宮緒葵さんのレビュー一覧

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

記憶をなくしてもう一回読みたい作品


執着攻めばかりを探して読み漁っている日々です。

そんな中でこの本に出会いました。
そしてきっと宮緒葵さんでしか書けないお話です。

こういった設定はなんとなしに書けるとしても、ヤンデレ具合を出しつつ、ちゃんとした一作品として書ける人はいないと思います。

そして2~3年に一度くらい、内容が薄まった頃合いを見計らい、もう一度読んでも初めて読んだ時ようにビックリします。

あの…

4

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

この犬、狂犬につき

わんこ攻めという言葉がありますが、宮緒作品に登場する攻めは、わんこではなく本当に犬攻めという感じがする。
猛犬ならぬ盲目な盲犬かな…狂犬かも。徹底的に犬でした。
両視点で描かれているのですが、攻め視点の脳内をぜひ読んでほしい。
普通のわんこ攻めに物足りなさを感じている方、飼い主以外に懐く気がないやばめのわんこも試してみませんか?

中華風ファンタジーのような雰囲気のある、ちょっと不思議な…

4

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

わんこ攻め

変態、そしてわんこ攻めです。

1

鳥籠の扉は閉じた 小説

宮緒葵  立石涼 

囚われたのは・・・


友人でありたかった男と人生をかけて守りたかった男

表題作と書き下ろし「鳥籠の扉は開いた」の2編。

表題作は、子供時代に横暴な兄たちから庇ってもらって以来、一生守ろうと決めたの樋代組組長の妾腹の3男・帷(攻め)が家族の輪からはじき出されている同級生・雪加(受け)を守るため力をつけ、雪加を守るために大きな鳥籠の中に閉じ込めてしまうまで。
書き下ろしは、その後雪加が帷の真意を知った上で…

0

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

光彬が受けの殿堂入りしました

本当に面白いですね、こちらのシリーズは。

それにしても改めて光彬がすごい。
「光彬」という名前に含まれる「光」のパワーを改めて感じさせられました。
もう私の中では「受けの殿堂入り」です。
(他に殿堂入りしてるメンバーはDEADLOCKのユウトです)

人の痛みを知り、そして刀を持たせれば敵なしという男。
その度量の広さ、男前度、心根の清らかさ、人徳 etc etc…….

至…

3

ハネムーンクルーズは絶体絶命 小説

宮緒葵  緒田涼歌 

白ブリーフのゲシュタルト崩壊

初読み作家さん。
お試しを読みコメディの波長を感じたので購入を決意しました。
けれど先生の執筆傾向をみると『痛い・シリアス』との言葉が。
序盤のコメディ感からどう転がっていくのかと思いましたが、
終始パンツの話でした。

一生分のパンツという言葉を読んだきがする。
白ブリーフパンツの持つ能力は伊達じゃない。
何せ攻めを狙った暗殺者を地蔵に変えてボディガードにまで転身させるのです。

0

泥舟 小説

宮緒葵  minato.Bob 

沈む愛

もう!もう!最高にクレイジーでした!!
宮緒先生の書かれるイカれた攻め、たまらなく好きです。
宮緒先生の書かれる物語り、登場するキャラクター、総じてどこか狂気を孕んでいて、刺さる時にはこれ以上ないくらいに刺さるのですが、刺さらない時は、ただただ恐怖。笑
たまたま続けて読んだ宮緒作品が私には刺さらず…少しご無沙汰になってしまっていました。
しかーし。今作、ドンピシャに刺さってきた!これだから…

2

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

とことん犬

宮緒さんの攻めは、いつも大抵『犬』なのですが、今回は『とことん犬』でした。
ワンコというのは『犬っぽい登場人物(万人に対する可愛げあり)』を指すのだと思うのですが、こちらの攻めさんは犬そのものなんですね。万人に対する可愛げなんて持ち合わせていない。主人と決めた人に愛されたくて愛されたくて、忖度なんて出来ないくらい愛されたくて、最終的に人間の限界を超える所まで主人を追い詰めてしまうバカ犬です。

6

華獣 コミコミ特典SS小冊子 灰青の夜 グッズ

魔が差す瞬間

本品は『華獣』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、瓏蘭が凱焔の袍を誂える話です。

凱焔は邸でくつろいた服装を好みますが、
皇帝親子を除けば唯一の皇族男子の後見役となった凱焔は
それ相応の衣装を何着か誂えていました。

しかし、本来夫の衣服を調えるのは正妻の役目であり
男子ながらも一族の誰もが長の伴侶だと見なし
そう自負している瓏蘭もせめて袍の1着くらいは
用意してやりたい…

2

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

全ては愛しい貴方の為に

今回は騎馬民族を祖とする犲一族の長と皇帝の甥の公子のお話です。

跋鬼討伐に向かう攻様の褒章として一夜の花嫁となった受様が
攻様の過去、王家の罪を知り、攻様の本当の花嫁となるまで。

長い歴史を誇る皇国は厳しい身分制度が行き渡っています。
受様の父は同母兄が皇位に着いたのを機に臣下に下り、
広大な領地を与えられて名門貴族の美姫を娶りました。

皇帝は仁君と称されるほどの人物ですが…

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