成瀬かのさんのレビュー一覧

初恋スイーツ 小説

成瀬かの  森原八鹿 

好みの問題

成瀬さん、とても好きな作者さんですし、
内容もふんわりしていて、帯にあるように「ピュアな初恋」もので、
良かったと思います。
「しゅみじゃない」評価になってしまったのは、
もうただ、私の苦手な性格の主人公だっただけです。

少々天然な性格で、かわいめな高校生、フユは、
偶然会った、強面パティシエの鴻巣に憧れ、徐々に恋をしていくようになります。
自分では、恋とは気づかず、純粋に恋をし…

3

初恋スイーツ 小説

成瀬かの  森原八鹿 

ほわほわしてて可愛いお話

ハズレの少ない作家さんでイベントでも同人誌を買い求める程最近は好きなのですが、
前作は泣かせてくれるもふもふだったけど、今回はほんわか優しくて甘く癒され
でもコミカルな感じで楽しませて頂きました。

主役の受けである冬生くんの天然でニブイ可愛さはまるで生きてるぬいぐるみ。
兄の溺愛ぶりが納得出来てしまう恐ろしい可愛さでしたね。
攻めであるパティシエの鴻巣はヤクザと間違われるほど強面で不…

2

初恋スイーツ 小説

成瀬かの  森原八鹿 

かわいくて、甘くてふわふわで、ちょっと笑い

成瀬さんのとってもかわいらしいお話でした。
主人公はとっても小さくてかわいらしくて、今どきスレてないフワフワしたイメージの純真な男の子。
本来なら、こういう男子の設定が登場すると反射的に回れ右してしまうくらい苦手意識のあるキャラなんですが、ストーリー展開にどこか抜け感があり、”そっちかよー!?”と思わず突っ込みたくなるネタがしかけてあったりと、笑わせる要素もあり一息に読めて、しかも楽しめちゃい…

9

さよなら 小説

成瀬かの  小椋ムク 

謎が気になり、ページが進む。

過去と現在が行き来し、徐々に姿を現していく作りになっています。

他の方のレビューを読んだわけじゃなし、事前情報も何もなく読んだため色んな謎が作中に散りばめられており、最初はよく分からなかったです。
一体このお話はどこに向かおうとしているのか、ミステリーなのかファンタジーなのか悲恋ものなのか、はたまた…。

よく分からないのですが、成瀬さんの綺麗な人物描写、読みやすい文章、心を打つ展開に…

7

琥珀色のなみだ~子狐の恋~ 小説

成瀬かの  yoco 

ちょこっと切ない

とてもピュアなお話で、
作者さんもあとがきで
「こういったお話はベテランしか許されないと思っていだけど…」
というようなことを書いていらっしゃるのですが、
確かに、読んでいて、
「成瀬さん、勝負してきたな!」と思わされました。

狐の神、琥珀と人を避け山里に住む元武士の、鐡のお話。
仲間、仕えていた人に裏切られ、名前を変え、
山里で暮らしていた鐡は、山で狐を見つける。
連れ変え…

3

さよなら 小説

成瀬かの  小椋ムク 

これもある意味ファンタジーなのか幻影なのか

完璧シリアス路線の切なさと苦しみが溢れんばかりに描かれている作品と言う感想。
ネタバレしてしまったら、面白みがすっかりかけてしまうようなシックスセンスみたいで
感想的には作品としては悪くはないだろうと思うけど好みでは無いと言う感じかな。

基本的に、無くしてしまった恋は本当の恋愛だったのか?なんて思ってしまったら
もう、左程のめり込む事が出来ない気がしてしまう。
両親の愛に恵まれず、幼…

6

さよなら 小説

成瀬かの  小椋ムク 

好きな人の為にvs執着

なかなか不思議感のある作品でした。

登場人物は3人。
団地の隣同士で同い年の大成と怜也に、大成の従弟の青馬。
太陽の様な子と寂しい2人の子供。それぞれの執着や愛情が育っていくのです。

受けの怜也視点で進みます。
が、子供の頃のエピソードやある時点までの大成とのやりとりは普通に受け取れますが、病院で目覚めてからの怜也の文章は不思議な空気が漂い、読者は「何か妙」な感覚のまま読まされて…

3

若と馬鹿犬 小説

成瀬かの  海老原由里 

馬鹿犬というより馬鹿主人。

成瀬さん、初読みです。
読み終わってビックリでした。
いや~、世の中良作出回ってますね。思わず引き込まれてしまいました。
あとがきでイラストが両方攻めっぽいビジュアルとあり、私も手に取った当初、どっちが攻めでどっちが受け?と迷いましたが、蓋を開けてみると両方受けっぽくてヤクザモノにしてはいい感じに裏切ってくれて、すごく楽しめました。

表題作の受けの御門視点のお話を読んでいた時はまさかこ…

5

竜王は花嫁の虜 コミコミスタジオオリジナル特典番外編小冊子 グッズ

無駄な抵抗の行方とは?

本品は『竜王は花嫁の虜』の
通販書店限定配布の特典小冊子になります。

本編後、パラディソスに留まった
受様の日常を描いたお話になります。

パラディソの住人になった蒼は
竜力のない人間である自分でも役に立ちたいと
倉庫整理を思い立ちます。

マノリアによると倉庫の品は
地上に住む人間の貢物だそうで
品物が多くてなかなかはかどりません。

そんな状態でも
蒼には宝…

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竜王は花嫁の虜 小説

成瀬かの  宮城とおこ 

きっかけに囚われて

今回は天空に浮かぶ竜の島を統べるべき竜の長と
人間界から竜の住む世界にトリップした会社員のお話です。

それぞれが抱えていた傷を
お互いとの出会いによって払拭するまで。

受様は同性しか好きになれないゲイです。

受様自身はゲイである事を悪いと思いませんが
両親や妹には気持ち悪がられ
好きだった親友にも背を向けられてしまいます。

傷ついた受様は
会社帰りに入ったカフェバ…

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