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4/14(合計:136件)
尾上与一 黒沢要
甘食
ネタバレ
すごい作品です。始まりからジェットコースターのように激しく揺さぶられる物語。冒頭は卒業間近の高三男子2人のシーンからはじまり、親友同士の片方が片方にいきなり告白して振られます。 その夜からが超展開。振られた受けの蒼司がとんでもない事件に巻き込まれ、命も危険な状態に。言葉は柔らかいけどかなり無神経な振り方をした攻めの千夏は失いそうになって初めて自分にとって蒼司がどんなに大切な存在だったかを思い…
黒沢要
hepo
BLと呼んでいいのか悩みます。 もっと深い、人間愛とでも言うべき作品です。 母がずっと待っていた吸血鬼。 ステファンという名だけを頼りに、そのひとが現れるのを待ち続けたシュクレイ。 ステファンの登場で、やっと待ち人が現れたと思ったシュクレイだったが…。 ステフは待ち望んだ相手ではなくて、シュクレイは父親探しをするべくステフと一緒に旅に出ます。 この作品は本当に読んで、皆さまそれ…
読み直してレビューを確認したら、評価だけが「神」で確定されてました。 初読のとき、おそらくわたしは感動を文字にすることができなかったようです。 ただ残念なことに感動は水物で、一度感じたものをもう一度感じるのって困難。 読み返したら「萌2」なんだなあ…。 初読で何を感じたんだ、わたし!! 1冊まるまる1つの家族の話です。 【水の春】(3話) 高校生の春原とクラスメイトでホモと噂…
碧雲
珍しい視点で展開する物語。 父と父の恋人=後妻(♂)の穏やかな生活を守りたい為の秘密保持を願う、息子視点で描いた話。 表紙絵を見て、小学生か中学生が主人公かと勘違いしてしまった。高校生でした。 春原の家庭は、父親と二人の父子家族、母は小五で病死。作家の父が選んだ後妻は元担当編集者、母の面影を持つ優しい男性。春原君は、父と父の恋人を守るために、ひたすら秘密を隠している。 同級生の四宮…
贖罪のために生きる吸血鬼のステフと、吸血鬼の亜種であるシュクの、二人が旅先で出会う人達のエピソード。 抒情的な作品です。「体温」のエドが子供なのに大人のように諦めていて、哀しくなってしまった。 「ユレカ」-体温- 王立聖歌隊に所属して、三年ぶりに故郷に来た少年、エド。寮を逃げ出してきたエドをかくまう二人。 でも、エドが行きたい場所に着くと、エドが居た孤児院は無い。会いたい人も、帰る場所…
ぷれぱーる
何度読んでも良いものはいい! 大好きな作品です。 ふわっとしているようでしっかりしている2組のカップル。 高校生の四宮と澄、そして澄の父とパートナーの基。 とくに大人カップルのエピソードは切なくて美しくて泣けます。 シンプルに、素敵なカップルで素敵な家族だと思える。 高校生カップルは、初々しいですね。 言葉使いとか行動が男らしいのは澄だけど、内面の男らしさは四宮にこそ感じました。…
アンジー
初めて読んだ黒沢要先生の作品です。 こちらは、表題作の他に4作品が同時収録されています。 全て、表題作に繋がるお話です。 『花の雨』『春日和』『6月が来る』『凌霄花』 『水の春』 高校生の四ノ宮 吉野くんと同級生の春原 澄くんのお話。 吉野くんには「ホモらしい」という噂がありました。 でも、その噂も曖昧で、彼はいつも友人たちに囲まれています。 同じクラスの澄くんは、ある…
あさだ2枚
収録作どちらとも、タイトル通りかつ表紙の雰囲気通り、さらさら流れる水のような雰囲気の作品です。 ◾︎表題 ◾︎四ノ宮吉野(バイを公言)×春原澄(二面性) 高校生 高校生と高校生、男と男、人と人の関わり合いの瑞々しいところを静かに描いた作品。穏やかな青春。 大学生になった2人も収録されてますが、変わらない温度が心地よいです。 ◾︎春原泉(作家)×結城基(担当編集) 表題の前日譚か…
東雲月虹
独特なタッチの黒沢さんの作品、好きです。 人って誰しも心の奥底までわからないものですけど 距離感がリアルというか、 あまり饒舌に語るタイプじゃないのに目は口ほどにものを言う的な…。 高校からの両片想いこじらせ系でしたが なんとも言えない雰囲気がありました。 各務が四井に「触るな」と言ったのは四井を嫌いどころか好き過ぎたせいでも 四井にしてみれば拒絶として受け取ってしまうのは当然です。…
masaBL
高校時代、親友の四井への気持ちがコントロールできず 四井に自分の気持ちがバレるのを恐れた各務は咄嗟に 『触るな』と言ってしまう。 それから数年経った未だに四井は各務に触れない。 うわーもぉこの時点で尊い! 好きな人の傍に親友として居続けてるのに 決して触れてはこない。。。(泣) しかし尊いのはここで終わらない!! 「面倒見がいいな」と各務が言えば 四年生に慕われて頼り…