四ノ宮慶さんのレビュー一覧

玩具の恋 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

大人と子供の恋の割には、「大人」が子供っぽいかも?

ゲイバーで襲われかけた主人公が、助けて貰った相手に恋をする、というストーリー。二人の歳の差はかなりあって、主人公の圭吾は20歳と嘘をつきながらまだ高校生。

普段は歳の差もの大好きなのですが、これは出だしはとても好みの展開だったものの歳の差というところにはあまり萌えを感じなかったかな、と思います。
コンセプトは「大人と子供の恋」なのに、意外と攻めの草加も子供っぽい性格だと思ってしまったので、…

1

狐の嫁取り雨 小説

四ノ宮慶  高星麻子 

もふもふ尻尾にくるまりたい

もふもふが好きなので手に取りました。初めての作家さんです。

子供の時のいたずらによる事故で天罰として雨男になってしまった拓海(受け)がそのいたずらによって持っていた鍵を無くし力を失いつつある狛狐、佐古路(攻め)と神の怒りが解けて番になる話です。

昔からガキ大将で、でも下の子供たちの面倒をよく見る兄貴分だった拓海は、神罰のせいで雨男になり自分が楽しみにすると雨が降るので周りに迷惑を掛けな…

3

優しくしないで、ただ抱いて 小説

四ノ宮慶  兼守美行 

やっと読めた…!!んですが…

実は発売された当時、
切なそうで読みたいなぁと思いながら
見送ってしまった作品でした。
タイトルすら覚えておらず(すみません)
真面目攻め×ビッチ受けしか自分の中でキーワードが無くて
こちらで検索をかけても見つけられず
こうなったら質問させてもらうしか…と思っておりました。
ようやくご縁があって、
見つけた時の高揚感はなんとも言えないものでした!

という私の事情は置いといて、…

4

銀の竜使いと藍のカナリア 小説

四ノ宮慶  緒田涼歌 

おしいっあとちょっとで神なのにー

初めての先生でした(たぶん)。
ファンタジーあさってて、この本に到達。
緒田先生の絵はそんなに好きではないですが、攻めの優しい笑顔は素敵でした。竜の絵はちびっと一部分とかだけだったと思います。
受けはほぼ姫。

読みやすい、いらっとしない、丁寧な話運びだと思いました。
(途中まで)
言葉一つ一つを拾うぐらいな愛すべき文章ってほどではなかったですが、
いらっとはしなかったです。

2

狐の嫁取り雨 小説

四ノ宮慶  高星麻子 

“シリ”ンダーキー

四ノ宮さんの作品は初めて読みました。

王道でちょいモフなファンタジーです。
田舎の温泉宿の息子、拓海は子供のときに神社の狐像の鍵を滝壺に捨ててしまった過去がある。
以来、雨男となってしまった彼は、逃げる様に故郷を離れ東京で寮生活をしていた。ところが、父親の病気の為、大学への進学を諦め、宿の若旦那として再び故郷に戻ることとなる。
帰郷した日も雨に見舞われ、拓海がやむなく神社であまやどりを…

2

狐の嫁取り雨 小説

四ノ宮慶  高星麻子 

お狐様の嫁取り話

幼い頃に稲荷神社の狐像を破損させてしまったことにより、強烈な雨男になってしまった拓海(受け)。地元で知らぬ人のいない雨降らしの悪評に耐え切れず、東京の高校に進学し、大学に進もうとしたが、実家の父が倒れ急遽旅館を手伝うことに。帰ってきた地元では相変わらず雨男と馬鹿にされたが、神社で佐古路(攻め)と名乗る男と仲良くなることで気分が癒され…。


いろいろ無理のある展開と、無理のある設定を、力技で…

3

逢瀬 「狐の嫁取り雨」書き下ろしSSペーパー グッズ

初々しいのは良いのですけど

本品は『狐の嫁取り雨』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、
2人が久しぶりの逢瀬を楽しむお話です。

天守山が紅葉に包まれた晩秋、

天守稲荷神社が
新たなパワースポットとして
報じられた影響もあり
町には紅葉と温泉目当ての
観光客が押し寄せます。

拓海も民宿の仕事に忙殺されて
ひと月近くを過ごしたため
佐古路とも会えずにいました。

1

狐の嫁取り雨 小説

四ノ宮慶  高星麻子 

物足りなさあり

タイトルからもふもふを期待して読んだけれど、それほどもふもふしておらず肩すかし。主人公が雨男というコンプレックス部分が話のかなりの部分を占めていて、BLとしてもちょっと拍子抜け。題材としては惹かれる部分が多いのに何だか萌えきれず残念。
作品として破綻しているわけでもないし、文章も特に問題がないのに何かが足りない感じ。雨男になってしまった部分をもっと書き込んでファンタジーを強くするか、もっともふも…

4

狐の嫁取り雨 小説

四ノ宮慶  高星麻子 

雨男の成長物語

四ノ宮慶さんと言えば、エロ濃いめでちょっとエキセントリックな話を書かれる作家さん…
そんなイメージでしたが、本作はかなり王道寄り?のファンタジー。
お稲荷様・モフモフ・花嫁…とBLファンタジー定番の要素が詰め込まれています。
それでいて、舞台となる田舎町の情趣ある風景、主人公の内面の成長など現実世界の描写にも力が入っていて、なかなか読み応えある作品でした。

主人公は、高校を卒業して間も…

12

夜叉と羅刹 小説

四ノ宮慶  小山田あみ 

tnkが、tnkが…

母親から虐待を受けたせいで自傷癖のある高校生・鉄二(受け)は、木根商会組長・杜若(攻め)と出会い、執着するようになる。杜若のそばにいたい一心で弱小ヤクザだった組を経済ヤクザに押し上げ、組にとって自分がなくてはならない存在になるよう心血を傾けていたが、それだけでは満たされず、自分や他人を刃物で傷つけたい衝動に歯止めがかからなくなり…。


病んでる高校生がヤクザの組長に執着し、破滅に向かって一…

7
PAGE TOP