カワイチハルさんのレビュー一覧

停電の夜にしたことぜんぶ 小説

八条ことこ  カワイチハル 

祖父と田舎の思い出

八条ことこ先生の本を読むのは二冊目です。
面白いタイトルだなぁ~と本屋さんの棚から選んだら、先生の作品でした。
前読んだ作品は、8年ぶりの同級生との再会ものでしたが。
今回は初対面ですが、祖父を介した繋がりの相手でした。


田舎と都会の行き来の中で。
家族や親戚の人間関係が絡むお話です。
物語は主人公、陸(りく)視点で進みます。

向井陸(むかいりく)は東京が実家で。
伯父…

7

箱庭のうさぎ 小説

葵居ゆゆ  カワイチハル 

絶妙なバランス

最近カワイチハルさんの表紙の本ばっかり買ってます。木下けい子さんの挿絵も表紙買いしがちなのですが、カワイさんもいい雰囲気のイラストを描かれますね。何度も本屋に通って、悩みつつも結局買いました。

買ってよかったなぁと思いました。問題のある受の子を、攻の子が大きな愛で包み込む感じの話は、私の好きな設定です。ですがこの手の設定は難しくて、支えあうが依存しあいすぎてると不快感をおぼえるし、受の子が自…

9

俺だけののうさぎ 「箱庭のうさぎ」コミコミスタジオ特典小冊子 グッズ

うさぎの可愛がり方

本品は『箱庭のうさぎ』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。

本編終了後、
恋人になって初めての聖の誕生日のお話になります♪

十年越しの肩思いが実って
響太と名実ともに恋人になった聖。

本日は恋人になって初めての
聖の誕生日です。

今までも誕生日毎にプレゼントをもらい
おめでとうと言ってもらって
幸せでは有りましたが

何日も前から
お祝いして…

1

箱庭のうさぎ 小説

葵居ゆゆ  カワイチハル 

序盤で引かないで読んで欲しい

表紙、可愛いですよねぇ。
これが中の挿絵もなんですよ。
表紙も口絵も可愛らしいので、これは書店購入も表紙着用も余裕でしょう。
…わたしはネットでしたが!

本編は受け視点、最後のSSは攻め視点です。
現在と過去の記憶を行ったり来たりする構成ですが、章の最初に明記されていますのでその辺りはわたしは問題ありませんでした。
しかしそれよりも、これはもしかしたら受けキャラが苦手だと感じる方も…

17

うさぎ系男子の溺愛ルール 書き下ろしSSペーパー グッズ

ピンクのドレスは誰のモノ?

本品は『妖精は花蜜に濡れ』の
コミコミスタジオオリジナルの特典ペーパーです。

本編後、
引越しの片づけ中に由貴が見つけた
あるモノに関するお話になります。

先日、新しい物件に引っ越した2人と1羽。

だいたいは片付いたものの
までいくつかの段ボールが残る状態です。

本日仕事が休みな由貴は
朝から片づけに精を出していましたが

恭介の衣服の詰まった段ボールの底…

1

共犯者の法則 小説

いおかいつき  カワイチハル 

いおかさんらしい男×男

ひさしぶりにいおかさんの本を読みました。
警察系、バディものがお得意なんで楽しみに……

いおかさんらしく受け攻めともに男っぽいです。
会話が男ですね。
受けが女っぽくないのがいおかさんのお話のいいところ。
今回もいい感じに「男」でした。

見た目ハデ男と懐でっかいな男。
男×男ですが、エロエロしさはほぼないです。
恋愛あっさり。事件も案外あっさり。
淡々と話が進むのはいつも…

2

共犯者の法則 小説

いおかいつき  カワイチハル 

久々のいおかさん

しばらく離れてました。たぶん昔の作品は、ほぼ全部読んでると思います。昔は結構好きでした。リロードシリーズが、リバ好きとしてはいつひっくり返るんだろうって思いながらがっかりして(そもそもリバを書かれる方じゃないのでひっくり返るはずがなかった)、いつの間にか読まなくなってました。

久々に読んで、事件があって、男×男っぽさが出てて、いおかさんだぁ〜〜と楽しく読みました。イラストも、髪型のせいで尊が…

2

カップ一杯の愛で 小説

可南さらさ  カワイチハル 

攻めの過去をどう感じるか

表題作と続編の中編2作品が収録されています。
表題作は夏生(受け)目線で進みます。続編は敬一郎(攻め)の語りで始まりますが、途中夏生の目線も入りますので二人の心情が分かりやすいです。

表題作「カップ一杯の愛で」と、続編「カップいっぱいの愛で」と題が対になっているのですが、最初「いっぱい」の意味が分かりませんでした。カップになみなみ注いでいる状態の「いっぱい」だったのですね。

ゲイ嫌い…

6

うさぎ系男子の溺愛ルール 小説

榛名悠  カワイチハル 

うさぎ男子と鬼王子

図書館司書の由貴(受け)は、ある日王子様のような外見の客に出会う。ポワポワで男子扱いされない自分とは違う、精悍な男前の美丈夫。その彼に、彼の弟との仲を誤解され、ひどいことを言われてしまう。ショックを受け、ふと立ち寄ったビストロで料理を食べながら泣き寝入ってしまった由貴だったが、そのビストロのオーナーシェフが自分を怒鳴りつけた男だったということが判明して…。


作中では「運命」の一言で片付け…

4

うさぎ系男子の溺愛ルール 小説

榛名悠  カワイチハル 

もっとウサギ要素が欲しい

小さな町の図書館で司書として働く由貴(受け)は、愛らしい容姿と懐っこい性格で皆の人気者。
ある日、図書館を訪れたビストロのシェフ・深見(攻め)に「司書のフリした詐欺師」と罵られ…

寂しがりやで、悪気なく八方美人になりがちな由貴。
深見は、そんな由貴に弟が誑かされたと勘違いし、初対面の由貴に辛く当たります。
しかし後日、弟から話を聞いて誤解を解いてからは、大変面倒見の良い男前キャラに。

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