四ノ宮慶さんのレビュー一覧

夜叉と羅刹 小説

四ノ宮慶  小山田あみ 

tnkが、tnkが…

母親から虐待を受けたせいで自傷癖のある高校生・鉄二(受け)は、木根商会組長・杜若(攻め)と出会い、執着するようになる。杜若のそばにいたい一心で弱小ヤクザだった組を経済ヤクザに押し上げ、組にとって自分がなくてはならない存在になるよう心血を傾けていたが、それだけでは満たされず、自分や他人を刃物で傷つけたい衝動に歯止めがかからなくなり…。


病んでる高校生がヤクザの組長に執着し、破滅に向かって一…

7

夜叉と羅刹 小説

四ノ宮慶  小山田あみ 

そこまで許すんだ…

愛に飢えて育った子供が手に入れたいと思った男。 確かに情が湧いてどうにかしてやりたいとは思いますが精神的にも肉体的にも痛いなぁ。一鬼が何度も何度も言葉で示しても鉄二は聞く耳持たない(信じようとしない)感じでちょっとイラッとしてしまう。まぁ言葉が届かないから最終的に大事なところを切り落としちゃう事になるんでしょうが(泣くぐらいならやるんじゃないよ!)。そこで初めて一鬼を信じれるわけだから本当に命懸け…

2

欲望交渉 小説

四ノ宮慶  幸村佳苗 

Mの自己実現?

元教え子&現教え子×教師のSMモノ。
教師が引くほど殴られているので、苦手な方はご注意を。
表紙に3人いますが、3Pシーンはラストのみ。また、現教え子は教師に挿入しません。

あらすじ:
高校教師・天羽(受け)は、生徒で暴力団組長の息子・直也(攻め)の喫煙を注意したことをきっかけに、連日彼に暴力を振るわれるように。
ある日、直也の世話役で組長補佐の小早川(攻め)と対面。
彼は、天羽の…

8

夜叉と羅刹 書き下ろしSSペーパー(出版社ペーパー) グッズ

懐の広い杜若が素敵です

指定の書店さんで購入するといただけるペーパーです。私はコミコミスタジオさんで購入。緑色のB5サイズの紙に片面印刷されています。

さて、それでは内容を。すみません、ネタバレしてます。



タイトルは『白い背中』。
時系列は本編終了後。杜若視点で書かれています。

事後の二人。
が、鉄二はご機嫌斜め。その理由はセックスの時に杜若にテーピングで両手を縛られ、自由を奪われ…

2

夜叉と羅刹 小説

四ノ宮慶  小山田あみ 

読み手を選ぶ作品だと…

なんともレビューが書きにくい本なのだろうと…
評価も何にしたら良いのか悩みました。
読んだ後に読み返してしまう本だったので、この評価にしました。

レビューというより、読んで感じた事を書かせてください。
いろんな意味で痛いです。
精神的にも物理的にも。
読む人を選ぶ本だと思います。
甘くない。
甘いだろう部分はあるけど、甘さを感じません…
どちらも強く惹かれ合っているのだろうけ…

10

夜叉と羅刹 小説

四ノ宮慶  小山田あみ 

絵師買いなら覚悟を決めて読んだほうがいい

小山田さんの美麗なイラストに惹かれて購入。

こ・・・これは・・・
ものすごく読む人を選ぶ内容だと思います。

自傷他傷を繰り返す病み系の受け鉄二と、鉄二の病んだ愛を丸飲みするように受け入れてしまう攻め一鬼。

奪われる不幸と、与えられない不幸は、よりどちらが不幸か――。

冒頭にそう問いかけられますが、鉄二に与えられたのは母の負の愛情なんですね。
何も与えてもらわなかったわけ…

12

夜叉と羅刹 小説

四ノ宮慶  小山田あみ 

痛い話でした

小山田さんの美しすぎる表紙につられ購入してみました。内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。



夫の関心を引くためだけに、幼い息子の体を傷つけ続けた母親。
それでも、そんな母親に愛してほしくて、自分に笑いかけてほしくて、自ら進んで自傷し続けた息子の鉄二。
自分に無関心な父親、狂った母親から体を痛めつけられ続けた鉄二は、自分の存在価値を見いだせずにいます。そんな彼が唯一安心で…

15

玩具の恋 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

普通すぎて印象に残らない

エリート社会人とエセ学生のお話です。
子供に興味がないという攻の気をひきたいが為に、年齢詐称しちゃった高校生の受が、ひたすら一途に攻にアプローチするんですが、うぅん……普通です。
これといった山場もなく、身体だけの関係が淡々と書かれるのですが、受けの一人称の語りで進行していくので、なぜ攻が受のことを好きになってくれたのかが全然理解できませんでした。

そして受も一途でもの凄く健気なのですが…

0

落椿 小説

四ノ宮慶  宝井さき 

攻めが好きじゃない。

…。
晴矢は組の存続のために体を差し出すと決めたのに。
幼い頃から一緒にいて橘は晴矢の何を見ていたのか。

晴矢が自分の性癖とかで悩んでるのも気付いていたんじゃないんだろうか。

見守るってただ見てるだけじゃ駄目でしょ。

晴矢の為に出来ることあったんじゃないんだろうか。

橘は二代目の為にって言ってるけど晴矢の為とは思えないし。
二人の間に愛があるとも思えない。

後悔…

1

迷えるドクターに愛のご奉仕 小説

四ノ宮慶  有馬かつみ 

節操なし攻め

初読み作家さんでした。先生ものに惹かれて呼んでみました。

受けの小児科医、千住はツンながらも抱かれると乱れまくってしまうと言うある意味典型で、ストーリーは基本的にはあまあま王道。でも、攻めが節操なさすぎるのがちょっとのめりこめなかった理由かな。

テイストは下町人情もの風で、攻めは近所のお好みや店主。患者の保護者な近所の人があつまるお店はいつしか千住の心の家に。でも体から入った二人の関係…

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