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40/79(合計:784件)
秀良子
mayuta
ネタバレ
「下衆BL」が発端になっているそうで、読んだ後もそんな印象が強かったです。 私はごく平凡な感性しか持っていないので、下衆というか性格の悪い登場人物が基本的に苦手です。 ではなぜ神評価になったかというと、攻めの柏原君による所が大きいと思います。 このお話は下衆で腹黒の小泉君(受け)が「改心」するとか「公正」するという方向性がなく、ただただ「そんなお前が嫌いだ」というシンプルな投げかけに尽き…
ののみ
表紙がほのぼの系なので油断して読んだら、何故か涙が止まらなくなりました。 こんなにほっこりした物語なのに思い出してはまた切なくなり泣いてしまう。これは困った。 表紙とタイトルからは想像出来なかったこの深さ。じんわりと胸に染みます。 貧乏な三崎と金持ちの明治。 2人の祖父はいっしょに戦争を生き抜いた仲。 三崎祖父はすでに他界。明治祖父は2人の通う学園の理事長。 「同い年だよ、仲良くね…
165
お姉さんが謎ですねえ。いつか出てくるのでしょうか。 2巻は弟コウの友達日高君が参戦?日高君の10年はコウの10年。 高校へは行かないと言い出す駿人に家庭教師をつけることに。名乗りをあげた日高君が駿人に入知恵を。押してダメなら引いてみなって。 素っ気ない駿人にソワソワな優士。 家族だから。血が繋がってなくても。応えられない。とうとう優士が言っちゃいます。 かなり意識してたけ…
久しぶりの読み返しです。また違う味わいがありますね。 恋がささってますね。あっちこっちに。 複雑な一家。再婚した両親は海外へ。奔放な義理の姉は息子と娘を残して3年帰らず。恐らく腹違いの弟との四人暮らしです。 ある日甥っ子駿人が髪を金髪に染めて…。叔父こと優士を好きだと隙を見せるなよとキスをしてきて。 弟は女の子とのお付き合いが盛んですが中学からの友達に片思いされてて。 …
木春菊
初読の感想は「あー(感嘆のため息)、すごいの読んじゃった」。 読了後すぐに反芻してしまう台詞、一枚の絵として脳裏に焼き付いた場面の数々。 一度読んだだけでここまで頭と心に焼き付く作品にはなかなか巡り会えません。 そしてBLではあるのだけど、女装した八代の心がどんどん女性寄りの思考や感受性に傾いていくので、語弊があるかもしれませんが「10代の女の子の物語」としての側面も個人的に感じられた作品で…
しいか
BL漫画は、表紙がとても綺麗で、見たまんまBLみたいなものしか読んでこなかったので、こんな素朴な表示の漫画はほぼ初めて読んだのですが。 侮ることなかれ。なんで読んでこなかったんだ私馬鹿じゃんって思いました。 受けの感情の揺れとか、攻めの焦りとか、感情移入がしやすかったです。攻めが「てめーの百億倍可愛いわ!」って姉に言うシーンがたまらんですね。そのときの受け可愛い。姉の変貌ぶりにもなかな…
ジュニパー
続きを楽しみにしている作品のひとつです。 今作・3巻で駿人の中学生編が完結と帯にありました。もしかすると序盤あたりで優士の背を追い抜いちゃったりして…などと思っていたので、このゆっくりじっくりな進み具合がもう、うれしくて。コウくんどうなるのかな、4巻がますます楽しみになりました。それにしても読みたいもの、知りたいこと、なんか絶妙なタイミングで見せてくださるなぁとしみじみ。 絵とモノロー…
えすむら
こんなにも後から後からじんわり来る作品だとは思っていませんでした。 タイトルと表紙デザインがずっと気になっていたのですが保留していた作品、、が、たまたま購入したonBlue誌で、三巻の最終章である「美浦さん」のモノローグで始まるチャプターがとても印象的で、どーしても最初から読みたくて、1巻~一気読みしました。 叔父と甥、とはいうもののその構造は複雑でユニークだと思いました。登場人物それぞれの目…
前作『リンゴに蜂蜜』のコマノ(ノンケ)と夏樹(ゲイ)の物語の続き。 秀良子さんの作品を読んでいるとき、言葉にならないような胸の裡の揺らぎを上手に掬い取って丁寧に描写される世界観に心の琴線がとても刺激されます。 丁寧だけれど描きすぎずに読者に想像する余地を残してくれるので、行間や余白を余すところなく堪能できます。 個人的にはちょうど良い塩梅としか言い様のないバランス。 そして、日常のひと…
心の底から全力でお勧めしたい素晴らしい作品。 読んでいる途中、ほぼ7割は涙腺が弛んで涙がとまらず、読了後は愛しい気持ちが溢れ出て私の邪念が浄化された気持ちになりました。 以下、かなり内容に踏み込んでいます。 2つの恋物語が主軸。 一つは学園理事長の孫であるお金持ちの明治と、既に父は亡く母一人で暮らしを支えている貧乏な5人兄弟の長男・三崎の物語。 もう一つが、戦時中の若かりし日…