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2/2(合計:20件)
ミエノサオリ リヲ
雀影
3年前に告白して、そのまま消えてしまった初恋の相手「なぎ」 いつまでも一途にその子を思っているピュア王子椎名の学校に転入してきた「なぎ」は男女の双子で… 謎をはらみながらゆっくり進む、初々しい恋のお話。 こういう[とりかえばや」系のお話は、男女の交換可能なビジュアルがあってこそなので、その点、ミエノさんの、ちょっとクラシカルで繊細な絵は大成功。 黒目がちのつぶらな瞳に、さらっとした…
ミエノサオリ
茶鬼
ミエノサオリさんの絵ってとってもきれいですよね。 また作るお話がその絵にピタリと合っているから、ものすごく雰囲気が出る。 場面の切り取り方もうまくて、すごく映像的です。 だから気持ちも伝わりやすくて、思わずキュゥゥンとさせられちゃって、苦しくて悲しい想いに胸も締めつけられてきちゃう。 ただ、難を言うならこの作品に関してはあまり性別を感じないというか、女子でもいけるんじゃないか? そんな感…
原作付きのマンガというのは、展開が寸詰まりな無理なすし詰め感があり、今一つ~っていうのが多い気がするんですが、これは原作付きというのをすっかり忘れるほどに自然な流れでスルスルっと自分に入ってきました。 面白いです!! ドキワク感がずっと付いてきて、思わず主人公と同化する自分に出会えました。 いったい、主人公がさがしている「なぎ」というのはどっちなんだろう? 途中でわかるんですが、最初の謎感…
kakasi
ネタバレ
年のせいか、最近涙もろいのは自覚してるんですが、 ラストの数十ページで涙止まらなくて、ハンカチ片手に読みました。 もともとヨーロッパ貴族という設定が好きだったことと、 お互い同じ想いであるのに身分違いの報われない恋のもどかしさや 切なさにキュンキュン、涙ポロポロでした。 それに、ミエノさんの繊細な絵とヨーロッパ貴族の世界はとっても 合っていて、随所に見えるアーサーとロランの切ない表情を…
藤棚
実は黒髪が使用人で、金髪が貴族と思っていました。 読んでみたら逆だったので、ちょっと吃驚(笑) 幼いころは身分など考えず、対等に向かい合っていた アーサーとロランでしたが。 成長した二人の前には「身分」という壁が出現し、 お互いが育ててきた恋心を口にするのも憚られる状態に。 身分違いでしかも同性。禁忌だらけの恋を大事にし、 お互いを思うが故に辛い状況へ追い込まれていく過程。 …
めいしんどろーむ
絵がとても素敵だったので表紙買いでした。 アーサーに、自分が育てた花が綺麗だと言ってもらえたから、ロランは花を育てることに喜びを感じていたのに、そんな花ばかりのロランにアーサーはイラっとしちゃいます。花をめちゃくちゃにして無理やり身体をつなげてしまい、二人の間に溝が・・・ これって花にまで嫉妬してしまうほどロランのことを好きだ、という風に見えなくもないと思うのですが、そこは身分違いという障害も…
新人さんの初コミックス表紙買い。 主人と執事で、禁じられた恋の物語。 この二人、年の差があれば、主人と執事でも無理矢理愛人って手があったのに、なまじっか年が近いばっかりに「本気の恋は禁断の愛」 奥ゆかしいストーリーといい、手書き手彩色の繊細なカラー絵といい、凄くノスタルジック。 BL前史の耽美系って、こんな風だったかなと、 今後、作者さんはどんな作品を書いていくのか楽しみ。
えみう
幼なじみから成長するにつれて貴族の次男と執事という壁に阻まれていくふたり。越えたい次男・アーサーと越えて関係が壊れるのを恐れるロレン。お互いが側に居たいと願い、願った結果は優しいものではなく、辛いものになってしまった。お互いが想っているのはたしかなのに応えることができない、そんな切なさがあふれていました。紆余曲折の末、最後はハッピーエンドになり、後日談の「幸せの咲く場所」は互いが幸せと思う「そばに…
弥七
画面が美しい。受けは使用人から執事になり、庭の手入れもしている線の細い美形。水仙の花が重要な意味を持っています。 英国風の庭に、はかなげな執事と、性格的に少し子供っぽさが見える貴族の攻め。 両思いのはずなのに、身分の差から執事は受け入れられません。が、傍にはいたい。 執事の健気すぎる性格が、どうにも切ない。 ラストはハッピーエンドだけど、その後も幸せに暮らせるかは分からんよな…
久江羽
貴族と執事のお話です。 祖父が執事をしていた関係で、現当主のアーサーと小さい頃から一緒に育ったロランは、叶わぬ恋心をずっと抱いていて・・・それはアーサーも同様なのですが・・・ 主と使用人という身分の差、男同士という立場、アーサーの婚約、他の屋敷への引き抜き話など、庭師と間違われるほど花の世話が好きなロランなのでラッパスイセンの花言葉「報われぬ恋」をキーワードにお話は進みます。 アーサ…