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4/4(合計:38件)
柴田よしき
まぎぃ
これは読み物として、いわゆるBLの1段上にある、本格ミステリーでした。構成、描写、文章力、どれもこれまで読んだBLノベルとは一線を画しています。 読み進むほどに、これまで読んできたBL小説は”ライト”ノベルのレベルなんだなと思わされました。 本作の評価は、ランク外、星6つ以上です。 しかし、上巻後半になってくると、どんどんとこれはBLだ、いやBLでなくしてなんであろう、と思えてきます。こ…
霧笛丸
ネタバレ
「聖なる黒夜」の後、私立探偵になった麻生の短編集です。練は所々出てはきますが全然足りない、もっともっと出て欲しかったです。このもどかしさは非blならではでしょうか、これはあくまで麻生が主役の地道なミステリーになりますから。ですが私もちるちるユーザーの端くれです、以下麻生と練に的を絞りレビューします。 第一話目「our house」 玲子のためにローンを組んで買ったマンションを引き払い、探偵事務…
「聖なる黒夜」は非bl作品です。なので男同士の関係はサラッと、匂わせる程度なのかと思ってました。濃いめの友情な感じかな、なんて予想してたのですが、全然違うとすぐに分かりました。 この作品は「匂わせる」を越えてしっかりそこのところが描かれています。 ☆ここから激しくネタバレしますので、ご注意ください☆ まず、主人公の麻生龍太郎。彼は初めは妻に一方的に離婚された男として出てきますがたまげまし…
blの沼に浸ったこの一年、読んだ本と購入した本はほぼ全てblでした。「聖なる黒夜」は久しぶりの非bl作品でして本当、圧倒されました。 ストーリーの詳細は控えますが、大物ヤクザの韮崎が殺されたところから始まります。捜査に当たるのは警視庁捜査一課の刑事、麻生龍太郎、そして運命的に再会する山内練。 この山内練が実に魅力的なのです!インテリで男娼上がりで韮崎の企業舎弟、練は前科者であり、ここが物語の大…
もち89
「刑事」「ヤクザ」「推理小説」なんてキーワードから、なんとなくむさくるしい想像をしてしまい、なかなか手が出せずにいました。 しかし、読み始めて数十分。すっかり山内練(受)の魅力の虜になっていました。悪魔の様な残虐な男かと思えば、弱々しく脆い面を見せたり、アルコールに溺れたり、何かと危なっかしい人物ですが読んでいていい意味でハラハラさせてくれました。 練をはじめとするこの作品の登場人物達は、色々…
エミィ
この作者さんの作品はこの聖なる黒夜上下巻しか読んだことありません。 下巻の疾走感がすごかったです。 元々泣けると聞いて読んだ作品ですが、心が苦しくなる涙が出ます。 恋愛の涙だけでなく、男女の恋愛の涙、裏切られた苦しい涙。 作中の言葉にもあったように輪廻転生があるならば、この事件に関わった人たちが、いつの時代かわからない過去に出会っていて、こうなる運命だったのかもしれない。運命めいた関係…
作者さんの他の作品を読んだことがなく、私はこの作品しか知らないです。 まだ上巻しか読んでいません。 ニアBLだと思って読み始めているせいなのか、腐女子脳のせいなのか、ノンケの麻生は誰とくっつくのか同僚の及川なんじゃないか、山内なのか、それか他の人なのか、それとも誰ともくっつかないのか・・・そこばっかりに意識がいってしまっています(汗) あとは山内の免罪が暴かれて行く所は山内がかわいそうでうる…
にら
単行本版と文庫版、更に電子書籍版まで購入するほどこの作品を愛しております。キャラクターの設定は刑事×美貌のヤクザでよくあるBL作品のようですが、ミステリ、ハードボイルド、同性愛、警察小説を濃縮した様な作品なので非常に読み応えがあります。 広域暴力団の大幹部韮崎誠一の殺人事件をきっかけに一人の刑事とヤクザが再開する事により物語は始まります。現在の事件と過去の事件が複雑に交差し、これ程までにスト…