宮緒葵さんのレビュー一覧

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

こ、これが噂の…

…御台所さまなのですね…
いや〜…この読後感。なんか凄いもの読んじゃった。
江戸時代のパラレルなんでしょうかね。男同士の結婚もありの時代もので、それでも世嗣ぎ必須の「将軍」の正妻はやはり「女」が当然のはずなのに、輿入れしてきた公家の姫はまさかの「男」という物語。
しかも、当初から将軍様との会話用の口調と仲間内での口調が全く違っていて、何か企んでる?本当にあなたはいい人なの?と疑問を持ちながら…

10

祝福された吸血鬼 小説

宮緒葵  Ciel 

毒薬・・・いや霊薬の破壊力

すごく面白かったです。宮緒さんの描く執着攻めは、やっぱり大好きです。17歳の時にラルウァによって吸血鬼にされてしまったアウロラも、500年以上生きているのに初心で可愛らしいかったです。
神評価に届かなかったのは、ラルウァに救いがなかった為だったりします。他の方もおっしゃる様に、私も彼に感情移入してしまいました。ラルウァは身勝手で強引ではあるし、不気味さはあるけれども、アウロラに無償の愛を捧げたの…

3

桜吹雪は月に舞う 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

箱入り息子が桜吹雪を背負うまで

華は褥に〜のシリーズが大好きなので、購入しました。
同じ世界観ではありますが、時代が違うので前作を読んでいなくてもあまり問題ではないと思います。

時代小説好きな為、『あっぱれ!!』なストーリーと『これにて一件落着!』というラストに興奮しました。登場人物も皆個性豊かで魅力的です。私も実醇は気になりました。刀の腕前は相当なものなのにオカンってww
あと、ワンコな桃若も。
今回はまだ序章で終…

3

白百合の供物 小説

宮緒葵  稲荷家房之介 

世界観がイイ

潔いほどの犬でした。
むしろ気持ち悪いくらいのお犬様。
何をされても、何を言われても、どんな環境下においても
ご主人さま命。
や、それはいいんだけど犬すぎてちょっと引いたというのが感想。
そこまでしなくても(´-∀-`;)

おいといて。
お話自体はとても面白かった。
対立する二つの国。
家族を殺され孤児院で育った受。
そこで仲良くなった双子がいた。
教会に引き取られるまで…

5

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

繋ぎ止められるのは自分だけ

犬じゃない宮緒先生作品が読みたいなっと思って選んだ本作。
「でも女装攻めか〜どうだろう……」と思っていましたが、なよなよしてない、妖艶な迫力美人だったこともあって割と平気でした。
というよりもむしろ「上半身は迫力美人なのに、下半身は凶悪なほど男」という攻めにガンガン突かれて啼かされる王子様系受け、という構図に萌えた。
舌なめずりしながら受けを食らう攻めが大変よかったです。

ホラー調なと…

3

堕つればもろとも 小説

宮緒葵  亜樹良のりかず 

それは邪道だと思う

成り上がり者が、決して手の届かない存在を求めるお話。
手を触れることさえおこがましい尊い存在を、それでも「どうせ嫌われてるのなら……」と攻めが貶めて汚す(無理矢理ヤッちゃう)ところが最大の萌えどころ。
身分差設定が存分に生かされてます。
なので、二人は気持ちの上ですれ違い続けて、逃げようとした受けが攻めを殺してしまうところまではパーフェクトだったと思うのです。
「姫(受け)は自分を殺そうと…

2

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

犬執事

受けが飼ってる子犬の犬神が可愛い。
しゃべれない・人化できない最弱な犬神なので、もはやただの賢い子犬ですが、それがもうひたすらに可愛い。
可愛くて常識人(常識犬?)な子なのです。
「この子が強くなって攻めになるの?!」って期待をしてしまったくらいでした(笑)

本物の攻めは、非常識な犬神(禍神)の方で。
非常識で鬱陶しくて、でも有能で家事も完璧なあたり、押しかけ執事という感じがした。

2

渇命 小説

宮緒葵  梨とりこ 

バッドエンド回避をめざして

ここのレビューが恐ろしいので、どんな凄い内容かと恐怖と不安に怯えつつ、しかし恐いもの見たさで買いましたが。

うーん、別に……普通……

いや、いい意味でヤンデレ全開だなとは思いましたが、突出してサイコな内容だとは感じなかった。
というのも、本作の攻め(ヤンデレ属性)が求めているのは「受けの監禁」であることが最初からわかっているので、「何をされるのかわからない恐怖」「どこまで堕ちていくの…

13

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

喉から手が出るほどに、渇いている

ヤンデレ好きとしては一度読まねばなるまいと思いつつ、それでも賛否両論のレビューにビビって手を出しかねていた本作。
「よし!ヤンデレ読むぞ!」という気分になった一瞬を狙って読みました。
その結果……

よかった。
大変、よかったです。読んでよかった!
そして、ビビって読んだけれど全然狂気の宴ではありませんでした。
前情報なしで読むとびっくりするかもしれないけれど、ヤンデレ枠として読めば…

4

鬼はここに居る 小説

宮緒葵  周防佑未 

鬼はどこでもいる

宮緒さんの小説を読むのは1年ぶりですが、最近作風が変わった気がしました。
語りべが相手の描写を語るところで相手をベタ誉めすぎ?(今回も攻めのことを天女と描写していた)攻めがそれほど美しいか描写したいのはわかるが、何回もかかれるとちょっとしつこいような・・・?前回も「泥船」や「沼底」でそういう描写が多く、しつこいという印象で。あまり物語があまり頭に入ってきませんでした。
ストーリーは面白かったで…

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