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榎田ユウリ 岩本ナオ
まふ17
ネタバレ
「魚住くんシリーズ」の2作目にあたる作品です。 サラリーマンでおおざっぱな性格の久留米と、生活能力のない大学院生とのお話です。 つかずはなれずの生活をおくっている久留米と魚住でしたが、魚住の前に、日下部という男性があらわれて、事態がかわっていきます。 トラウマ満載で、感情が欠如してしまった魚住がかかえる過去があきらかになっていき、よんでいて、かなしい気持ちにもなってしまいましたが…
こまかいことを気にしない会社員の久留米と、トラウマ満載の大学院生の魚住のお話です。味覚障害になってしまった魚住が、久留米のアパートに居座るシーンが、とても好みで、たのしくよむことができました。 BLに女の子は必要ないとおもっていますが、この作品に登場する久留米の元彼女のマリが、サバサバした性格で、この物語にかかせない存在だとおもいます。 まだ序盤ですが、これから、どんどんおもしろくなり…
renachi
シリーズ最終巻。まとめ方が綺麗でじわっと感動させられるけど、読後に悲しみや辛さが残る。最後の魚住にたくさんの感情が生まれたが、その中で一番強かったのが寂しさな気がして。PTSDと向き合う描写に物足りなさも感じる。 魚住と久留米の関係性は好き。個人的には前作がピークだった。 留学話が持ち上がるなか、PTSDを発症する魚住。さすがの久留米も普段通りではいられない様子で、二人のバランスが崩れそう…
記念すべき……!という感じのシリーズ四冊目。 最初のエピソードは、なんだかドタバタしていて、狭い世界がつながっていくコミカルな展開。フィクション楽しい~とわくわくする感じ。 それにしても、男にキスされたと悩む魚住は、自分が伊東にしたことを忘れているんだろうか。そんなに悩むようなことを軽くやらかした自覚が先では。 明良はまさに当て馬。魚住と久留米をくっつけて、自身は振られるために登場し…
シリーズ三冊目。これはなんといっても、未遂事件が描かれた巻、になるのかな。 最初からずっとそうだが、本当にたくさんの人が魚住のことを考え、魚住のために動き、ときに振り回されながらも魚住を支えている。本人がどこまで分かっているか不明だが、“死”以外の近くにあるものにも気付いて欲しいと願う。 「お母さんになってくれる?」と言う魚住はよく分からなかったけど、その相手が目の前であんなことになれ…
シリーズ二冊目。榎田さんて昔からこういうの書きたかったんだなあと思った。弱者擁護の思想をキャラに込めて吐き出す主張強めな作風。名作や伝説と言われる理由がこっち方向にあるなら、期待とはズレるかも。 魚住が監禁される、不穏なお話から始まる。貴史は本当に何をしに来たのか。魚住を見てみたかったからとは言ってるけど、手錠を準備して押しかけて来て、ただ見てみたかったなんて嘘くさい。そんな男と仲良くなる魚…
いろんなところから出版されているらしい本シリーズ、角川文庫にて初読み。 最初はあまり好きになれなかった魚住だけど、周りの人たちがどう受け入れているかを知っていくうちに、少しずつそのキャラに馴れていき、気付けば可愛いかもしれないと思えていた。久留米は最初から好き。 書かれた時代によるものかな、と思ったのは、気遣いの範囲が狭い点。誰のためか分からない配慮がなされた言葉選びがキャラクターを越えて…
榎田ユウリ
みざき
時は令和、所は日本。 大学の美術論講師として来日した英国人のアンソニーを迎え入れてくれたのは、和装に髷姿の武士だった… と、まるで数百年前の世界にタイムスリップしたかのような出で立ちの青年武士・隼人と、巧みに日本語を操るアンソニーが繰り広げる異文化交流同居物語。 外国人のアンソニー視点で語られる日々は、ヒューマンドラマあり、ほんのりブロマンスめいた雰囲気ありのあたたかみのあるものです。 …
H3PO4
BLではないことはわかっていて読んだのですが、文芸としては面白いものの、ちょっとわちゃわちゃしてて深い世界観には入り込めませんでした。 お話の流れはスムーズで、オチもなるほど、そうだったのね、と思うので面白かったです。が、そのオチがなんとも、、、そういう方向に持っていきましたか、という感想です。 矢口(主人公)と小日向の関係はあくまでも友人だし、匂わせも個人的には「そうかなぁ」ってところ。…
碧雲
矢口弼は38歳、元税理士。 離婚を経験して仕事にも疲れた矢口は、中学時代を過ごした南森町に戻る。 新しい住まいは、かつての同級生・小日向の営む喫茶店「レインフォレスト」の上階。 二人は仲が良くて、BのLの様な、そうではない付き合い。 二人で、恩師の死の理由と背景を探りだす。 でも結局、恩師の気持ちは、本人にしかわからない。 マイノリティな存在の先生は、立場に苦しんだらしくて、 …