三雲アズさんのレビュー一覧

彼は俺の愛しい暴君 小説

二條暁巳  三雲アズ 

子はかすがい?

初っ端から男娼に間違えられる哀れな受け様。(博士なのに)
一国の大公とは思えない程非常識な傲慢攻め様と
その6歳になる可愛い子ども、3人での家族になるまでの
二條先生が描く子供がクションになるお話です。
この先生の作品に出て来るお子ちゃまはいつも健気で愛くるしい。
今回も、洩れずに可愛さ健気さ爆発しちゃってます。
攻め様の育った環境や係りあった人間関係のせいか
攻め様は、大公として特…

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欲望と純潔のオマージュ 小説

華藤えれな  三雲アズ 

よかったですよ・・・。

初めて華藤えれなさんの作品に手を出したのですが、よかったですよ。
色々と細部まで取材をされているのが読んでいてよくわかりますし、ストーリー作りが素晴らしい。
文章も美しいのですが、そこに描かれる情景がなんとも綺麗で目を瞑ればそこにありありと浮かぶ様でもありました。
なので、挿絵が非常に残念でなりません。
綺麗ですが、この作品には個人的には違うと思いました。
本当に挿絵、綺麗ですよ。

2

恋に堕ちる 小説

五条レナ  三雲アズ 

三人三様の愛の形が理解できて切なくて

この方のお話は初読みです。
三雲アズさんのかわいらしいほんわりした絵がとても印象的でつい手にとってしまいました。
お話は事故の加害者と被害者の兄、そして加害者の恋人の三角関係。
最初から最後までもう胸が締め付けられて苦しくて思わず涙が出てしまいました。

歩は音大でピアノを勉強している青年ですが、年上で会社の社長をしている神谷と恋人で一緒に暮らしています。
そんな歩が車で少女を轢いて死…

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欲望と純潔のオマージュ 小説

華藤えれな  三雲アズ 

泣けました…

この作品を買った時は正直、特になにも考えず表紙のイラストと
タイトルの響きだけでの表紙買いでした。
あらすじも読まずに本当勢いだけで購入したのですが…
読んでいくうちにぐいぐいとお話に引き込まれて、
読み終わった後のなんとも言えない充実感が半端なかったです。

主人公の蒼史、そしてチェコからの留学生で天才彫刻家のカレル。
最初は自分を責めてばかりな蒼史に少し苛立ちの気持ちがありました…

4

欲望と純潔のオマージュ 小説

華藤えれな  三雲アズ 

ツボすぎです

その生い立ちゆえに自己主張することなく、自分の幸福を望むこともなく生きてきた蒼史。そんな彼がチェコからきた留学生で天才芸術家のカレルと恋に落ちます。すべてを諦めて生きてきた蒼史の初めての恋。カレルは自分を殺して「死んだように」生きている蒼史の心を解放しようとします。そして、蒼史はカレルの情熱を受け入れ、自分の生き方を変えるべくカレルと共にプラハへ行こうと決心しますが、カレルの帰国前夜に起きた事件に…

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欲望と純潔のオマージュ 小説

華藤えれな  三雲アズ 

京都伝統文化物と、海外物のいいとこ取り

華藤さんお得意の、京都を舞台に伝統文化を絡めたお話と、海外を舞台に、その国の人間と日本人とのお話の、両方のパターン2編で一冊の本になっている。
そう言う意味では、1冊で2度おいしい本。

この本の主人公。八幡蒼史は、陶芸の家に生まれながら、その出自の所為で、自分を封じるようにひっそり生きている大学職員。
一方のカレル・バロシュはチェコから留学してきている、挫折を知らない、若き天才彫刻家。

6

欲望と純潔のオマージュ 小説

華藤えれな  三雲アズ 

何もかもが、ツボでした~

収録作品に表題作はありません。
・美しき亡骸
・甘美なる誓い
この2作品で一つの物語で「欲望と純潔のオマージュ」というタイトルなんでしょうね。
まさにそういう物語でした。

攻・若き天才彫刻家のカレル・バロシュ(25歳)
受・芸術大学の職員・八幡蒼史(27歳)

蒼史は著名な陶芸家である祖父の運営する芸術大学で事務職員として働いていました。
留学生のカレルは下宿を探して事務局に…

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欲望と純潔のオマージュ 小説

華藤えれな  三雲アズ 

命をかけてもいいほどの想い。

プラハの若き天才彫刻家が日本留学中に出会った大学職員との恋物語。

「欲望と純潔のオマージュ」
プラハからやってきたカレルは新しい下宿先を探すために訪れた学生課で職員の蒼史と出会う。
カレルの求める物件を紹介し、更に工房を提供することになった蒼史とカレルは次第に惹かれ合い恋におちる。
留学期間限定での恋。
そう最初から思っていた蒼史に、カレルは「プラハに来ないか」と告げ、2人は一緒に行…

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