柴田よしきさんのレビュー一覧

非BL作品

聖なる黒夜 下 非BL 小説

柴田よしき 

真相にリアリティが無さすぎてガッカリ…

不朽のBL小説100選に選ばれていたので、期待し過ぎました。
個人的にはストレスフルな小説でした。BL部分以外の内容(ミステリー)がお粗末で自分には合わなかったようです。一般小説でBL的な要素を楽しめる事に何より重きを置く人にはいいでしょうが、それ以上のものを求める人にはオススメしにくいです。

上下巻合わせて1300頁とかなりのボリュームで、「こんなに長いからには何か得られるものがあるはず…

4
非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

事件を取り巻く愛の物語

上下巻合わせてレビューさせていただきます。
図書館で手に取った分厚い本。普段読書の嫌いな私が寝る間も惜しんで読み尽くすほど、引き込まれる作品でした!
もちろん非BL作品なのですが、男同士の愛がが物語の本筋となりすぎていて、BL作品のつもりで読んでも何の違和感もありません。上質な刑事・ヤクザモノを浴びるように摂取できます!

ここからは読んだことのある方に語りたいことなのですが、及川さん………

5
非BL作品

聖なる黒夜 下 非BL 小説

柴田よしき 

ますますBL

ミステリとして始まった上巻。下巻では、むしろがらりと変わって二人の愛の物語の様相を呈してきます。

長回しの科白が増え、作者の言いたいことが登場人物の口を介して切々と語られます。決して読みにくくはありません。が、そのセリフの奥に作者の言葉が透けて見えるところがやや残念。あくまでも生きたキャラとして動かして欲しかったな、と思います。

謎解きの方は、キーとなる人物は上巻である程度予想できます…

8
非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

本格ミステリ、というより愛の物語

これは読み物として、いわゆるBLの1段上にある、本格ミステリーでした。構成、描写、文章力、どれもこれまで読んだBLノベルとは一線を画しています。
読み進むほどに、これまで読んできたBL小説は”ライト”ノベルのレベルなんだなと思わされました。
本作の評価は、ランク外、星6つ以上です。

しかし、上巻後半になってくると、どんどんとこれはBLだ、いやBLでなくしてなんであろう、と思えてきます。こ…

9
非BL作品

私立探偵・麻生龍太郎 非BL 小説

柴田よしき 

麻生と練がもっと見たかった

「聖なる黒夜」の後、私立探偵になった麻生の短編集です。練は所々出てはきますが全然足りない、もっともっと出て欲しかったです。このもどかしさは非blならではでしょうか、これはあくまで麻生が主役の地道なミステリーになりますから。ですが私もちるちるユーザーの端くれです、以下麻生と練に的を絞りレビューします。
第一話目「our house」
玲子のためにローンを組んで買ったマンションを引き払い、探偵事務…

6
非BL作品

聖なる黒夜 下 非BL 小説

柴田よしき 

非bl作品、でもしっかり絡んでます。

「聖なる黒夜」は非bl作品です。なので男同士の関係はサラッと、匂わせる程度なのかと思ってました。濃いめの友情な感じかな、なんて予想してたのですが、全然違うとすぐに分かりました。
この作品は「匂わせる」を越えてしっかりそこのところが描かれています。
☆ここから激しくネタバレしますので、ご注意ください☆

まず、主人公の麻生龍太郎。彼は初めは妻に一方的に離婚された男として出てきますがたまげまし…

8
非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

ヤクザの死を巡る、圧倒的ストーリー

blの沼に浸ったこの一年、読んだ本と購入した本はほぼ全てblでした。「聖なる黒夜」は久しぶりの非bl作品でして本当、圧倒されました。
ストーリーの詳細は控えますが、大物ヤクザの韮崎が殺されたところから始まります。捜査に当たるのは警視庁捜査一課の刑事、麻生龍太郎、そして運命的に再会する山内練。
この山内練が実に魅力的なのです!インテリで男娼上がりで韮崎の企業舎弟、練は前科者であり、ここが物語の大…

10
非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

魅力的な登場人物達

「刑事」「ヤクザ」「推理小説」なんてキーワードから、なんとなくむさくるしい想像をしてしまい、なかなか手が出せずにいました。
しかし、読み始めて数十分。すっかり山内練(受)の魅力の虜になっていました。悪魔の様な残虐な男かと思えば、弱々しく脆い面を見せたり、アルコールに溺れたり、何かと危なっかしい人物ですが読んでいていい意味でハラハラさせてくれました。
練をはじめとするこの作品の登場人物達は、色々…

10
非BL作品

聖なる黒夜 下 非BL 小説

柴田よしき 

心にずっしりくるお話です

この作者さんの作品はこの聖なる黒夜上下巻しか読んだことありません。
下巻の疾走感がすごかったです。
元々泣けると聞いて読んだ作品ですが、心が苦しくなる涙が出ます。
恋愛の涙だけでなく、男女の恋愛の涙、裏切られた苦しい涙。

作中の言葉にもあったように輪廻転生があるならば、この事件に関わった人たちが、いつの時代かわからない過去に出会っていて、こうなる運命だったのかもしれない。運命めいた関係…

5
非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

非BLとはいえ

作者さんの他の作品を読んだことがなく、私はこの作品しか知らないです。
まだ上巻しか読んでいません。
ニアBLだと思って読み始めているせいなのか、腐女子脳のせいなのか、ノンケの麻生は誰とくっつくのか同僚の及川なんじゃないか、山内なのか、それか他の人なのか、それとも誰ともくっつかないのか・・・そこばっかりに意識がいってしまっています(汗)
あとは山内の免罪が暴かれて行く所は山内がかわいそうでうる…

2
PAGE TOP