鬼塚征士さんのレビュー一覧

sweet pool 小説

栗城偲  鬼塚征士  Nitro+ CHiRAL 

攻め目線の話

原作のゲームをプレイ済みだったので話の核心部分は知っていたのですが、哲雄(攻め)からの視点で改めて本を読むと新鮮に感じられます。

ゲーム内では表されなかった哲雄の細かい心理描写は、寡黙で何を考えているのかわからない攻めを
(中身は普通の男子高校生だな)
と思わせてくれて好きでした。

ただ、本来主人公だった蓉司(受け)にどんなことが起きたかはほとんど書かれていないので、この本だけではわからないこ…

1

不器用、なんです 小説

中原一也  鬼塚征士 

なかよしさん萌え

2m近い身長の強面で堅物なベテラン刑事麻生と、相棒は美形だが狂犬と呼ばれるほどのキレやすい百済。
そんな二人のタイトル通り不器用で純情な、なんだか初心に返るようなこっぱずかしさが心地よい作品でした。
BLだとか中原作品だということを忘れて、事件の展開を追っちゃってましたが、そういえば途中濡れ場一切なし…ちょっと押し倒したりなどはあったものの、こんな調子でBLとして着地はあるのか?なんて、いらん…

2

sweet pool 小説

栗城偲  鬼塚征士  Nitro+ CHiRAL 

スプラッター・・・だったのですね。

このゲーム自体が分からなかったので単品の読み物として言えば
スプラッター系ホラー小説だったのではと読み終わっての感想。
同性同士の恋愛を超えて人ならざる物同士の切ないストーリーです。
内容的には面白いですね、幼い時から人とは違うと漠然に感じていた
違和感がそのまま変化することなく孤独感に拍車をかける。
そして見つけたのが受け様だったのですが、初めて欲しい傍にいたいと思ったが故に、何を言っ…

3

被虐の檻 小説

砂床あい  鬼塚征士 

あら、ちょっとデカダンス?

おむつプレイ、ねちっこい説明に音付き。グッジョブです。
退廃的な兄弟の睦合い、画家の兄、美しい母の果て、父親との確執、おぞましく完成された1枚の絵。デカダン的要素てんこもり。
兄の代わりに毎日性的処理をしてやる、という秘書のやりかたにもマゾっ気がぞくぞくされます。
最後の締め方がものすごくよかったです。ラブラブ、お前が好きだー!みたいなはっきりした終わり方ではなく、でろでろデカダンな割にはス…

1

殺業の絆 小説

犬飼のの  鬼塚征士 

ヤンデレの執着が痛くて引きこまれた

題名の通りに殺し屋が職業のモノです。
嗜虐とか被虐とか通し越して、本当に痛い暴力シーンがセックスに絡むのが自分的にものすごい好みシチュでありまして、、そんな点肉体的痛みが苦手な方には苦しい描写になってます。
その始まりと彼等の仕事がどうであれ、根本はラブ甘の甘甘なんですよ。
ベタ惚れですっ!互いに執着が酷いです。(だから痛くなっちゃうんだけどねw)

一番最初の魅せどころは改装中の歯科ク…

8

不器用、なんです 小説

中原一也  鬼塚征士 

今回のおじさんは

最近は中原先生のおっさんらぶに磨きがかかり過ぎ、私のツボから
ちっとズレていましたが、今回のおじさんはごつかわいかったです。
恩ある先輩警察官の息子とコンビを組むこの攻めのおじさん。
その相方が素敵におてんばで暴走するので振り回されています。
でも個人的事情により(笑)自ら苦労を背負い込んでいるような。
受け君のパンツの世話までしてますから。
今回のコンビはらぶは少量ですが気楽に楽しめ…

0

不器用、なんです 小説

中原一也  鬼塚征士 

凶暴な受け

お色気シーンは少ないですが、妙にツボにハマるシーンが多かったです。

綺麗系なのに凶暴な受け。チンピラにも恐れられています。あだ名が可愛い。

餌付け・押しかけ女房(いや旦那)・巨◯…

可愛い健気受けよりも、色気ないヤンチャな受けが好きな方に是非。

1

王子が町にやってくる 小説

鳩村衣杏  鬼塚征士 

ザ・田舎!

帯を見ましたら、「超攻宣言! 謎のイケメン王子様×恋愛経験ゼロの王子様!? 最高の攻との出会いをお約束します」と・・・
いや、帯の煽りは大体大げさだから、、と自分にいいきかせながらも何気にイケイケ&オセオセ王子攻めなのかーーー?期待w
確かに、すごい強引な攻めだったけど、それは本気とも嘘ともとれる軽いノリの、あわよくば、な上での姿で、実際は結構イイ人なんだな。
ただ、物語の性質上彼の正体がラ…

2

「銀杏と男」 ビーボーイノベルズそれでも愛してる書き下ろしショートストーリー グッズ

ほどよい距離

最初の出会いから5年後の二人です。
相変わらず生活がだらしない(やりっぱなしとかそういう)辻なんだけど、放浪癖があって、いつも一緒にいられるわけじゃないから、ブツブツと文句を言う有田はまるでお母さん(w)みたいだけど、そこはかとなく、落ち着いたなごやかな雰囲気が漂う。
でもそれが、ふとした瞬間に甘い時に変わるのですが、何だかこの空気感が実にうまく伝わってくる。
離れすぎずくっつきすぎず、辻は…

0

それでも愛してる 小説

西江彩夏  鬼塚征士 

興味本位だったんですか?有田さん

初読みの作家さん、鬼塚征士さんイラストというだけでのイラスト買いでした。
見ればバツイチで30代の男が13歳も年下の男が気になりだして迫るという、何だか不思議なストーリーに少しワクワクを期待させました。
帯には「放浪癖があって自由奔放そんな男に恋をした」
彼らに一体どんな魅力があるんだろう?

全体を読み終わって、攻めとなる辻の過去とか気持ちとかその移り変わりについては、うんうん、、と思…

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