宮緒葵さんのレビュー一覧

華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

中華ファンタジーとしては面白かったかも

絵歩さんのイラスト、中華風、花嫁というキーワードに惹かれて購入しました。中華「ファンタジー」という感じでストーリー大筋は読み物として楽しみました。BLとしては、ワンコ攻めを越えた盲信攻めにも関わらず、無理やり組み敷くシーンが多く、タイトルに「獣」という文字はありつつもちょっと行きすぎかな~と個人的には感じました。途中でそのベッドシーン含め、ファンタジー要素のキーになるのかな?と思っていましたがそこ…

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蜜を喰らう獣たち 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

ワンコ≠犬。一冊で二匹の犬を楽しめる


私の中で執着の神作家、宮緒葵先生の作品。
今回は超能力のある世界、異能小説。

屈強で最強な攻め二人と、すごく可愛らしい誘い受け。
小悪魔の受けに攻め達が翻弄される姿は最高です。

大人と子供くらい体つきが違うので体格差が好きな方にもオススメ。

普段3Pものは嫌煙してしまうのですが、この作品の攻め達は良かった!
対照的な攻め達ですが、二人とも受けへの執着がすごい。

今…

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華は褥に咲き狂う(5)~兄と弟~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

め〜ちゃくちゃスケールの大きい話になりそう!

彦十郎にめちゃくちゃ執着してた妖の存在が露わに……
玉兎と名乗るそいつは彦十郎に格別の想いを抱いていて、彦十郎亡き後は、その血を継ぐ光彬にご執心。
そして光彬と女子をくっつけて彦十郎の血を受け継いだ子を産ませようとしてる。

光彬も壮絶な人たらしだけど、その祖父・彦十郎ときたら人どころか妖までたらしこんでたとか、どーゆーことよ?!
おまけに今までのお話のあれこれは、実は玉兎が絡んでいるら…

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奈落の底で待っていて 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

綺麗な挿絵に惹かれて、期待しすぎた

笠井あゆみさんの表紙絵が素晴らしく綺麗。
でも中身は、私には楽しめない内容だったので、ガッカリ。

父の借財の形に妓楼に売られた伯爵令息の馨。
初夜を競り落とした客は実業家となった学院時代から薫に憧れていた千尋

世間知らずの華族の嫡子、薫は、自分は苦しんで贖うべき罪があると思い込んでいる自虐嗜好。
助け出そうと身請けを申し出る千尋の好意を袖にして、断り続ける。
作中で、薫は千尋を…

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幕末オメガバース! 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

幕末混乱期のΩ拉致物語

評判の麗人、菊夜叉は父を知らない。
菊夜叉が3才の頃に亡くなった母は、今世で言うシングルマザー。
生前に「お前は父上そっくり」と語っていた生母、
父親がどういう人なのか語られないで謎のまま。
その菊夜叉の謎の父が、この物語のキーパーソン。

意外な展開が面白かった。
バッドエンドに入ると思う。終りが耽美的。
もうちょっと幸せを感じる円満な終わり方にできなかったのか、
会話が無い、…

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桜吹雪は月に舞う 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

美麗なトーヤマのキンさんだった

BL版娯楽時代物
江戸町奉行・遠山金四郎景元/北町奉行遠山の金さんと、暴れん坊将軍のパロディだから、面白くない訳ない、
物凄く面白かった。
時代物が嫌いじゃ無ければ、是非読んでみてください。面白いから。

BL版のキンさんは、紅梅の精のように美しくて、華奢で可愛らしい。
統山鷹文の一人息子・好文は、父に溺愛され、実母が早世したあと、母代わり(メンズ母性)の美麗な剣客・実醇(サネアツ)に…

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地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

読み物としては面白い

個人的にはわんこ攻のイメージが強い作家さんなのですが
今回はわんこというよりも狂気的な部分が強かった。
作品としては面白いのだが、やはり根本的に女性思考的な部分が
精神面で大きいのもあり、BLとして好きかといわれると。。むーん

お話。
夢でうなされる受。いつもきまって女性に首を絞められ死んでしまう。
そのため、女性に対しての恐怖心が現実にも付きまとっている。
仕事でも、距離をとる…

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蜜を喰らう獣たち 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

受けに自己投影できれば楽しそう

表紙がカッコ良すぎて惹かれた一冊。文章は読みやすく、単語一つ一つのチョイスが徹底しており、独特の世界観を上手く作り上げているようで良かった。醸し出す雰囲気がとても官能的。

受けのナギは女性にした方がしっくりくる。物を知らず思考力も弱く、それでいて男を手玉に取る方法だけは本能的に知っているタイプ。後半、覚醒し始めてから上から目線になるところは好きになれなかった。性格の歪んだ悪女のよう。
シナ…

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つがいは目隠し竜に堕ちる 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

超絶不運な男が異世界召喚される


天涯孤独な青年が異世界召喚され溺愛される話。


「やっと死ねる」
迫りくる列車に、常に不運に見舞われ生きる気力をなくしていた光希(受け)が安堵したその時、「やっと見つけた」と声がして、気が付いたときには豪奢なベッドの上で人間離れした美貌の男に組み敷かれていました。
黄金竜の子孫だという竜人ラヴィアダリス(攻め)は光希が自分のつがいであり、今までずっと不幸に見舞われてきたのは光希のい…

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華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

素晴らしい犬っぷり。

 宮緒先生の書かれる執着攻め様、大好物なのですが、今回は犬っぷりが清々しい攻め様でした。
わんこなんてかわいいものじゃない、猟犬猛犬な攻め様。
主のためなら何でもするし、主のためにしか動かない。

 中華風のファンタジー設定のこちら。
受け様は、蒼龍皇国の皇帝の弟の息子である公子、瓏蘭。
攻め様は、戦闘特化民族である犲一族の長であり、皇国の将軍凱焔。
跋鬼という異形の化け物の誅滅を掲…

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