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砂原糖子 広乃香子
みざき
ネタバレ
凝った手法で書かれた1冊でした。 何度も頭に疑問が浮かび、疑問を抱きながら読み進めていくうちに、なるほどこういうことかと過去が解き明かされていく構成が非常に面白かった。 なんだかアンネ・フランクを思い出しました。 東京都内でイタリアンレストランのシェフとして腕を振るう真頼と、大手広告代理店の有能な営業マンで幼馴染の訓。 九州の田舎で出会ったという幼馴染の2人。 若くして結婚し、その後…
雪代鞠絵 広乃香子
ひみた
健気不憫受けとスパダリの甘々を書いてらっしゃる作家さまとのことで気になったこちらを読んだのですが、余りにも受が少女でしかないところとトラウマの無さと敏感さが不思議で萌えませんでした。 当時分からなかったといえど怖い思いをしたのに、その後攻めに強引に◯されて(しかも男が男に、千冬が以前どんなことをされたのか知ってる癖に)なのにそれでも好きと言い切れるのが私には納得できません… 男なのに、というの…
坂井朱生 広乃香子
もみじみも
ちるちるのサイトで続編が出ていることを初めて知りました!ちるちるに感謝です。 私がこの小説を購入させていただいた理由は表紙の絵の繊細さです。書店で朝読書用の小説を探していたところ、本作を目にして即購入させていただきました。ポップなフォントが細くて綺麗な表紙と不釣り合いすぎるところは少し気になりましたが…(笑)ですが、表紙買いしたにもかかわらず内容も負けず劣らず面白かったです。 登場人物…
momo5
諸外国に追い付け追い越せと西洋の文化を積極的に取り込む華やかな時代。 ドレスに夜会に華族にカフェー。…作中に登場する明治らしい言葉を集めただけで、ただ私のテンションが上がるという他には、特に意味の無い羅列なのですが。笑 お話について。(玲人×千冬) 個人的に明治期とペシミストの組み合わせって、萌えます。 ですので、もっと拗らせていて欲しかったというのが本音なのですが…今作の攻めさまはツ…
M
梢野真頼は、東京の片隅でシェフを務めている。 そして、店に足繁く通う田倉訓とは幼なじみ。 けれど、真頼は過去を断ち切り、訓とも必要以上に親しくならないように振る舞っていた。 同じ頃、九州の田舎町。 小学六年生の治は、自分の蔵で古い手紙の束を見つける。 差出人「マヨリ」の真っ直ぐな恋心は、やがて同級生・双葉への想いと重なっていき…… という話でした。 「マヨリ」の…
市村奈央 広乃香子
コモさすけ
あとがきで市村さんが書いている、「少女漫画のときめきを、BLでも表現できたら」 これがこの本の全てを表していると思います! 少女漫画を全く読まなかった方もいらっしゃるとは思いますが、それなりの方々が少女漫画に出てくる、爽やかで、優しくて、でもカッコ良くて。ふとした拍子に「やっぱり男の子なんだなぁ」なんて思ってしまうような、非の打ちどころのない男子にきゅんとした経験をお持ちの方も多いのではな…
きたざわ尋子 広乃香子
真宮は、過去に自分のコンプレックスからひどく友人でライバルであった男を傷つけて逃げ出した過去がある。 そのことから大学では当たらず触らずに過ごしていたのだけれど、突然、高校の後輩を名乗る青年・倉木が現れた。 彼は人目を引かずにはいられない容貌の持ち主で、倉木の無意識の孤独に付け込むように体を重ねてきた。 そしてその魅力的な顔で言うのだ。 「好きになってはいけない」と…… と…
すももbyRILY
私はとても好きでした。 登場人物 29歳幼なじみカップル(東京住み) サトル×マヨリ 小学生カップル(↑cpの田舎住み) オサム×双葉 この4人が主軸となり二つのカップルの視点を行ったり来たりしながらストーリーが進みます。 オサムが家の蔵で子どもの頃マヨリが書き綴っていた手紙を見つけます。 そこにはマヨリのサトルに対する恋心が。。。 (手紙の中のヤンチャなマヨ…
bonny
なんて綺麗な初恋なんだろう。綺麗すぎるくらい…。こういうお話を小説で読めて幸せだー!! ピュアっピュアなのが大好きなのですが、今まで読んだ高校ものでは頂点かも。こういうピュアさとエロスが表裏でジレジレしてるのに萌える。 あらすじはシンプル過ぎるほどにシンプル。親が転勤族で、転校を繰り返してきた進夜はクラスメイトに友情なんて期待していない。高二の夏、転校してきた高校で隣の席になった星川と…
M+M
2002年発行のエクリプスロマンスに書き下ろしが追加され、表題作の長編とショート2作品が収録されています。 続編に「優しく奪わないで」があります。 私は続編を先に読んでから興味を持ってこの作品を読んだのですが、この二人は両想いになってからの方が面白いです。間宮(受け)が繊細なタイプなのに倉木(攻め)まで不安定だと読んでいて落ち着かなかったので。倉木が腹を決めてからの二人の「割れ鍋に綴じ蓋」…