佐田三季さんのレビュー一覧

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

こわい(涙)

BLを読み慣れてる人ほど衝撃を受けるんじゃないかな。
拉致監禁レイプな展開にまったく衝撃を受けなくなってくるのが腐の宿命なんだけど。
で、この話は拉致監禁レイプと比べればよほど緩いことしかしてないんだけど、そこにあるリアリティが怖い。どんどん恋の狂気に蝕まれていくストーカー攻めが怖い。
ストーリーが面白いというのもあるけど、BL脳をリセットするのにもいい一冊だと思う。

笠井の人物造型がとくに凄い…

9

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

衝撃の・・・・・・

ここでの評価がよかったので、興味本位で買ってみました。
ですが!!これが正解。まだ腐女子歴が短いせいかもしれませんが
こんな衝撃作、小説で読んだことなかったです。
新人作家だそうですが、これは期待のルーキーです。

お話自体の構成もまとまっていて読みやすかったです。
本のボリュームもあるので読み応えがありました。
まずは執着。これは何よりも強烈な印象を植え付けた。
そんなそこらの可…

2

つみびとの花 小説

佐田三季  上田規代 

読み応えがある深い話

ノベルスでしかも二段組み…本を開いた瞬間に怖じ気づきましたが、みなさんのレビューを信頼して読み進めること数ページ。
そこでもう、二段組みなんて苦ではなくなるくらいお話にのめり込んでました。

主人公の二人ともが不遇の人生であり、その人物の背景が暗くてそして深いです。
物語を彩る周りの人たちも、個性的というか…本当にお話の中で生きてるんだなと感じる自然さ。
こういう人いるいる…!と感じるリ…

5

つみびとの花 小説

佐田三季  上田規代 

お外で読んではいけません

涙と鼻水で、お顔ぐしゃぐしゃになるし。

まず、いきなり男手一つで育てていた一人娘が事故で死にます。
初っぱなから泣かされレベルMAXのネタです。
その後、一度ゆるんだ涙腺はノンストップダダ漏れ状態のまま。
それでも、それが、別にイヤじゃなかった。
多分、北川の性格が、後ろ向きだったり、自分の悲しみに酔ったりするタイプだったら、こんなに気持ちよく泣けなかったと思う。
北川の優しさや愛…

2

つみびとの花 小説

佐田三季  上田規代 

たまにはド・シリアスもいいですね

非常にボリューミーでしたが、堅苦しい言葉遣いなどは無く、スラスラ読めました。

内容はドシリアスで、かなり暗い話でした。感動…というよりは、暗い話に救いがちょこちょこ…という感じです。
確かに良い話であり、切ないながらも最後には、全ての問題に決着をつけ明るい方向に落ち着かせているので読後感は晴れやかです。
が、申し訳ありませんが今回は「中立」評価です。


以下、ネタバレを含みます。…

4

あの日、校舎の階段で 小説

佐田三季  麻生ミツ晃 

怖すぎる…。

途中怖すぎて、本気でゾクゾクっと鳥肌が立ちました。

しつこく好きだと告げてきたり、「友達でいい」なんて言いながら熱い視線を送ってきたり、よくBLでは見る設定なんですが。
それにだんだんほだされていく…という展開に慣れている私には、このお話はちょっと衝撃でした。
そうだよね。
私の目が腐目線だから許されるんであって、実際の生活の中では許されるはずがないことって、いっぱいあるんですよね。

5

つみびとの花 小説

佐田三季  上田規代 

ハードカバーで読みたい

帯「二ヶ月連続刊行第一弾。期待の新人、初ノベルズ」
255P(後書き2P、口絵カラー1P、本部内イラスト10P)

こりゃどえらい新人さんが現れたもんです、すげー。
これは迷わず神です、新人神!!!
初ノベルズにしてこの完成度の高さはまさに帯通り「期待の新人」ですね。
後書きに続刊報告があったので読み終えて即効買いリストに入れましたよ。
こういう表現は好きじゃないんですが、BL枠だけ…

11

Chocolanovels Special After Story グッズ

凪良ゆうさん、佐田三季さん目当て

……↑なので、他の作品はノンタッチレビューです。
小説ショコラの9月号に特別付録として付いてくる、その後のSSが収録された小冊子。応募しなくていいなんて嬉しいな。
9月号はまさに今現在発売中なので、収録作品のファンの方は要ちぇっくですよー!

『よくある風景』(凪良ゆうさん「散る散る、満ちる」その後)
馴染みのお店で一緒にご飯を食べながら、何気ない会話をする同棲三ヶ月経った里見と如月。

7

つみびとの花 小説

佐田三季  上田規代 

涙が止まらない

久々に泣ける作品と出会えた、佐田先生の本は初めてだが、とても実力のある作家さんです
他の方々も言ってたように、号泣するような展開ではないが、じんわり、ホロホロと涙が零れる。悲しくて、愛しくて、苦しくて、切なくてそして優しい気持ちになれる一冊でした。救いようのない展開だが、最後の結末にちゃんと光が見えて、また泣けた。どうかみんなに幸せが、と思わず願いたい

1

つみびとの花 小説

佐田三季  上田規代 

心にガッツリくるお話でした。

作品全体に漂う雰囲気に呑まれてしまいました。
泣けるところは沢山あるんですが、どこかでドバーっと泣くというよりは、全編を通してず~っとじわっと涙目で読んだ感じです。

主人公である北川がとても人間らしくて、悲しんだり、途方にくれたり、理不尽な八つ当たりをしたり、酷いとしたり、優しくしたり、甘えたり、大事にしたり、落ち込んだり、無理したり……、本当に沢山の感情を見せるのですが、それが全然ブレて…

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