テクノサマタさんのレビュー一覧

草の冠 星の冠(3) コミック

テクノサマタ 

覚えてなければよかったのにと。

3巻は今までのほんのり幸せとは違ったお話でした。
どんより不幸な感じです。

夏の精として町にやってきた男は、この仕事に着く前の自分の記憶を持っていました。
春の精に話すとそんなことはなかったと言われ、自分の記憶がなぜ残っているのか、不思議だったようです。
しかし、神のいたずらか。。。
記憶に残っている少年と再会します。
が、その少年の傍にはグリンという植物の精がいて、なぜ今戻ってき…

3

草の冠 星の冠(2) コミック

テクノサマタ 

2巻も涙が出てくるお話万歳でした。

そうだったのか!と思わせたのが表紙になってるお話でした。
今回も少し切ないお話満載です。
私の心をガッツリ掴んで話しません。

表紙のお話は梅の精のお話です。
ずっと空き家だったその家にある梅の精は、おじいさんとおばあさんにとても大切に育ててもらったようで、誰が来ても追い出してしまう。
新しく着た物書きの先生も地元の人に止めた方がいい、出るからといわれてしまうくらい有名でした。
しか…

2

草の冠 星の冠(1) コミック

テクノサマタ 

涙が出てくる作品だった。

泣けるBLと聞いて買いました。
実際、泣きそうになりました。

このお話は春・夏・秋・冬の精や花の精、幽霊など人には見えないモノたちと
それが見える人間のお話です。
最初からそういう説明がなく、お話を読んでいくうちに段々と分かってくる部分でもあります。
説明なしってのが、またよかったです。

桜幽霊が表紙になってるお話です。
戦争中に優しくしてくれた彼を死んでもずっと見守っていた…

1

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

マッチ売りの少女的な幸せ。

以前のビブロス版の時も読んだのですが、手放してしまったので文庫も購入、再読。
わずかな甘いお菓子にだけ幸せを求める男の子。
男の子と言っても16歳なんだから普通ならもうこういうお話は合わないのだけれど、妙に子供っぽいのでOK。
まさか小学生にするわけにもいかないからこの年齢設定で、だから妙に子供っぽい16歳になったのだと思うけど。

子供っぽい16歳に(その保護者だからか?)妙にオヤジっ…

2

水色ステディ 小説

松前侑里  テクノサマタ 

優しさが仇となる

先輩と幼馴染の間で揺れる主人公・皆実。
三角関係ものには、「浮気」「二股」という問題が発生することがありますが。
そこをいかに切なく描き、読者の共感を得るかが大切だと思います。

この作品は残念ながら、私は共感できませんでした(特に主人公の心情に)。
先輩(成行)と幼馴染(誠一)も物分りが良すぎるきらいがありますが、
とても優しくカッコよく描かれています。二人を選べないというのも何とな…

3

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

妙にこそばゆくなってしまう作品でした

両親が亡くなった後、引き取られた先の叔父の家にも居られなくなり、高校にも行かずコンビニでアルバイトをしながらギリギリの生活費を稼ぎ、一人暮らしをしているという15歳(もうすぐ16歳)の少年・悠が主人公です。

内気な性格で思っている事を口に出せない悠は、仕事場でもあまりいい扱いをされていません。
そんな悠の唯一の楽しみが「コンビニの廃棄商品(プリンやお菓子)をもらって帰る事」で、その薄幸ぶり…

8

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

コンビニにお菓子を買いにいきたくなりました。

両親の突然の事故死で叔父の家に引き取られた悠は、中学卒業後ひとりアパートを借りてコンビニのアルバイトをして暮らしている。
そんなある晩、綺麗な月を見上げてつい道路の真ん中に出てしまった悠は車にぶつかりそうになり、運転していた弁護士・浅羽と知り合う。
強引に食事に誘われ、それをきっかけに週一回金曜日、悠は浅羽と夕食の約束をするように。
寂しさやバイト先での辛さを一人耐えていた悠は、浅羽の優しさ…

3

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

お菓子と少年

高校に行けない貧しい事情がある悠、金曜日には決まって弁護士の浅羽と美味しい食事をする約束をしている。
両親を亡くし、慎ましい一人暮らしの悠。
彼は勤め先のコンビニで廃棄されるお菓子をこっそりもらって食べる事が唯一の楽しみだった。
偶然知り合ったとはいえ、どうして浅羽は悠を気にかけてくれるのか?
それは、自分がある弁護士が企てた詐欺の被害者だからだった。

コンビニでお金を盗んだ疑いをか…

8

草の冠 星の冠(1) コミック

テクノサマタ 

かわいらしく切なく

表題作は花擬人化。
「桜」は花を咲かせたくて「春」のもとへやってきた。
「桜」のところには澪というもう死んだ少年の霊がいる。澪は戦争中に桜の下で倒れているところを1人の男に助けられた。澪はずっとその男といたが病気で死んでしまった。
澪はその男が若いころ失った左手を探すと約束し、死んでもずっと桜の下で待っていた。
澪を助けた男も年老いてあと2、3日の命。澪が好きな「桜」は頑張って花を咲かせ、…

1

草の冠 星の冠(3) コミック

テクノサマタ 

ひと夏の恋

『草の冠星の冠』はシリーズで、いろいろな目には見えないものたちが出てくるおはなしで統一してあります。ですが今まで続いていなかったので、1、2巻を読んでいなくても、ほとんど問題はないです。

今まで1巻で完結していたのに、今回はつながっています。…ので、続きがでるまでものすごく焦らされています…。テクノサマタさん初の“つづき”だとか。 
内容は、随分変わったなぁ、というのが私の最初の印象でした…

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