カワイチハルさんのレビュー一覧

共犯者の法則 小説

いおかいつき  カワイチハル 

何かと顔に注目のいく刑事

2016年刊。
いおかさん得意の事件もの&バディもの。
捜査には熱心なのだが、誰もスタンドプレーを制する事が出来ないせいで周囲から持て余し気味の刑事・尊(たける)。
そんな尊でも、コンビを組んでいる越谷とは無駄な気を使わずに息が合うようだ。

この話の殺人事件では、被害者が尊の初めての相手(しかもセフレ)と知り、彼自身は戸惑いを見せるものの過去の若気の至りと割り切って淡々としている。

0

箱庭ろまんす 小説

間之あまの  カワイチハル 

世界は2人だけのもの・・・ではないのです

今回は特別な存在を持った事の無い伝奇小説作家と
行く当てがなく攻様に拾われた孤児のお話です。

受様視点で攻様との出会いから恋人として認められるまでと
攻様視点で本編裏事情を含んだ後日談を収録。

受様の母は「男を狂わせる」とまで言われる類稀な美貌の持ち主で
何かと男に困らされ不幸な人生を送りました。受様はそんな母譲り
の美貌の持ち主です。

母が亡くなってからは引き取られた…

5

箱庭ろまんす 小説

間之あまの  カワイチハル 

綾部!!むかつく!!!

たまらない溺愛と執着、それが繰り広げられるのは家の中のみ。
まさに箱庭で繰り広げられる、”ろまんす”という言葉がぴったりな物語でした。

前半部分はまさに2人だけの世界。
出会いは受けが12歳のときで、そこから一緒に暮らし始めて愛を育む。
という若干の光源氏感はありますが、最初は攻めにその気が全くないところがポイントだと思います。

このまま永遠に2人だけの箱庭で生活していくのかと思…

7

箱庭ろまんす 小説

間之あまの  カワイチハル 

可愛がるにもほどがある

先生買い。読み終えて「早くレビューしたいっ」「レビューするまで次の本読みたくないっ」と思うほど好きなタイプのお話でした。目新しさには欠けたかなと思うので萌2です。ああ楽しかった。King of にまにまの称号を進呈したいお話、本編300pほど+攻め視点SS6P+あとがき。間之先生には珍しいのでは?と思うのですが、愛情のあまり、ちょっとお仕置きが過ぎるシーンがありますので、一応ご注意ください。

5

箱庭ろまんす 小説

間之あまの  カワイチハル 

甘くて妖しい箱庭の中

甘さの中に少し妖しいスパイスを入れた間之先生作品でした。こういう絶妙な重さが好きです!

子どもの頃に母を亡くし、様々なところで男に襲われかけ、逃げていた玉緒。そんな玉緒を保護し教会に預けようとしたところを懐かれて自分の屋敷に招いた、世間から変わり者といわれている小説家の壮慈。壮慈の屋敷で働くキヌに見守られながら、壮慈にまるで猫のように可愛がられ、庭に出るときには下駄がないからと抱っこされなが…

4

箱庭ろまんす 小説

間之あまの  カワイチハル 

予想以上の愛の重さがすっごく良かった!!

あらすじから「恋や執着というものがわからない」攻めが「好き」を自覚するまでのお話なのかなぁって思ったら、もう一つ「箱庭」というタイトルに絡めたテーマがあって予想以上に楽しめました。

13歳にして男を惑わせる色香&美貌の玉緒(受け)。
そのせいで母を亡くした後、行く先々で悪い男の餌食になりかかり何とか逃げおおせたところで小説家の壮慈(攻め)に拾われます。

いくら時代物とはいえ13歳に手…

14

執着チョコレート 小説

葵居ゆゆ  カワイチハル 

攻め中心に巡って行き過ぎ

2015年刊。
高校生の頃の事故で一部の記憶を失っているショコラティエ・啓杜(けいと)が、その鍵を握るであろう人気作家・高宮と偶然に再会する。
優しい雰囲気なのにどこか強引で押しが強い高宮。
彼に対する記憶の無い啓杜から見ると引っ掛かる点はあるし、どこかしら警戒するであろう部分も分かる。
それなのに、心のどこかで高宮を受け入れたいという意識を持っていた敬杜は、彼に関する事を思い出したくなっ…

1

黒王子はいじわるに溺愛中 小説

小中大豆  カワイチハル 

パンケーキが食べたくなります。

彼氏に散々な事を言われて別れ、自分の在り方が分からなくなってしまった伍夏が、兄の紹介で泊まり込みのバイトを始める。同室になった和臣は、伍夏がおどおどしていることや、仕事が全くできないことに強い口調で注意し、より伍夏は落ち込んでいく。

自分を変えたいと思うのに、どん底に落ちる様はかわいそう!元彼の暴言に凄く腹が立ちます!
でも、素直な伍夏は自分がいけないからと懸命で、見た目も可愛いので手をさ…

2

貴公子司書の溺愛ライブラリー 小説

伊勢原ささら  カワイチハル 

本っていいなぁって思える。

コミュ障ぎみの地味っ子を、王子様が見初めて変身させちゃう!という少女漫画を彷彿とさせるシンデレラストーリーです。(なんせ「貴公子」だもん)
タイトルの「溺愛」通りベタ甘いんだけど、糖分補給要員として最適な一冊だったかというと微妙……。

というのも、受けが自己評価が低く、せっかく憧れていた図書館司書の誘いにも「俺なんか…」とウジウジしてる部分が結構長いので、イラァ……となってしまいまして。

2

砂漠の王子と忍びの恋 小説

野原滋  カワイチハル 

アラブの王子と忍者の末裔


アラブの王子と忍者、という普通なら一緒に並ばないであろう言葉が並ぶびっくりな組み合わせですが、主従ものみたいな感じでした。
ただ、本当の主従である王子とその護衛の攻防戦も楽しかったです。

<あらすじ>
忍者村で忍者のパフォーマンスをする隼人(攻め)は正真正銘忍者の末裔です。
3年ぶりに来日してきたアラブの小国ラファード国の第4王子・サラム(受け)の護衛兼世話係としてサラムと一緒に聴…

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