いつもいきなり文章がお下品になる。
そういう宮緒さんが大好きです。

ほぼ時期を同じくして刊行された「桜吹雪は月に舞う」が、黒髪・しっとり系だったせいか、こちらの「ザ洋物」は筆が踊っているような書きっぷり。書いている最中は当然のごとく色々ご苦労もあるのでしょうが、とっても楽しそうです。

4

桜吹雪は月に舞う 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

犬とか蛇も出るけど、それだけじゃない

お恵渡を舞台にした、これはまた別の話(こっちも続編を是非!)。
光彬さまご夫婦の活躍した時代から二代後のお話です。そして、今度はお白州ですよ、お白州。お白州と言えば「あの人」と決まっていますよねっ!

「華は褥に~」のシリーズ(まだ二作しか出ていないけれど、シリーズ化するはずだと勝手に決めている)の皆さんより、主人公の好文はちょっと若くて世間知らず。おぼこい印象です。登場する皆さんもあまり裏…

3

華は褥に咲き狂う~鬼と剣~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

時代劇エンタテインメント(シリーズ化望む!)

御台所が男でそれも攻めというぶっ飛んだ内容の前作にウヒョウヒョ言ったのは私だけではない様で、待望の続編が出ました。嬉しい!楽しい!

このシリーズは「スパダリ受け」の傑作だと思うのです。特に光彬さまなんてKing of スパダリですよね。将軍様という身分だけではなく、心持ちの高潔さや弱いものに対する慈悲、頭脳明晰で眉目秀麗、おまけに人心に厚く人脈も広い。無鉄砲なほどの行動力もある。(この辺、前…

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いばらの花「桜吹雪は月に舞う」番外編 グッズ

孤独な少年のお話

『桜吹雪は月に舞う』をコミコミスタジオさんで購入するといただけるおなじみの特典小冊子。B5サイズで小説部分は7P。タイトルは『いばらの花』。

という事でレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意を。







一人の少年の回想から始まります。

名もなく、保護してくれる大人もいない。
唯一自分に「人を切る術」を教えてくれた男も少年のもとを去り、彼がわずかに残してくれた…

4

祝福された吸血鬼 小説

宮緒葵  Ciel 

面白かったけど

作家買いです。Cielさんの美しい表紙にもテンションアップ。

という事でレビューを。ネタバレしてます。苦手な方はご注意を。







主人公はアウロラ。
元小国の王子でありながら吸血鬼(作中では「ナハツェール」と表現されています)へと身をおとした青年。

「魔術」を操れる能力を持っているのがごく当たり前、という舞台設定で、アウロラは王子でありながら国を守るために魔術…

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桜吹雪は月に舞う 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

宮緒さんらしいストーリー

作家買いです。ネタバレ含んでいます。ご注意を。







宮緒作品の『華は褥に咲き狂う』と同じ世界観のお話。
絵師さんが違うので、んん?どこかで読んだような設定だなあと思いつつも少し気づきませんでした。名前だけですが光彬もちょびっと登場します。
時系列でいうと八代目将軍の光彬の孫が現将軍、という設定になっています。

主人公は旗本 統山家の長男・好文。
ほぼ彼視点でス…

9

祝福された吸血鬼 小説

宮緒葵  Ciel 

先生、面白かったです!

宮緒先生の書き下ろし。
先生が吸血鬼もの? どうやって、変態犬化するんだろうと
勝手に思っていた私。
変態犬臭は薄めで、(無いとは言わない) おお、ちゃんと吸血鬼ものだ!となんだか感動。
受けが可愛くてかなり萌えました。神より萌2でお願いします。

カラー口絵は2枚。1枚目はとってもキレイな星空風景と子供時代のフロースとアウロラ。裏も着衣です、大丈夫です。
中も いたしておられる図は…

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