鈴倉温さんのレビュー一覧

嫁いでみせます! 小説

吉田ナツ  鈴倉温 

王子さまは……花嫁志望?(笑)

吉田ナツさん初読み。
花嫁モノ好きの友人が、「これひと味違うから」と貸してくれた。
ふうん、花嫁モノツボじゃないんだけどな……と思いながら読んでみたら、
ほんとだ〜っ!
斜め上にビュンビュン行っちゃう!面白いっw!

何ともいえない味わいで、笑ってキュン、軽くサクサク読めます。
運動神経も頭もよく、柔らかな雰囲気の長身美形、
王子さまとして生きて来た大学生の白石陽介くん。

バ…

5

恋の味 小説

神楽日夏  鈴倉温 

人と深く関わってこなかった二人の初恋物語

建築学科卒の酒場店主×グラフィックデザイナー

ゆっくりとじんわりと染み込むように恋が芽生え育まれて行く作品でした。

二人とも人と深く関わることが苦手で、むしろ面倒とさえ感じていたのになぜか初対面から好印象で再会を楽しみに思うという時点である意味一目惚れだったのかもしれませんね。

丈太郎のつくる料理がとても美味しそうだし、自ら改装した蔵も快適そうです。

芳人が仕事が詰まって追…

3

ご主人様の言うとおり 小説

玄上八絹  鈴倉温 

同人誌オリジナルの番外編。

所謂『わんこシリーズ』の、同人誌オリジナルストーリー『黒革の手袋』の番外編集です。

強盗紛いの強引な捜索をする美貌の公安捜査官・薫(受)と、薫の《犬》・青砥(攻)。
青砥は(少なくとも現時点では)唯一の攻ポジションの《犬》です。

こちらには『ご主人様の言うとおり』2~5と『青砥のお料理教室』が収録されています。
ちなみに『ご主人様の言うとおり』1は、同人誌『黒革の手袋』に。

0

黒革の手袋 小説

玄上八絹  鈴倉温 

新しい《犬》。

商業誌『しもべと犬』をはじめとする、所謂『わんこシリーズ』の同人誌オリジナルストーリーです。

警視庁捜索一課5係の信乃と犬姫(『しもべと犬』『茨姫は犬の夢を見るか』)に次いで、新たな公安の《犬》(現時点では唯一の攻ポジション)とその主のストーリーです。←《きつね》(『千流のねがい』の凜)もいます。さらに、時期としてはこちらよりあとになりますが、同じく公安の《犬》であるクラウディアの商業誌(『…

0

インターバル・ゼロ コミック

渡海奈穂  鈴倉温 

読み易い絵、まとまった話、でも……

父親が陸上部の監督で、愛想を尽かして母親が出て行った後
自宅に下宿している部員達のその世話を任されている角倉。

料理上手で、文句も言わず家事をこなす彼は、
よく出来た子と言えばその通りだけれど、
最初からそんなことをしている彼にも、させている父親にも
それを当たり前だと思っている部員達にも、イライラしてしまった!

そこを乗り越えられれば、話は割に素直で優しいストーリー。
自分…

1

かまってほしいの? コミック

鈴倉温 

脱げ!

大学生や、社会人になりたての子達が織りなす恋のお話の短篇集。
繊細できれいな絵は、好みのタイプ。
ストーリーも、短編の中にしっかりハラハラや盛り上がるポイントからエチまで盛り込んで、お上手にまとまっている。

線の細いきれいな絵と、恋に対する初心者ぶりとで、登場キャラ、特に受けの子の方が、なんだかみんな高校生に思えちゃうけど、一応みんな成人しているのよね。
だから、セックスに至るまでの展…

0

今夜、会いたくて…… 小説

名倉和希  鈴倉温 

遠山にメロメロー!

書き下ろし作品です。
基本、書き下ろし作品が大好きなわたしは、購入作品が書き下ろしだとウキウキいたします。
ネット購入なもので、賭なんですよね。


受けの昌紀は、交通事故で丸一年分記憶を失った20歳の大学生。
厳格で会社経営に忙しい父親は昌紀を顧みず、執事が家族のような存在。

攻めの遠山は飲食店を複数経営する、昌紀の大学のOB。
彫りの深い顔立ちの美男子。
昌紀とは恋人同士…

3

インターバル・ゼロ コミック

渡海奈穂  鈴倉温 

もっと早くくっついてラブラブして欲しかった

純潔ドロップと同じ高校でのお話ということで購入

受・角倉は女の子みたいに可愛くって
攻・貴間も言葉は少ないけど強引でカッコイイ

結構ハラハラしつつもさらっと読めました
登場人物はみんなが魅力的なんですが
(あっ、先輩はイケメンでちょっとひどい男!)

角倉の生い立ちってちょっと可哀想…
と思っちゃいました

最終的にはみんなが幸せな方向に向かったので
良かったかなと

0

間違いだらけの恋だとしても 小説

鳥谷しず  鈴倉温 

破瓜て。

鳥谷しずさんの作品はそれなりに好んで読んでいます。
お話自体は単純で、弟の恋人と知りつつ好きになり関係を持ってしまうが---という話です。先は読めたものの、そこそこ楽しんで読みました。

わたしがひっかかったのは、ほかのこと。
作中にこういうやりとりがあります。
初めてだったと言う受けに対して
攻めが
「あなた、処女だったんですか?」
(中略)
「(前略)挿入する前にどんな孔なの…

3

間違いだらけの恋だとしても 小説

鳥谷しず  鈴倉温 

間違いなく変態攻め

総合するとコミカルでシュールな部類の作品だと思うのですが、
受けになる鈴原が弟の恋人だと知っていながら惹かれる気持ちが止まらずに
友利と肉体関係を持ってしまい、罪悪感と友利への恋心で苦しむ流れはシリアス。

だけど、その相手の友利はかなりナルシー傾向の変態さんでもありました。
後半で勘違いも誤解も解けて相愛になり抱き合う段階で鈴原がシャワーを浴びてる間
ベッドで素っ裸になって自分の股間…

4
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