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10/29(合計:287件)
村崎樹 カズアキ
てんてん
ネタバレ
今回は金狐の両親から生まれた高い霊格を持つ白金の妖狐と 呪術師の家に生まれた霊力の低い跡継ぎのお話です。 受様が定められていた攻様との関係を超え 新たな絆をつくるまで。 八尾家は人間に仕える妖狐を管狐として使う呪術で 占術を用いた縁談や商談への助言、失せ物探しから 呪詛の祓いや特定の相手に呪いをかけて欲しいという 願いまで広く請け負っています。 受様は八尾家の嫡子なが…
あーちゃん2016
シリアス直球だった本編とちがって、ちょっとクスっと笑える番外編! そうよ、番外編たるもの、こうでなきゃ!と思うタイプのお話でしたので萌にしました! ある貿易商の家でお祓いをしている二人を待っている志之輔。二人が両親みたいになってくれてとっても幸せだなあと思っていると、「二人にお礼としてデエトする時間を贈ってあげれば」とおたぬからの提案が。その提案にのって、二人仲良くデエトするというお話です…
先生デビュー作とのこと、おめでとうございます。リンクス新人賞で奨励賞を取られた作品でファンタジーには違いなさそうだと思ったので購入しました。可愛いところあり、くすっと笑えるようにしているのだろうなと思うところあったのですが、呪術のおどろおどろしい部分に引きずられてちょっとしんどかったので中立にしました。本編250Pほど+あとがき。 時は明治。管狐を使った呪術を生業とする家に長子として生まれた…
みざき
今作が作家様のデビュー作と聞き、非常に驚いています。いやすごい。 妖怪、呪術、清祓師etc…と、特殊な設定が多く、全体的に和風なファンタジー作品といった雰囲気なのですが、起承転結が分かりやすく、伏線回収も綺麗で読みやすい。 そして何よりキャラクターが魅力的なんですよ。 面白かったです。読み応えがある250P超でした。 時は明治。江戸が終わり、新しい時代がやって来た。 依頼を受け、自身…
fandesu
BLの世界だけではなく、小説そのものを読む人が減っているとのこと。 文字萌え、特に好みの文体に激しい萌えを感じる私としては、このような時代に新しく作家になられる方のご本は出来るだけ読みたいし、是非応援させていただきたいと思っております。 なので「めっちゃおもしろかったー!」と書かないのは心苦しくて。 ただですね、どうも私、呪詛話が苦手なのですよ。霊的なものってそもそも理屈では何ともならな…
ポッチ
あらすじを拝見して面白そうだなと思って手に取りました。 村崎さんが書かれたあとがきを拝見して知ったのですが、今作品はリンクス新人賞で奨励賞を取った作品に大幅な改稿を加えた作品、なんだそうです。 初めてお見掛けする作家さまだなー、と思っていましたが、今作品がデビュー作なんですね。が、めっちゃ面白かった…。ちょっと凄い作家さまが出てきたな、という感じ。読みやすい文体にしっかり練られた構想、伏線…
小林典雅 カズアキ
碧雲
全寮制が舞台。時代は、昭和初期の設定。一番日本が元気だった時で、長い大戦がはじまる前。 大正ロマン風に拘った物語なので、例えば恋を旧漢字の「戀」=糸し糸しという心という字を選んでます。そして当時の流行りにこだわっていて、ドイツ語でリルケの詩とか引用が多いです。 モデルはで日本最初の七年制高校だと思う。(ここは今も男子校、難関で有名。80年以上にわたって太陽黒点の観測を続けている珍しい学校。…
renachi
雰囲気ある表紙に惹かれて手に取ったが、まず一文の長さに驚いた。一段落を読点でつなげた一文で仕上げている。数ページ読んだだけで、息継ぎができず酸欠になる気分を味わった。(音読していたわけではない) 会話文の長さも半端なく、説明調で長々しゃべるので読むのが辛い。しかも序盤で六歳の妹に向かって一ページ近くも説明セリフをしゃべっている。圧倒しているようで怖すぎて、ちょっと引いてしまった。 他のレビュー…
さとむら緑 カズアキ
窓月
ローズキー文庫の版権をショコラ文庫が買い取り、電子再配信可能となった作者デビュー作(あとがきより)。ショコラ文庫さん、ありがとうございます。カズアキ先生のイラストはありません。 展開がジリジリすぎて、ほんとにクライマックスくるんだろうか?と不安になるくらい、メインの二人がすごーく狭い範囲をぐるぐるする、(ページ数の割に)実は短い期間を描いた再会ものです。 好悪が分かれるお話だろうなァ……
桐嶋リッカ カズアキ
数年振りに再読中のグロリア学院シリーズ3作目。 一尉×日夏のお話としても3作目で、この後からはしばらくスピンオフ作となります。 面白く読めたのですが、日夏の父親やキメラのルイなど、新たな登場人物を絡めてのお話だったので… あまりメイン2人が中心ではないのかもしれない。 とは言え、2作目よりも格段にテンポが良くなった気がします。 終始体温の低そうな丁寧で穏やかな口調ながら、ちょっぴりむっつ…