宮緒葵さんのレビュー一覧

桜吹雪は月に舞う (2) ~奉行と閻魔~ 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

茨木と明星 月に雲

前巻、[桜吹雪は月に舞う]の、続き。
人物相関を抑えると面白みが増すので、既刊シリーズ読了をお薦め。
なんちゃってBL時代劇、しかも殆どの登場人物も超美形。
美麗な笠井先生のイラストがエッチ。

主な内容は、
・赤ん坊と閻魔
・首切り浅右衛門
・孤児と大店

今作の主要登場人物で、新しい人物は「冬雲」。
冬雲は剣の達人、茨木や明星も勝てない。
家紋は、茨木や明星と同じ、月に…

0

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

大奥でさえもBLにできる世界

江戸時代パラレル、舞台はなんと大奥です!
表紙をよく見ればがっつり腕を押さえ込んでいるのでどちらが攻めかわかりますが、そう、御台所が殿を攻めちゃいます!笑
私はあまり表紙をよく見ておらず、勝手に身代わり政略結婚(姫の代わりに男の受けが嫁いでくるよくある設定)だと思い込んでおり、序盤御台所の顔合わせのシーンで麗しい描写がてんこもりだったのでてっきり男の御台所(受け)なのかと思っていたのですが…読…

1

騎士と聖者の邪恋 小説

宮緒葵  yoco 

「邪恋」の意味が分かるのは中盤以降

宮緒先生の欧風昔話調、王族や魔法使いが登場。
挿絵はyoco先生。
由緒ありげな田舎育ちの魅力的な青年二カと、謎めいた祖父
伏線回収が意外な着地で、凄く面白かった。

▶タイトルの「聖者」と「騎士」と「邪恋」の意味が面白い。

王位継承者:白髪と白い肌、強大な魔力が条件。

ニカ:茶髪
両親は死亡。元傭兵の母方祖父に育てられる。
祖父から剣を貰い、幼馴染のティナを都に探しに行…

1

Chara Collection EXTRA 2022 グッズ

くすぐったいっ

二重螺旋番外編載るだろうと思うので毎年get必須。今年の番外編は「おお!」と思います。なので萌2にしました。プレミアムペーパーBコースかな、そっちとリンクしているので、是非セットで。(応募は終わっているので持っておられるお友達をお探しになってください!)

以下好きだったもののコメント。
1 鯛野ニッケ先生「寄宿舎の黒猫は夜をしらない」番外編
「同居しててもデートはしたい」
ジーンが「デ…

0

CROSS NOVELS 創刊20周年記念小冊子「クロほん 2022」 グッズ

面白い!

クロスノベルスさん20周年記念で発行された小冊子。20周年おめでとうございます。色々楽しかったんですけど9の宮緒先生の番外編が、ほんとめちゃくちゃ楽しかったので、宮緒先生ファンの方はなんとか探して読まれることをおススメします!

以下読んだもののコメント

1.かわい有美子先生「透過性恋愛装置」番外編
京都に棟上げを見学させてもらいに行ってきた北嶋が、牧田にいっぱいお土産買って帰ってくる…

2

掌の花 小説

宮緒葵  座裏屋蘭丸 

攻めにいろいろ詰め込み過ぎ

 執着攻めを欲している人にはぴったりな作品だと思うのですが、そこに受けを崇拝しているという要素が加わると、私はやはり苦手なのだなと再認識させられました。特に宮緒先生のそういう攻めは、スピンオフ元でも感じたけれど、リアリティがなくて。こういう作品に現実味を求めるのはナンセンスだとも思うけれど。

 複雑な家庭環境に加え、和装にネイルをしている美貌の男というだけでも飲み込むのが精一杯なところに、受…

3

ラスト 小説

宮緒葵  乃一ミクロ 

受けの前ではチワワだけど…


再読です。
数年前に読んで、最後の部分しか覚えていない楽しめるかなぁ~と思ったのですが読んでいると段々と思い出すものですね(笑)

ですが相変わらず最高の執着具合でした!

再会もので攻めがビフォアフして登場。
サイコパスさもありながら、時には泣きながら縋り付くワンコのような仕草に絆されまくり受け。
受けの前ではチワワだけど、その他…特に受けに近づく奴には狼にもなる。
そんな二…

0

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

傾国の人誑し・火事・真剣試合 

シリーズ4巻目。

光彬のヒトタラシがまた事件を呼び起こす。
光彬の魅力を玉藻御前に喩えて、不安になる純皓。
光彬は傾国の人タラシ。みんな光彬を知ると愛してしまう。
光彬の心をつなぎ留めて嫌われたくない純皓には
言い切れない「秘密」がある。咲も同様。

将軍後継の候補に挙がった尾張の彬春が、恵渡にやってきた。
二人は再会を喜ぶけど、二人が考える「武士の心得」が、微妙に食い違う。

0

華は褥に咲き狂う(7)神と人 小説

宮緒葵  小山田あみ 

サブタイトルは「オールスター勢ぞろい」・・

7巻は、玉兎についてと椿の謎 次巻で完結
展開は、まるで里見八犬伝。
神霊・玉兎の力で妖怪化した人と対峙する光彬。
闇墜ちした神霊、玉兎が、人の体に宿って大暴れを始める。
状況は大戦闘で、BのLではない感じ。

鶴丸君が女装して、サツマ藩の側室候補である桐姫のお部屋付に扮する。
そして、脅迫ネタにしていた大事なものを発見。

玉兎に操られる者の自白で分かったのは、「椿」にまつわる…

0

華は褥に咲き狂う~悪華と純華~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

シリーズ三巻目 

1-2巻の後、8巻を読んだら、さっぱり経緯が掴み切れずつまらない。
それで5-6巻を読んだけど、途中が抜けると、面白くない。
観念して、3巻から購入して、通して一気読み。
最初から全シリーズを割引で一括購入したら良かった。・・

三巻目は、「下馬将軍」と土御門家の娘が起こした呪詛事件。
歴史好きなら、誰がモデルかすぐわかる。面白かった。

---
休刊で電子版のみ残る4巻までは、…

0
PAGE TOP