栗城偲さんのレビュー一覧

鬼の棲処 書き下ろしショートストーリー小冊子 グッズ

本編では語られない逸話

本品は『鬼の棲処』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。

本編後、
村長の息子視点で村の様子が語られています。

村長の息子は
たびたび黒鬼がさらわれた時の夢を見ます。

得体のしれない男たちに捉えられ
黒鬼は今にも泣きだしそうな顔で
連れ去られてしまったあの日の事。

あれは村長の息子にとってだけでなく
村の誰にとっても悪夢のような出来事であり
未だに…

5

鬼の棲処 アニメイト限定SSペーパー グッズ

完璧な兄を変えた人

本品は『鬼の棲処』の
アニメイト限定特典ペーパーです。

弟王子視点で
兄王子に対する葛藤と考察が語られています。

血の繋がりがある兄弟だからと言って
全てを知りつくしている訳はなく
相手を完全に理解する事は不可能ですが

弟王子にとって
兄王子はひどく好ましい存在でした。

見た目の美しさは勿論
小さい頃からやんちゃだった弟王子に比べて
立ち振る舞いも頭の良さ…

3

鬼の棲処 発売記念ペーパー グッズ

夜は誰のもの?

本品は『鬼の棲処』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、夜視点で
四年後のある日を描いた後日談になります。

唇に柔らかな感触を覚えた夜が
そっと瞼を開くと天使のように美しい
顔が頬杖をついて夜を見つめていました。

昨日は少し無理をさせてしまった
と言われた夜は頬を染めてします。

恋人関係になっも既に四年が過ぎても
2人の間には倦怠期も訪れず
二日と…

3

鬼の棲処 小説

栗城偲  コウキ。 

いろいろ気になる

不吉な黒髪であることから、島で迫害を受けていた受け。薬師として生活していましたが、名前もつけられず、人間扱いされず、しかも薬草を盗んでいった島人が使用量を誤って死んだせいで幽閉され、殺されかけていました。
そこに島を討伐にやってきた國の第一王子攻めが、殺されかけていた受けを見つけ、戦利品として國に連れ帰ることに…というお話です。

人として扱われず、名前すらなかった受けが、キラキラ金髪の王子…

4

鬼の棲処 小説

栗城偲  コウキ。 

魔女狩りからのシンデレラ

王道のシンデレラストーリーですね。
他の方があらすじを書いて下さってますが、恐らく皆様が想像している通りの流れと結末です。

私は、コウキ。さんの挿絵も含めて結構好きな一冊です。
攻めの第一王子は、金髪碧眼で物腰が柔らかく一途で、我儘も滅多に言わない絵に描いたような、まさに王子らしい王子。
一方受けの夜は、下層の平民出身で、村八分にされていた過去があり、可哀想なくらい自己評価が低く初心。…

1

鬼の棲処 小説

栗城偲  コウキ。 

ちょっとしたシンデレラストーリー

島で忌避される黒髪をもって生まれ、村人に村八分にされていた薬師の黒鬼(受け)は濡れ衣で、投獄されているところを、海を隔てた文明の進んだ国から来た第一王子(攻め)に戦利品として連れ帰られます。

王位を継ぎたくない第一王子は夜と名付けた黒鬼を恋人役にして醜聞になるように一緒の部屋に住まわせ、仕事がしたい夜のために薬師としても雇って貰えるようにしてくれます。

第一王子は貴族たちには受けはいい…

3

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

言葉にすることの大切さ

大学時代に出会い、付き合って同居して二十年。
挨拶を交わすことも会話もほとんどない状態になり、お互いに浮気をしあってレス生活五年の二人。
悲しいことに、お互いに自分は今も相手のことを愛しているのに、相手はもう自分のことなんて何とも思っていないだろうとカン違いしている。

「愛してる」「好きだよ」と自分の思いを伝える言葉、「ごめん」「ありがとう」の言葉と相手を思い遣る気持ち。
年を重ねるほ…

5

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

長く付き合っているパートナーがいる方に

どうでしょう?とお勧めしたくなる作品。四十路に突入したカップルがお互いの関係を見つめ直すきっかけをくれた、ささやかな心の旅路。よもやこういったお話をBLで読めるとは思いませんでした。

大学教員の洸一が疲れて仕事から帰宅すると、パートナーで小説家の千里は締め切り間際の追い込み中。すれ違いの生活が続く中、しばらく振りに顔を合わせたのに、家の中は散らかり、二人が交わす言葉はトゲトゲしく素っ気ない。…

12

恋に語るに落ちてゆく 小説

栗城偲  樹要 

おでんの具論争したくなるかも…?

祖父が立ち上げた缶詰会社が今では大きな食品メーカーとなり
父と兄二人が勤めている為、末っ子の霙(みぞれ)は
カフェ兼バーでバイトをしています。
そこにいつも訪れる常連の佐藤さんは
美貌の店長・赤宗を好きな様子で
霙は密かに応援していました。
祖父が以前亡くなった祖母と暮らしていた家を
霙は前々から気に入っておりおねだりをしていましたが
道楽で続けているおでんの屋台の店番と
ある青…

3

後輩が目を合わせてくれません 小説

栗城偲  石田惠美 

可愛いお話でした

大学で映画研究会に所属している航流(受け)は、可愛がって懐いていた後輩・主税(攻め)にここのところずっと避けられている。他の部員とは仲良く口をきく姿に、嫌われたのかと思って悲しくなったり腹が立ったり。しかし合宿中、不慮の出来事で密着してしまった時、耳元で「好きです」と告白されてしまい…。


好きな子と目を合わせられない年下攻めと、やんちゃで元気な美少年の先輩受けの話です。
なかなか煮え切…

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