宮緒葵さんのレビュー一覧

桜吹雪は月に舞う 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

犬とか蛇も出るけど、それだけじゃない

お恵渡を舞台にした、これはまた別の話(こっちも続編を是非!)。
光彬さまご夫婦の活躍した時代から二代後のお話です。そして、今度はお白州ですよ、お白州。お白州と言えば「あの人」と決まっていますよねっ!

「華は褥に~」のシリーズ(まだ二作しか出ていないけれど、シリーズ化するはずだと勝手に決めている)の皆さんより、主人公の好文はちょっと若くて世間知らず。おぼこい印象です。登場する皆さんもあまり裏…

3

華は褥に咲き狂う~鬼と剣~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

時代劇エンタテインメント(シリーズ化望む!)

御台所が男でそれも攻めというぶっ飛んだ内容の前作にウヒョウヒョ言ったのは私だけではない様で、待望の続編が出ました。嬉しい!楽しい!

このシリーズは「スパダリ受け」の傑作だと思うのです。特に光彬さまなんてKing of スパダリですよね。将軍様という身分だけではなく、心持ちの高潔さや弱いものに対する慈悲、頭脳明晰で眉目秀麗、おまけに人心に厚く人脈も広い。無鉄砲なほどの行動力もある。(この辺、前…

9

いばらの花「桜吹雪は月に舞う」番外編 グッズ

孤独な少年のお話

『桜吹雪は月に舞う』をコミコミスタジオさんで購入するといただけるおなじみの特典小冊子。B5サイズで小説部分は7P。タイトルは『いばらの花』。

という事でレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意を。







一人の少年の回想から始まります。

名もなく、保護してくれる大人もいない。
唯一自分に「人を切る術」を教えてくれた男も少年のもとを去り、彼がわずかに残してくれた…

4

祝福された吸血鬼 小説

宮緒葵  Ciel 

面白かったけど

作家買いです。Cielさんの美しい表紙にもテンションアップ。

という事でレビューを。ネタバレしてます。苦手な方はご注意を。







主人公はアウロラ。
元小国の王子でありながら吸血鬼(作中では「ナハツェール」と表現されています)へと身をおとした青年。

「魔術」を操れる能力を持っているのがごく当たり前、という舞台設定で、アウロラは王子でありながら国を守るために魔術…

10

桜吹雪は月に舞う 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

宮緒さんらしいストーリー

作家買いです。ネタバレ含んでいます。ご注意を。







宮緒作品の『華は褥に咲き狂う』と同じ世界観のお話。
絵師さんが違うので、んん?どこかで読んだような設定だなあと思いつつも少し気づきませんでした。名前だけですが光彬もちょびっと登場します。
時系列でいうと八代目将軍の光彬の孫が現将軍、という設定になっています。

主人公は旗本 統山家の長男・好文。
ほぼ彼視点でス…

9

祝福された吸血鬼 小説

宮緒葵  Ciel 

先生、面白かったです!

宮緒先生の書き下ろし。
先生が吸血鬼もの? どうやって、変態犬化するんだろうと
勝手に思っていた私。
変態犬臭は薄めで、(無いとは言わない) おお、ちゃんと吸血鬼ものだ!となんだか感動。
受けが可愛くてかなり萌えました。神より萌2でお願いします。

カラー口絵は2枚。1枚目はとってもキレイな星空風景と子供時代のフロースとアウロラ。裏も着衣です、大丈夫です。
中も いたしておられる図は…

10

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

好きです御台所

美人攻め女装攻め時代物が好きなのであらすじと美しい表紙を見て即決購入。
この凛々しく男らしい上様をどう攻め落とすのかワクワクしながら読みました。

絵柄が青年だし予想ではもっと擦れてる世界観かと思いきや
上様は十代でお互いが初恋の相手でとてもピュアなお話でした。

萌えたし楽しめたのですが個人的にはあと一歩…て所がありまして
たぶんそれは、最後まで純皓の八虹の長という本来の姿を上様に…

5

愛犬連縛 小説

宮緒葵  兼守美行 

蒐集家イケメン変態犬2匹×天然たらしラブリー男子

愛犬志願は×、愛犬調教は♡、さあこれは と手に取った3巻目。
愛犬調教にいたコメディ路線の犬2匹と違って、今回はしっぽつき禍神2匹。
表紙にもわかりにくいですがしっぽ 描いてあります。
このしっぽが私にとっては効果絶大、どんな変態犬であっても
しっぽによりok♡という気分になってしまったので萌2.

今回分かったこと。主の匂いのつくものを漏れなく蒐集したいというのは
犬神の本能らしい…

0

迷宮の夜、解放の朝 小説

宮緒葵  相葉キョウコ 

これはツボでした!

宮緒作品は好きだけど苦手な私。
「渇仰」は読んだとき衝撃を受けるほど大好きだったのに、「PH3」を読んでワンコとエロのやり過ぎに一気に気持ちが減退。
前後して読んだ『鬼哭繚乱』『墜つればもろとも』『愛犬志願』は攻めの執着具合にひいてしまい、『地獄の果てまで〜』『華は褥に〜』で女装攻めに全く萌えツボを見つけられず読了。
もう宮緒先生を読むのはやめようかと思ったのですが、諦めきれず、あらすじに惹…

1

渇命 小説

宮緒葵  梨とりこ 

サイコパスホラー?

「渇仰」続編ですが、未読でも大丈夫だと思います。

少し読んで閉じてを繰り返し、読み終えるのに時間がかかりました。
面白くないから…という意味でなく単純に続きを読むのが怖い!!

攻めの被害妄想が激しすぎて、
サイコパスホラーを読んでる気分です(;´д`)
渇仰読了後の高揚感が吹っ飛びました。

サイコパスの定義のひとつに「良心の欠如」があるそうですが
こちらの攻めは欠如なんて…

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