柴田よしきさんのレビュー一覧

非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

魅力的な登場人物達

「刑事」「ヤクザ」「推理小説」なんてキーワードから、なんとなくむさくるしい想像をしてしまい、なかなか手が出せずにいました。
しかし、読み始めて数十分。すっかり山内練(受)の魅力の虜になっていました。悪魔の様な残虐な男かと思えば、弱々しく脆い面を見せたり、アルコールに溺れたり、何かと危なっかしい人物ですが読んでいていい意味でハラハラさせてくれました。
練をはじめとするこの作品の登場人物達は、色々…

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非BL作品

聖なる黒夜 下 非BL 小説

柴田よしき 

心にずっしりくるお話です

この作者さんの作品はこの聖なる黒夜上下巻しか読んだことありません。
下巻の疾走感がすごかったです。
元々泣けると聞いて読んだ作品ですが、心が苦しくなる涙が出ます。
恋愛の涙だけでなく、男女の恋愛の涙、裏切られた苦しい涙。

作中の言葉にもあったように輪廻転生があるならば、この事件に関わった人たちが、いつの時代かわからない過去に出会っていて、こうなる運命だったのかもしれない。運命めいた関係…

5
非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

非BLとはいえ

作者さんの他の作品を読んだことがなく、私はこの作品しか知らないです。
まだ上巻しか読んでいません。
ニアBLだと思って読み始めているせいなのか、腐女子脳のせいなのか、ノンケの麻生は誰とくっつくのか同僚の及川なんじゃないか、山内なのか、それか他の人なのか、それとも誰ともくっつかないのか・・・そこばっかりに意識がいってしまっています(汗)
あとは山内の免罪が暴かれて行く所は山内がかわいそうでうる…

2
非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

黒く底の見えない

単行本版と文庫版、更に電子書籍版まで購入するほどこの作品を愛しております。キャラクターの設定は刑事×美貌のヤクザでよくあるBL作品のようですが、ミステリ、ハードボイルド、同性愛、警察小説を濃縮した様な作品なので非常に読み応えがあります。

広域暴力団の大幹部韮崎誠一の殺人事件をきっかけに一人の刑事とヤクザが再開する事により物語は始まります。現在の事件と過去の事件が複雑に交差し、これ程までにスト…

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