日野ガラスさんのレビュー一覧

孤独な犬の飼い方 コミック

日野ガラス 

ドSといじめシーンを乗り越えた先に…

初読みの作家さんです。
可愛らしい受けの先輩と成長してイケメンになったクォーターの攻めで、ビジュアルは申し分なしですが最初の方は攻めのシロがユウトと名乗ってドSプレイ。これがなかなか病んでいて、ヤンデレ嫌いの私としてはちょっと辛かったです。加えて、なぜそうなったかと言う過去の話として中学時代に苛められていたシーンも出てきて、辛さ倍増。

でも、そんな時代に唯一のキラキラした思い出が受けの牧(…

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スウィートチェリーバイブ コミック

日野ガラス 

「欲望のさなぎ」の孤独感に惹きつけられました。

「スウィートチェリーバイブ」「スウィートミルキーバイブ」
女の子みたいにかわいかったハーフ?の幼馴染・竜司はイケメンに成長して、好きだと襲いかかってきて…
篤也は竜司の男くささとかっこよさに負けて受け入れてしまう。
執着に愛されてメスのようにとろけさせられてしまってる幼馴染のお話です。
「スウィートチェリーバイブ」は受けの篤也視点、「スウィートミルキーバイブ」が攻めの竜司視点です。
篤也…

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覇者の情人 小説

あさひ木葉  日野ガラス 

何よりも二輪挿しプレイに受けの豪気を感じる

ヤクザ組長の父親を殺され信頼していた養育係の男にも裏切られた挙句にマフィアに売られた受けが、自らの美貌と身体を武器にのしあがっていく訳だが、復讐に萌えての復讐劇よりも、エロシーンにページ数を割いていてウホッ!!ときた(笑)。

正直、BLファンタジーとしてのヤクザ物目当てで読むには期待外れになると思う。
元々この話は、香港で実権を握る一黎とイタリアンマフィアのミケーレが売られてきた千裕を巡っ…

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九天楼の買われた花嫁 小説

葵居ゆゆ  日野ガラス 

ファンタジー要素、余すことなく詰め込みました。

まさに求めていた設定を余すことなく詰め込まれたファンタジー要素たっぷりの作品でした。
〝生贄〟として吸血鬼の元に捧げられた受けの真っ白な心に徐々に惹かれていく攻め(紳士系攻めだと尚良い)的な展開のBLは無いものか…と探し続けてようやく辿り着きました。
どうにも〝吸血鬼〟という設定に焦点を向けるとギャグ要素の強い作品になってしまうことが多くて、もっとダークな雰囲気の作品はないのかなぁと思っていた…

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「九天楼の買われた花嫁」出版社SSペーパー グッズ

花嫁の夜の日課とは…

※本編に関するネタバレを含みます。
 未読の方は閲覧にご注意下さい。

毎晩、レオンに体のある部分を「点検」されるのが日課になりつつある月羽。

そのある部分とは、背中。
クドルクには飛ぶための羽がありますが、クドルクになりたての月羽にはまだ羽が生えておらず、毎日レオンに背中を点検されているというわけです。

寝巻をめくられ、丸裸にされた状態で背中を愛撫され、否応なく反応してしまう…

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使い魔マルクの大事なお仕事「九天楼の買われた花嫁」番外編 グッズ

ご主人様の一大事!!

本品は『九天楼の買われた花嫁』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、使い魔マルクが
ご主人様月羽のために頑張る話です。

マルクは以前、
ヴァンパイアは大嫌いでした。

しかし、
今のご主人である月刃羽は
とても優しくて美しいクドルクで
マルク自慢のご主人様となりました。

マルクは月羽の旦那様である
レオンの事も月羽と同じ様に好きなので

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「九天楼の買われた花嫁」出版社SSペーパー グッズ

王のあやしい日課

本品は『九天楼の買われた花嫁』の
フェア書店限定配布の特典ペーパーになります。

本編後、
レオンの毎夜行う日課についてのお話です。

クドルクになって日の浅い月羽は
日中は眠気に勝てず寝て過ごし
目覚めるのはいつもすっかり暗くなり
レオンが出かける前に起こされる毎日です。

レオンは月羽を目覚めさせると
必ず月羽の背中を「点検」する事を
日課としていました。

そ…

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九天楼の買われた花嫁 小説

葵居ゆゆ  日野ガラス 

受けがとにかく不憫

中華と中欧/東欧が同居したような世界を舞台とした吸血鬼モノ。
スラブの吸血鬼が「クドラク」と呼ばれていることに因んでか、本書での吸血鬼は「クドルク」と呼ばれています。

※結末までネタバレしていますので、未読の方は閲覧にご注意下さい。

あらすじ:
歓楽街・九天楼の娼館で働く男娼・月羽(受け)。
吸血鬼の王・レオン(攻め)に生贄として差し出されるが、レオンは月羽を彼の花嫁とし…
 …

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また、あした コミック

日野ガラス 

恋愛に発展するまでのドキドキ

「また、あした」って、いい言葉ですね。このお話を読んで再認識しました。
接点もないし、タイプが違うと思っていたイケメンが自分を好きなんじゃないか?そんなことあり得ないと否定しながらも、彼の笑顔や言葉にドキドキして、ついつい意識していく様子が丁寧に書かれていて良かったですね。恋愛に発展していく途中のもしかして、もしかして?って言う段階が凄く好き。自分の気持ちはまだはっきりしないけど、悲しい顔させた…

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また、あした コミック

日野ガラス 

ずっと一緒に、いれたらイイネ

日野さんの作品は『花園の記憶』以来、久しぶりに読みました。

表題作は、高校生同士の不器用な恋模様を描いた物語です。
忘れ物を取りに教室に戻った吉見が見たのは、モテ男尾形のまさかの行為。
気まずいし恥ずかしいけれど、なんとか話しかけたい尾形は少し辛そうな表情で吉見に「バイバイ」と告げ、急ぎ足で帰ろうとする。
吉見はその背中に「また、あした」と声をかけた。この、一見なんでもないようなシーン…

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