兼守美行さんのレビュー一覧

親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

親子どんぶり突入か!?

タイトルの親友と言うには多少無理がある設定なのは気のせいでしょうか、
13歳年の差のある編集勤務のバツイチ攻め様と絵本作家の受け様との取引から始まる
長い片思いが実る恋のお話なのです。

受け様は子供の頃から攻め様が好きで、でも攻め様はノンケだし13歳も離れた
子供を相手にするようなタイプでもなくて、男臭いワイルド系なのです。
受け様の父親が有名な時代作家で近所に住んでいた攻め様はよく…

2

親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

なまはげ攻め!?

作者さんあとがきで、なまはげ攻めと称していますが、
攻めの形相がどうも濃い顔らしく、しかめっ面をしているとき、怒ったとき、般若じゃなくてシーサーとかなまはげになるんだそうです(笑)
なので、受けはそんな攻めをずっと一途に想ってますから、なまはげグッズ・シーサーグッズを集めてる自称マニアだそうでw
しかし、この”なまはげ攻め”実に的を得た表現でしてね、
顔がなまはげなだけじゃない!「悪い子は…

3

闇夜に花嵐 美しすぎる男 小説

遠野春日  兼守美行 

危険だと知りながらも惹かれる心が止まらない

互いに黒社会に身を置いている同士の駆け引きめいたスリリングな
これからの展開が気になるシリーズの1作目になります。
ヤクザのフロント企業を数社経営している経済ヤクザの高月と
あらすじにはマフィアと既に明記してますが、今のところその組織も
立場も何もかもが闇に包まれている日本名、神楽(華朱明)とのラブです。

1作目と言う事で、序章的な流れの話で主だった登場人物の人となり的な
内容で、…

1

傲慢メディカル・ラブ 小説

猫島瞳子  兼守美行 

年下彼に迫られまくる鈍感受け様に萌え

かなり好きだった作家さんの作品で久しぶりに楽しめた1冊です。
商業誌では久しぶりの登場かと思うのですが、医者×医者のラブストーリー
何冊かメディカルものはあったのですが、今回の作品はいつもと少し違うかも。
医者ものだとコミカル路線の作品が多かったと思うのですが今回の作品は
コミカルと言うよりはテンポが良いけど、小児科医のお悩みなんかも
描かれていて、更に主人公の過去の出来事もさり気なく繋…

3

海賊王と約束の花嫁 小説

ゆりの菜櫻  兼守美行 

目一杯尻に敷かれる海賊王の攻め様

前作「海賊王の求婚」のシリーズ続編、海賊王の攻め様とエンダリア王国王子にして
海軍提督だった受け様とは敵対していた関係でしたが、攻め様の長年の片思いが実り
神の国と言われ、消えてしまったロプロス王国の新国王となる攻め様に絆されるように、いつしか生涯のパートナーとして恋人同士になった二人のその後です。

受け様にメロメロ状態で、すっかり尻に敷かれ気味で、でもその事が嬉しいなんて
オヤジ化し…

0

The Barber ~ザ・バーバー~ 小説

水原とほる  兼守美行 

いずれ続きが出る可能性があるとしても一旦はちゃんと終わらせてください。

「余韻を残す」という名の続きありきな終わり方が嫌いな私には正にどストライクな作品でした。最後の最後で視点が陳の独白に切り替わり、雅春への執着は意外にも深く、それは所有権を主張する類のものとは少し異なり、ちゃんと愛情も込みのような心情が読み取れますが、いち読者としては、今更それを言われても感が否めません。いっそのこと最初から1巻と銘打っておいてくれればまだ納得出来たのですが。
正田との関係もハッキ…

1

忍探偵~ 愛憎淫戯~ 小説

諏訪山ミチル  兼守美行 

現代版忍者物語

ロミジュリ的な展開かと思って読んだら、ちょっと違う?って感じる。
お互いが忍者の末裔、でも攻め様の伊賀は既に離散してるから・・・
受け様の甲賀に憧れもあった攻め様、そして運命の出会い。
中学生と高校生、きっと初恋だったんでしょうね。
攻め様はきっと認めていると思うけれど、受け様は違います。
昔出会った事も何かの企みかと誤解してる感じだしね。
そして時代の流れと共に忍びで生活してゆけるは…

0

The Barber ~ザ・バーバー~ 小説

水原とほる  兼守美行 

これで終わりとは・・・

美貌の理容師と一匹狼みたいな不遜な態度の刑事との愛になるのか?って二人と
美容師の受け様の初恋の相手で受け様の祖父と歳の離れた友人でもあったパトロンで
中国国籍の世界的に有名な企業家の陳昌光と受け様の長きにわたる切れない関係
とても簡単に三角関係を解消して受け様と刑事の正田二人で恋人になるなんて事は
無理なんだろうと読み終わって思うかなり重いストーリーです。

普通の三角関係ものでは無…

4

The Barber ~ザ・バーバー~ 小説

水原とほる  兼守美行 

大人の三角関係

今回の中原作品は、キャラクターが実に奥深いというか主人公を取り巻く攻め二人に何やら色々な設定があるそうで、この物語はその一部。
彼等の三角関係が出来あがる話としての位置づけのような感じです。
・・・ということは番外編とかあったりするのかな?
激しく希望!!
そう思うほどに引き込まれる、彼等の過去が知りたくなる謎な男達でした。
しかし、受けの主人公も充分に魅力的で、何となく今までの水原作品…

3

皇太子の双騎士 小説

早乙女彩乃  兼守美行 

納得いかない。中途半端な終わり方。

攻め二人と淫乱受という設定が好きなので、期待していましたが実際読んでみると3Pは殆どなく、ラストのところでちょっと絡んでたくらいでした。
もっと3人の濃厚な絡みを期待してたので残念です。
受けも最初は腹違いの弟が好きだったのに、途中で側近の従者を好きになり恋人になります。
そこの気持ちの切り替えがよく分かりませんでした。
でも弟に未練があるのか、一度だけと流されています。
急に好きになったり、…

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