夕映月子さんのレビュー一覧

本気の恋をお借りします 小説

夕映月子  すずくらはる 

電車内で暴れそうになった

「お兄ちゃんはお嫁さま!」が結構好きだったので今回も購入。萌2と悩みましたが捻り無し王道だったので萌にしました。いやでも萌2でもホントいいんじゃないかと悩む・・電車内で暴れそうになるくらいめっちゃ可愛くって、「うああ」と頭かきむしる心地なお話、本編230Pほど+あとがき+後日談SS4P。

たった一人の家族である祖父が倒れて入院してしまった20歳の朔(さく)。祖父は頼りになる伴侶を見つけてほし…

4

本気の恋をお借りします 小説

夕映月子  すずくらはる 

朔を愛でたい

なんちゅうか……あまりにも現実離れした可愛らしさを突き付けられたというか。
うん。可愛い。
可愛いだけじゃなく、朔は正しい。
確かに、こういう子が側にいたらたとえヘテロであっても「全力でお守りします」と言いたくなってしまいますよ。恋愛的な意味じゃなくとも。

入院した育ての親である祖父は「人生を共にする人を見つけて欲しい(そうじゃないと心配だ)」的なことを言い、挙句の果てにはお見合い的な…

2

本気の恋をお借りします 小説

夕映月子  すずくらはる 

可愛すぎか!!

「レンタル彼氏」と「客」として出会った二人の、超甘くて可愛い恋愛をじっくり丁寧に綴った作品になります。

これ、両視点で進む為、二人が両片思い状態と言うのは早々に分かるんですよね。
あと、本当に王道って感じで、オチもかなり早めに想像がつく。
まぁそんなワケで、刺激を求める方にはちょい物足りないかもしれないんですけど。
ただ、その分、甘くて優しいお話を安心して楽しめると思います。
いや、…

9

午後9時からは恋の時間 小説

夕映月子  みずかねりょう 

午後9時以降が甘すぎる

攻めが受けに「かわいい」を連呼するパターンは甘すぎて胸焼けするのですが、この作品は佐倉の職場連中の意地が悪いので、甘すぎてもバランスが取れていました。
あとがきによると、元の作品を大幅加筆修正、柊さんの人なり以外は大幅改稿だそうですが、もとの佐倉がどんなだったのか気になります。
佐倉の転職直後、まだまだこれからというところで終わっているので、その後どんな成果を上げていくのか気になります。
も…

4

運命の転機は三十歳でした。 小説

夕映月子  サマミヤアカザ 

ジャイアンは掌の上で溺れる

はぁ~良かった。満足感でいっぱいです。
正直前半1/3くらいはなかなか集中できず間に他の本を読んでは戻っての繰り返しでしたが、途中からは一気に読めました。

端正な男前の攻め(東元)。美人ジャイアン受け(多岐川)のことを知り尽くして何枚も上手で。攻めのふんわりした所やクスッとかフッと笑う描写も良かったです。

ジャイアンこと受けの多岐川。自由を愛して結婚にも恋愛にもまだまだ興味はなくて。…

3

ハイスペックな彼の矜持と恋 小説

夕映月子  香咲 

萌える点もあるけれどモヤモヤする方が大きい

相手の快楽を優先する紳士的なセックスに疲れ、ネコへの転向に悩むハイスペックなバリタチの前に、圧倒的な雄感を漂わせる男が登場し、あれこれ悩んだ末に己の狭い視野や固定観念に気づけてついに殻を打ち破り、スーパー受け様へと進化を遂げるというのがこのお話だと思うんだけど、何度読んでもモヤモヤするんですね。

モヤモヤが言語化できなかったし、何度か読めば印象変わるかなと時間を置いて読み返してみたりしたとこ…

4

あなたのものにしてください 小説

夕映月子  秋吉しま 

純愛ってこっぱずかしー。

 先生が後書きで、「恋にセックスは必要か」というテーマで書かれた、とおっしゃってたましたが、うん、恋を育てていく過程においてはなくても大丈夫だけど、恋する気持ちがぐわーって盛り上がってしまったら、行き着くところは相手の身体も知りたくなる、全部全部自分のものにしたくなるし、相手のものになりたくなるんだな、と私は思いました。

 男性恐怖症の受け様である瑞希を、人生経験豊富そうな包容力たっぷりの大…

1

バズる男と営業の彼 小説

夕映月子  小椋ムク 

挿絵はどこ?

攻め受け共にキャラクタがあんまり好みじゃないのかな?と思っていたのですが。
別に性格が嫌いなわけじゃないし、仕事に対する態度も悪くないのに、
読みながら何かちょっとイマイチのめり込めないな~と読んでいたら攻めのセリフで分かりました。

単純に性癖が自分の好みとずれてたんですわ。

ちょっと地雷にも近い、「公然の恋愛事情」が関わってくるんですね。裏事情筒抜け、皆知ってる、どれも苦手なシチ…

1

楽園暮らしはどうですか? 小説

夕映月子  高峰顕 

ノンケがしっかりと悩んで結論を出すところが良かった

自分とは縁のないと思っていたキラキライケメン攻めからグイグイ距離を縮められた鉄オタ社員の受けが「イケメンって怖い」「イケメン滅べ!」「イケメンは卑怯だ」「イケメンってすごい」など心の中でこっそり悪態をついたり感嘆しながらも拒めない様子が、なんかかわいい。

そして攻めと頻繁に鍋を囲み付き合いが深まるうちに、攻めから告白されるんだけど、なし崩し的に付き合いを始めるのではなく、しっかりと考え抜いて…

3

ハイスペックな彼の矜持と恋 小説

夕映月子  香咲 

人間的にはロースペック

評価の高い本ですが、自分にとっては吐きそうなほど気分が悪い点があったので低評価です。酷評ですので以下を読むか否かは自己責任でお願いします。

この作品で何よりも気になるのは受け側の人間(ネコ)に対するキャラの感情です。あまりにも下に見過ぎており、人間的にはロースペックというか最低に見えました。
例えは微妙ですが男尊女卑に通ずるものがあり、社会に出てこういう世界で働いている身としては本当に気分…

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