chikakumaco
自称ストーカーの結城は、高校生の頃から憧れていた瀬尾くんを付け回し、こっそり盗撮などをしていた。全くけしからんのだが、当の本人に決して気付かれる事なく、落としたスマホをさり気なく返したり、足りないプリント用紙を気付かない内に側に置いたり。盗撮はどうかとも思うが、とにかく本人に迷惑はかけていないのだ。遠くから、近くから、ただ見ているだけで幸せになれた。
ひょんな事から 結城は自分の姿を瀬尾くんの前…
これは所謂女装攻めでは無い。美青年がたまたま女装していたところを女の子だと思ってしまい、男だと知って壮大にガッカリされてしまう、という勘違いスタートである。
モテる服装っていうのは、古今東西地味な女と決まっている。大抵の不特定多数の男は、小ダサい女が好きだ。派手でファッショナブルな女や、抜け感が決まっているシックで美しい女に声がかけられる男は、よほど自分に自信があるいい男か、身の程知らずというも…