宮緒葵さんのレビュー一覧

堕つればもろとも 小説

宮緒葵  亜樹良のりかず 

すべての犬の始まり、オーソドック(犬)ス攻め


表紙を見て受けが女性っぽいなぁ…と牽制していたのですが、ついに手を伸ばしました。
結果、やっぱり読んで良かったなぁと思いました。

大好きな大好きな宮緒葵先生。
まさかのデビュー作とのことを読んだ後で知りました。

なるほど、犬はここから始まったのか…。
どうりで今回はオーソドックス犬だと思ったわけだ。
そしてこの攻めから靴下犬やらパンツ犬といった特殊犬が派生したのか…と納得。…

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華獣 小説

宮緒葵  絵歩 

狂犬!

中華風ファンタジーのこちら。

久々に犬というか狂犬攻めを読めて満足しました。
攻めは犲(さい)一族の長ですが、この「犲」の意味がヤマイヌで、皇国民からも獣扱いされ蔑まれているという徹底ぶり。

長城外にはびこる跋鬼(ばつき)の誅滅に名乗りをあげた凱焔(がいえん)の一夜限りの花嫁となった受け·瓏蘭(ろうらん)。
そう、御主人様と犬です。

後半はちょっとグロいと感じるかもしれないけ…

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鬼哭繚乱 小説

宮緒葵  嵩梨ナオト 

不器用だけど愛が重たい執着攻め!!

私の中で1~2位を争うくらい好きな作家さん買いです。

今回は異色の人間×妖精。
舞台は現世ではなく、戦乱時代なので戦国~江戸くらい?
戦争真っただ中です。

攻めは国主で子持ち、奥さんは子を産んで亡くなっていて、愛はありませでしたが地雷の方は注意です。
ただ、この子供も受けによって幸せになっていくので私はこの設定はあって良かったなと思いました。

タイトルにある「鬼」ですが、実…

2

鳥籠の扉は閉じた 小説

宮緒葵  立石涼 

理不尽さについていけるか?

宮緒さん、大好きな作家さんです。あなたの書く執着攻めにいつもハラハラドキドキしてきました。
対等ではなく攻めの策に墜ちる受け、本当は苦手なのにあなたの作品ではいつも萌✕2か神をつけました。

しかし今作は自分を恥じます。

攻め帷の一方的な言い分、勝手に決めたルール、生殺与奪を握りタイトル通り受け雪加を小鳥と呼び鳥籠に閉じ込めて。
一度は出してもそこは箱庭。全てをコントロールしてさらに…

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掌の檻 小説

宮緒葵  座裏屋蘭丸 

ハーブ

すみません、自分には合いませんでした。

法律の知識など無くとも明らかに自分には支払い責任のない難癖で途方に暮れる数馬に初っ端から挫かれまして。彼が頭弱々設定ならまだしも、高校時代から勉強しなくても成績良かったレベルの優秀な書き振り。警察や弁護士には助け求めても無駄と何故か言い切る様。意味がわからない…

そんなわけで、美貌の雪也やドロドロのエッチなどその後好みの描写はあれど、根底がぐらぐ…

4

白百合の供物 小説

宮緒葵  稲荷家房之介 

初見で読める方が羨ましい!!


宮緒葵先生の書かれている犬系小説はだいたい読んできたので、正直もう他の犬種はないのではないか…?と思っていたのですが、これはまた他とは違った面白さがありました。

そんな今回は、異国のお話。
軍人×聖職者で幼少期に出会い、大人になって再会。
世は争いの真っ最中の出来事です。

※ただ、私はネタバレや人物紹介もなるべく見ずに読まれるのが一番オススメなので以下、気をつけてレビューしてい…

3

渇命 小説

宮緒葵  梨とりこ 

ここまでいってしまうとは!

前作で、両思いになってめでたしめでたしかと思いきや、今作だいぶヤバい展開になってしまってました。
もう、執着愛というより、精神的にヤバい人だよ、達幸は。

芸能事務所でマネージャー補佐として明良が働くって知った途端、自宅に3ヶ月監禁して(セックスのし過ぎで)衰弱させてしまった挙句肺炎で死にかけるってもうサイコホラーのやつ!
入院せなあかんまでになってしまった事で、反省するものの、できる事な…

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渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

ここまでマヂで『犬』だとは!

あらすじにも確かに『犬』の文字が何度も書いてありました。が、行動が、犬と同じ過ぎてwww

初めて優しくしてくれた明良に特別な感情を抱き続ける達幸。大好きな明良は飼い犬のタツを可愛がっている→自分も同じように見て欲しい、愛されたい→犬になりたいって思考、ヤバっwww

子供の頃から、特異な関係って周りにも思われてたはずよw
そら、父にもバレてると思う。
けど、父寛容。
あと、達幸のマ…

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渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

突き抜けた犬攻めに圧倒された

犬になりたがるぶっ飛んだ思考の突き抜けた犬攻めだった。理由はしっかりあるが、大人になっても変わらない犬願望はやはりぶっ飛んでると言わざるを得ない。この達幸のキャラが強烈すぎて、受けの明良の魅力は分からなかったが、まあいいかと思わされた。

別作品では読みづらく感じた文章も、作品の雰囲気(というか受けの心理描写の深刻度)がシリアス寄りだと、硬めの文章が合っていて良かった。

不幸に見舞われた…

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愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

犬神の様子がおかしい……

とにかく行光が可愛い!さまざまな場面で癒してくれるありがたい存在だったのでまず言っておきたい可愛い。

文章は読みにくい。完全に独自の世界観を作り上げた作品だと空気を作るうえで良い効果を発揮する単語チョイスと文章だと思っていたが、現代ものでも同じように書かれると逆に違和感につながっていた。一文の組み立て方が呼吸に合わない。

受けの旭は聖人君子のようなイイ子。攻めの禍神(犬)はどうにも様子…

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