テクノサマタさんのレビュー一覧

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

あめの帰りを待つ男のお話。

もっと自分がぴゅあ〜だった頃に読みたかったなぁと思いました。こんなに相手が好きで好きで、その人だけがこの世の全てみたくなっちゃうような恋って本当にあるのかな〜、とか、そんな人に出会ってみたいわぁ、なんてまだ夢を見ていられた頃にでも。

…といいつつ、それから随分年月が経ってしまったけれど、このお話にいつのまにか入り込んで最後まで楽しめてしまった自分に、まだそんなオトメな部分があったのかと少し引…

3

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

好きで好きであふれだす涙

ふわふわした独特の空気感があるお話でした。

あめちゃんのことが大好きで大好きで仕方がない先生。
その執着は普通で考えたらちょっと怖いのですが、天然な能登先生だからかまったく嫌な感じがしません。

あめちゃんも素直で優しくて、照れてすぐ赤くなっちゃうところなんか本当に可愛らしいです。
この二人はずーっとこんな感じにお互いを思いあっていくんだろうなと思っていました。

それなのに、あ…

5

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

安心安全な予定調和好きな人は要注意

記憶喪失ネタって、全ての作家さんに一度は書いてもらいたいなと思うくらい好き。
一歩間違えると凄まじく陳腐な展開になりがちなので、それをどう料理するのかなってワクワクしながら読むのが楽しみのひとつです。

今回は朝丘さんですが、泣きすぎて目が腫れました。
塾講師×生徒という、大好物な年の差もの。
前半の『先生へ』は、あめちゃんがあめちゃんであれた章。
そこには、これでもか、これでもか、と…

5

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

こぎつねくんとお月さま

読み終った後、思わず「あ~」と感嘆の溜め息。
久々に読んでいて、凄く凄く幸せな気分に浸れる作品でした。

お話自体は、本当に王道中の王道です。可哀想な受けを包容力があって仕事も出来る攻めが可愛がるっていう。
特に奇をてらっていないし、大きな事件や横槍が入る訳でもない。
でも、その非常にシンプルに、且つ密度高く丁寧に作られたこの作品は、まるで昔からつづく老舗のお菓子のよう。
ふわっと柔ら…

4

戀のいろは 小説

御堂なな子  テクノサマタ 

まって( ; ; )ごめんなさい八重邪魔です地雷です!

辛辣なコメ失礼します。。

趣味じゃない!ではあるんですが、私不憫受けめちゃくちゃ好きで、途中までは良かったんです。萌えツボピンポイントだったのですが。。
受けの扱いが酷ければ酷いほど、幸せになった時に萌えるので、最初攻めが傲慢で俺様鬼畜だったのに、受けの可愛さに絆されていく過程がとっても好きです。本当に!
ちなみに体格差もいい感じでした。
しかし他の方がおっしゃるように、ご都合展開も多…

2

honey 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

表紙で敬遠しないで下さい!

電子書籍版を購入。
表題作の「honey」、そのすぐあとの「雨が優しく終わる場所」、そのまたあとで天野視点の「セミダブル・ベッド」、そのまたあとで史緒の修学旅行の様子を描いた「蜂蜜ホットミルクレシピ」が収録されています。

表紙の絵をみて、正直買うのを悩みました。
メルヘンちっくなお花畑系の甘い話は好みではないので。

いやいや、表紙の絵から受ける内容と全然違いました。
確かに甘いん…

11

honey 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

苦しくて切ないけど甘い話

電子書籍で手に取りました・・・
挿絵が見れないので途中で後悔すらしました
門地かおり先生も素敵でしたがテクノサマタ先生の画も
すごい作風にあっていると思います

受け様がショタっぽい感じもありますが
年の差で甘くて切ないお話で、読み返したくなる作品です

受け様は本当は素直で可愛い性格の方ですが
攻め様のところに「居候」として置かれている状況が
苦しくて、せめて攻め様の役にたと…

3

honey 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

年の差CPのあったかラブストーリー

表紙を見てショタ?と一瞬身構えたものの、記憶喪失という題材が面白そうだったので購入。
結果、受けの健気さと年の差CPの甘く切ないラブ展開にドップリ嵌ってしまいました!

受けの史緒は、高校1年生。
父親は不倫相手と共に事故で亡くなり、その不倫相手の息子で外科医の貴志(攻め)に引き取られ一緒に暮らしています。
彼に好意を抱いていますが、ゲイの彼には既に恋人がおり(実はただの同僚なのですが)…

12

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

挿絵効果抜群

今回のカップルは、年の差13歳。
しかも攻は弁護士……攻で弁護士といえば俺様思考の話聞かない系が結構多いような気がしますが、こちらは割と理性の箍が外れにくい硬派でした。
そして受は健気です。
健気のお手本のような健気で、安定の雪代受でした。
攻のことが好きで好きで好きで好きで好きで、もうしかたないってのが体中からだだ漏れです。
そのだだ漏れ具合が、非常に萌えを擽り、読みながらごろごろと転…

8

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

気になる一人称

キュンキュン・きらきらの青春モノでした。主人公を女の子にすればそのまま少女漫画になるタイプの作品で、私には向いていませんでした。青春モノ、好きなんだけどな…。

お話の本筋とは関係ないのですが、主人公(受)の一人称で書かれたモノローグは「ぼく」なのにセリフは「俺」なのが最後までモヤモヤしてしまいました。実はモノローグは別人でした!みたいなちょっぴりサイコなオチかと思ったのですが、勿論そんなこと…

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