編集者は見た!~ある日の喜多川邸~「溺愛ボイスと桃の誘惑」番外編

henshusha wa mita aruhi no kitagawatei

編集者は見た!~ある日の喜多川邸~「溺愛ボイスと桃の誘惑」番外編
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
溺愛ボイスと桃の誘惑(但コミコミスタジオ購入時のみ)

商品説明

文庫発刊記念・コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろしSSペーパー
喜多川の担当編集・樺原視点で2年ぶりに喜多川家を訪れた日のお話になります。

レビュー投稿数1

約束を忘れてはいけません

本品は『溺愛ボイスと桃の誘惑』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、休載している雑誌社の担当が
2年ぶりに喜多川家を訪れた日のお話です。

喜多川は2年の沈黙を破り
まさかのぶっ飛びファンタジーで
復活の狼煙を上げました。

小出版社ながらも自社雑誌で
喜多川が休載したままの朴ノ木出版でも
執筆再開を依頼する為に
担当者を喜多川邸に向かわせます。

朴ノ木出版の喜多川担当は
編集歴は20年になるというのに
小心な性格の樺原です。

再開依頼了承の社命を受けた樺原は
数年前は毎週のように通った喜多川邸でも
玄関先で既に気が引けてしまっていました。

意味のないと知っているインターフォンも
鳴らさずにはいられなかったのですが
しばらく待っても応答はありません。

黙って上がるしかないかと腹を括って
革靴を脱ごうとしたところで
屋敷の奥から腹に響く怒声が
聞こえてきて縮みあがってしまいます。

樺原がビクビクしながらも
そっと廊下を進んでいくと
喜多川の寝室だったはずの部屋から
激しい物音と言い争う声が飛んできます。

まさか、押し入り強盗?

あらぬ妄想が脳裏を横切った時、
茶の間に続く襖が乱暴に開かれ
茶髪を乱した若い男が飛び出してきました。

続いて現れた喜多川は
以前と変わらない着崩れた和服姿で
樺原を見て約束を思いだした様です。

苦笑いを浮かべながら
取り込み中で悪かったという喜多川ですが
茶髪の男は脱兎の勢いで
書斎へと姿を消していきました。

あの人…印半纏で
下、何も…はいてなかったような?

ボソリと呟いた樺原に
喜多川は大慌てで仕事の話を振り…

B5サイズペーパー
両面を使った長めの番外編です。

喜多川は隙あらば
貴悠の小尻を堪能すべく
印半纏と褌姿にさせようとします。

最初に着せられた時に
同居してくれないなら月一で
(昔の)植木職人装束を見せると
約束をしたのですが

着て見せるだけで済むワケはなく♡

そんな喜多川の変態趣味に
付合わされてはたまらないと
貴悠は渋々、同居に同意したというのに
毎週のようにせがまれていたのです(笑)

しかも貴悠にとって
喜多川の声はそれだけで媚薬なので
最初は拒否しても決意は続きません。

今回もそんなところに編集者が現れ
貴悠は居た堪れずに逃げ出した
という状況だったのです。

樺原には貴悠の存在を煙に巻くため
休載作の続きの構想等とごまかしますが
樺原は連載のスケジュールが取れれば
オールOKで茶髪男の事等すっかり忘れて
意気揚々と帰って行きます。

貴悠のほうも何だかんだ言いつつも
結局は喜多川の謝罪で観念しちゃう
というオチまでドタバタなSSでした。

本編のノリが大丈夫だった方には
本作もプププッと笑えて楽しいと思いますが

本編に出ていない新キャラ絡みな為に
ムリクリというかちよっと強引な展開で
ラブモードまで突っ込んだ感じもしたので
評価は「萌」に留めますね。

まぁ、ラブコメなので
そういう展開でも仕方ないのかな (^_^A)

1