テクノサマタさんのレビュー一覧

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

読みたくても読めない。

タイトルの通り、読みたくても読めません。物語は大きく3つ(後日談を含む)に分けられているのですが、あめちゃんが記憶をなくしてしまう2つ目のお話が、辛いのなんの。1つ目のお話で、あんなにイチャイャして、幸せそうだったのに、2つ目のお話を読み始めると、私はまるで地獄へ突き落とされたかのような衝撃を受けました。あめちゃんの、「この人誰?思い出せない。」っていう焦燥感だったり、先生の辛さだったりが読み進め…

6

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

一体どう賞賛すればよいのか

この作者さんは
心のあつかいかた、みせ方が特質で稀有だと思う。
「ストーリー構成」とか「心理描写」とか「ドラマ性」とか
そういう観点からでは自分はこの作品を評せないです。

おかしな言いまわしすみません。

読んでいるあいだじゅう、
日常には認識すらしない心の場所と重さを感じつづけます。

たとえ話ですが、理不尽なこと言われて(理不尽じゃなくても)
自分にとってそれはない、っ…

5

愛の果てから 小説

弓月あや  テクノサマタ 

明治から大正へ

大正デモクラシー時代のお話でした

現代社会!?と勝手に思っていた私ですが
ちょっと昔のお話でした(;^ω^)

攻め様はお貴族さまで、強引な部分もあり受け様は振り回されます
受け様は、村の小間使いとしてその日その日を一生懸命生きている子です

あらすじのとおり前半は進みます
受け様は助けた攻め様のために小間使いとして一生懸命働きます
貴重な卵で卵焼きを作って食べさせようと夜遅…

8

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

簡単に忘れられる恋はではないのだと気づいた

2009年のアワード上位だったので、興味を持って読みました。いやあ。アワードは、私の引き出しを広げてくれます。
 予備校教師、能登先生はコミュ障というかドキュンというか、とにかく人と交わろうとしない人。そんな先生が、30歳も超えて生徒の椎本千歳君(あめちゃん)に恋をする。理由は、初めて自分を叱ってくれたから。うわあ・・
 マイワールド言っちゃってる先生は、そのままワールドを貫きますが、すごい…

0

日傘ちゃん 1 コミック

テクノサマタ 

絶妙なBL加減

テクノサマタさんの作品は初読みですがとてもよかったです!

あまりBL要素はないですが ゆっくり時間をかけて距離が縮まっていく中で ふとしたときのBL感が貴重さ故にとてもキュンときます…!!

建物や自然や主人公の周りの人の雰囲気ものんびりしていて素敵でした(*^^*)

BLに読み慣れてない人や エッチなシーンより物語重視の方にオススメです♪

4

猫の国へようこそ 小説

杉原理生  テクノサマタ 

可愛いのてんこ盛り

すごい可愛い。初心な透耶の反応がいちいち可愛い。にゃあにゃあいうのも可愛いし、ミミズクにキスされて「ふーっ、ふーっ」と威嚇するのも可愛い。猫の姿で夏来秋生とじゃれあうのも可愛い。とにかく可愛いのてんこ盛り。
そして紀理はひたすら優しい。紀理だけでなくてミミズクや鈴、工藤さんもみんな優しい。
透耶があやかし猫になった経緯はせつないけど、そのせつなささえスパイスと感じるぐらい、可愛くて優しい。

4

草の冠 星の冠(1) コミック

テクノサマタ 

絵柄とピッタリなストーリー

テクノサマタさんの漫画は初読みです。
電子で期間限定無料配信でした。
気になりながらも未読でしたので、ラッキーでした。
小説の挿絵ではお馴染みだったのですけれどね。
かなり前の作品(10年以上)ですのでホワホワした絵柄は基本は同じではありますが、やはり少し前に描かれたのだなあと感じます。

全体に不思議〜な空気感の作品で、自分がもう少し若ければジーンとして神作品になったかもしれません。…

2

猫の国へようこそ 小説

杉原理生  テクノサマタ 

可愛い可愛い癒されるお話です

テクノサマタさんの可愛らしい表紙がそそられる、杉原さんのファンタジー作品。
と言っても元は現実世界にいた受けが死んで?猫の国へやってきたというお話なため、全くの異世界ファンタジーではありません。
そのため、ファンタジーが苦手な方も読みやすいと思います。

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受けの透耶は、猫としての生を終え、猫の国の住人となったあやかし猫。
人でいうなら高校生…

10

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

切なくて苦しい

テクノサマタ先生の絵がもともと好きなため、表紙買い。
とても切なく苦しい作品。ほろほろと涙があふれ出てきました。
あめちゃんの面影が残りつつも、ちいさんとして再び先生を愛して愛されて、ハッピーエンドに思われますが、バットエンドな感じ。
あめちゃんもちいさんも千歳なのに別人のようで、先生はあめちゃんのおかげで一生ともに過ごせる人を見つけたんだなと思いました。最後の「あめちゃんへ」のお話は笑顔で…

3

悩める秘書の夜のお仕事 小説

黒崎あつし  テクノサマタ 

根本的な設定に無理が…

シリーズ一冊目なのに、最後に読みました。
なぜか。
それは表紙の秘書イラストが『この感じが受け?』と躊躇したためで。
シリーズは三冊発売されているのですが、一番サラッと読めました。

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受けの聡巳は真面目で融通の利かないないタイプで、風間興産秘書課に在籍し、仁志の専属秘書を務める28歳。
小三で両親が死亡し、風間興産後ろ盾の施設育ち。

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