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3/4(合計:38件)
柴田よしき
ももよたん
ネタバレ
『聖なる黒夜』の麻生龍太郎がまだ新人刑事と呼べる時代のお話でした。 本作では龍太郎と付き合っているのは大学の先輩で、警察としても先輩で恋人の及川。 非番の前夜に及川の部屋に泊まる…という関係が続いているようです。 だけど決して順調な関係ではなくて、龍太郎は及川が運命の相手だと思いながらも違和感を感じていて、それを及川も感じとっている様子なんですね。 微妙な関係の2人だから、曖昧な気持ち…
『聖なる黒夜』読了後すぐに読み始めました。 麻生は警察を辞め、元妻のために買ったマンションも手放し、私立探偵になっていました。 その事務所兼自宅に練はふらっと現れ、次の約束も何も言わず帰って行く…そんな関係が続いています。 警察を辞めたからヤクザものとの付き合いを続けられる、とは麻生は思っていません。 自分は警察にどっぷり浸かった人間であり、だから練がヤクザと盃を交わすならこの関係…
一冊になっている単行本版を読みました。 ので、下巻の方にレビューします。 かなり分厚いのですが、引き込まれてついつい夜更かしになってしまいました。 警察とヤクザ・裏社会を舞台にしたお話で、くくりとしてはヒューマンミステリーかな? ミステリーのネタバレはしませんが、BL的なネタバレはありますのでご了承ください。 ある事件により人生が全く思わぬ方向へ行ってしまった青年・山内と、その事件に…
甘食
ピチピチの若さの20代で、呼び名も麻生ではなく龍太郎。でもやはり周りの同世代同僚よりは落ち着きがある…というか老けた性格の印象。彼が様々な事件を通して刑事として成長していくストーリーですが、腐女子が気になるのはチョコチョコ出てくる交際中の先輩刑事、及川純の存在。彼は大学の剣道部の先輩でもあり、彼の引退試合の夜に愛が芽生え、付き合い始めたらしいよ。キャ!(萌) 20〜25歳まで付き合ってるって…
「聖なる黒夜」は一般小説ですが、刑事・麻生×男妾あがりのヤクザ・練との関係性は限りなくBL風なので、そこに焦点を絞った感想です。 ⑤所轄刑事・麻生龍太郎(麻生と元彼・及川登場) ④聖なる黒夜(麻生×練+及川) ⑥私立探偵・麻生龍太郎(麻生×練・お付き合いから別れへ) ①RIKOー女神の永遠ー(麻生と練の登場は無し) ②聖母の深き淵(麻生と練・別れても未練たっぷり) ③月神の浅き夢(…
「聖なる黒夜」の続編。麻生×練のカップリングが気になりその目的のみで読みました。捜査一課のエリート警部だった麻生は色々あって私立探偵に転職しました。彼の新しい仕事の事件簿という形の短編集。2人は相変わらず付き合ってるようですが、麻生の「俺は警察やめたんだからお前もヤクザやめろよ」みたいな論法はちょっとな、と思う。練は麻生のせいでヤクザになっちゃったようなものだから、「そうしないと別れるよ?」みたい…
ちるちるの一般小説だけどBL風味?みたいな最近のニュース記事で教えてもらった作品。好みのどストライクでした。ちるちるさんありがとう。 分厚い上下巻だし、ミステリーとしても重厚だし、魅力的な女性もたくさん出てくるし、男女の絡みもあるしBLとは決して言えないんだけど、主役は麻生龍太郎と山内練で2人の愛憎溢れる複雑かつ皮肉な運命の関係がこのシリーズの主題だと思うのでそういう点では立派なBLだと私に…
カラフル
不朽のBL小説100選に選ばれていたので、期待し過ぎました。 個人的にはストレスフルな小説でした。BL部分以外の内容(ミステリー)がお粗末で自分には合わなかったようです。一般小説でBL的な要素を楽しめる事に何より重きを置く人にはいいでしょうが、それ以上のものを求める人にはオススメしにくいです。 上下巻合わせて1300頁とかなりのボリュームで、「こんなに長いからには何か得られるものがあるはず…
昆布味
上下巻合わせてレビューさせていただきます。 図書館で手に取った分厚い本。普段読書の嫌いな私が寝る間も惜しんで読み尽くすほど、引き込まれる作品でした! もちろん非BL作品なのですが、男同士の愛がが物語の本筋となりすぎていて、BL作品のつもりで読んでも何の違和感もありません。上質な刑事・ヤクザモノを浴びるように摂取できます! ここからは読んだことのある方に語りたいことなのですが、及川さん………
まぎぃ
ミステリとして始まった上巻。下巻では、むしろがらりと変わって二人の愛の物語の様相を呈してきます。 長回しの科白が増え、作者の言いたいことが登場人物の口を介して切々と語られます。決して読みにくくはありません。が、そのセリフの奥に作者の言葉が透けて見えるところがやや残念。あくまでも生きたキャラとして動かして欲しかったな、と思います。 謎解きの方は、キーとなる人物は上巻である程度予想できます…