栗城偲さんのレビュー一覧

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

倦怠期の方々へ…

なんかね、思いやりって大事ね。
っていうか、一歩下がって相手を見るって大事ね。

当たり前のことなんだけど、何十年も一緒にいると
それを忘れる時があるんだよね。
自分中心になり過ぎるとやっぱりね。

でも浮気はダメよ二人とも。
健太君がいい感じの役割果たしてくれて良かったかも。
健太くんが、いい子で良かったよ。

これって倦怠期とかになりそうな人が読むといいのかも。
きっと…

2

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

ふうふのありかた

すれ違いの多い倦怠期の夫婦(夫夫)があるきっかけで、お互いのことを再び認めるお話だと思います。

どちらも相手のことが嫌いになったわけではないのに、同居しながらも段々距離ができてしまっている40歳同士のカップルです。

お話は2部に分かれており、洸一の視点からと千里の視点から描かれます。
同じ時間軸の中、洸一は過去の千里によく似た青年と旅をすることで、千里の大切さに気付きます。
千里は…

2

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

消え去るモノと残るモノ

今回は地方出身の私立大学文学部教授と
直木賞候補にもなった中堅小説家の40代カプのお話。

本編は二部構成で
攻様視点で離れていた受様への恋心を思い出すまでと
受様視点で出会いから攻様への思いを再認識するまで、
それに本編終了後の後日談を収録。

本作の二人はともに今年40才。
攻様は文学部教授として私立大学で働き
受様は小説家として在宅で仕事をしています。

二人は大学卒…

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花色―君をこそ、想ひ初めしか― 小説

栗城偲  佐々木久美子 

百夜通いは自業自得?!

今回は香合わせの才は無いが聞香は得意な四位少将と
帝と小野小町更衣の間に生まれた二代目小町のお話です。

二人の出会いから百夜通いを経て恋人になるまでと
その後の二人の番外編2本を収録。

受様は言い寄る公達にもなびかない才媛にして
祈祷や呪詛に長けた帝の更衣【小野小町】の実子です。

小野小町は更衣としてよりも
巫女としての役割を担う事が多かった上、
自身の命が長くない事…

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