兼守美行さんのレビュー一覧

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

ギャグか?ギャグなのか?

宮緒さんで、まさかのコメディ!

 しばらく迷っていましたが、兼守さんのカバーイラストの愛らしさに惹かれて購入。
私は『和風総本家』の豆助LOVE(^^♪

 犬神使いの名門の家に生まれた主人公・旭。
先祖にまさるとも劣らぬ霊力を持っていたのに、幼い頃に最強の禍神・安綱と主従の契を結んだことが原因で、力の大半を失い役たたずの烙印を押され追放されてしまう。
付き従うのは、柴犬のすがたを…

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愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

まさに犬!

とても面白かったです!
ブログによると作者さんは「シリアスなラブストーリー」のつもりで書いたそうで、編集さんによると「コメディ」という事ですが、どちらかと言えばコメディだと思いました。
攻め視点部分と本編ラストと後日談は完全にコメディだと思いました(笑)

攻めの安綱の残念なイケメンっぷりがたまりません。
年季の入ったストーカーです。知能が高いはずなのにある意味愛すべき馬鹿です(笑)

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愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

今度の犬は妖怪、犬神だっ!

宮緒葵ワールド炸裂!今度の犬は人間ではありません、なんと犬神さまなのです。
ファンタジー要素でありながら、スリルとドキドキさせてくれる展開は最高。
それに、犬の持つ主第一主義みたいなワンコ特性がいかんなく発揮させられる内容で
コミカル風な流れのなかにしっかりした意思を感じる作品だと感じます。

ファンタジー大好きで、犬も執着も好き、不可思議な霊力なんて設定は大好物、
好きの設定が何乗に…

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愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

かわいい愛玩を目指したいちょっと変態チックな大型犬

今回の犬はまさに犬、ほんとうの犬!
結構禍々しいシリアスファンタジーを背負っているのに、犬の可愛がられたい愛されたい欲求が暴走して、実にコミカルシュールな展開を見せて笑いまでも誘います♪
また違った犬の一面を見せてくれて非常に満足な一冊でした。

犬神使いの名門の家に強力な霊力を持つ長男として生まれるが、6歳の時急にその力を失い家から粗末な扱いを受けるようになり追いだされた主人公・旭。

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愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

はまりました。。。

攻のキャラクターにキワモノか?と不安に思うこと数回。
しかし、いいところを突いてくれました。
最近こういったファンタジーな作品をよく見るようになり、
BL界に新しいジャンル?の到来を感じました。
ただ、好みに分かれると思います!

現代を舞台にした
妖怪、妖怪を使役する犬神使いとかいった世界。

旭は、犬神使いの名門の跡取りであり、強力な力を持っていたのですが、
幼いある日、力…

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優しくしないで、ただ抱いて 小説

四ノ宮慶  兼守美行 

抱かない男と愛を捨てた男。

あらすじを見て面白そうだなーと思って読み始めて。
途中、攻の頑なさに「うーん」と思ったりもしたのですが、読み終えてみるとなかなか面白かったです。

学生時代の幼い恋の痛手に恋することを諦めてしまったマサキ。
愛の無い、ただ抱かれるだけの関係を求めてウリ専のバイトをしてしまうくらいに傷は深い。
そんなマサキの前に現れた稲葉。
彼はマサキが死んだ恋人に似ているというが、稲葉はその男とはプラ…

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五分間のキス 特別番外編 グッズ

ツンデレしてます

本編後のその後の二人の日常を垣間見えるショートストーリー。
攻め様に、実はと頼まれごとをお願いされる受け様ですが、素直にうなずく
筈もなく、嫌ですの一言であっさり躱す受け様、ツンデレそのものです。
それでも、攻め様もわざと意地悪を言っている受け様を知りつつニヤニヤ、
なんだかんだととても仲がよかったりする二人なんですよね。

攻め様は仕事先で、熟年女性に迫られていて、相手が今後も良い取…

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優しくしないで、ただ抱いて 小説

四ノ宮慶  兼守美行 

三十路童貞は一途でした。

すみません、この展開の内容と言うか過程がイライラしちゃって好みから丸ごと
外れてしまいました・・・。
内容的には、初恋が悲惨で残酷なものになってしまい、ゲイの恋愛や幸せなんて
絶対ありえない、ゲイは所詮一時の肉体の快楽だけでちょうどいいなんて大学生なのに
過去の出来事のせいで妙な諦めと悟りを開いたような受け様と、学生時代の恋人が亡くなり
その面影を持つ受け様に思わず声を掛けた事から知り合…

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優しくしないで、ただ抱いて 小説

四ノ宮慶  兼守美行 

愛を信じる男と信じられない男

前作、前々作、ちょっと今ひとつ感があったのですが、今回は「愛」を主題に二人の男性が対比的に描かれて、その主題がとてもわかりやすかった。
流れもごくごく自然に感じて、この主人公たちの気持ちがなんとなく共感を呼んで、どちらの気持ちもわかるような気がする!って、結構気に入りました。
このラストのハッピーエンドは幸せが漂って、こちらまで嬉しくなるような。
そんな物語に感情移入して疑似体験しているよう…

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薔薇の虜 闇夜に花嵐 小説

遠野春日  兼守美行 

納まる所に納まったラスト

シリーズ3作目の完結編、ドキドキした展開もこれで終わりかと思えば寂しいかも。
葉と高月、無事に結ばれていますが、完結編で葉の激情型の嫉妬深さと、高月の
良いところ無かった感が印象に残った最後と言う感想ですね。

裏社会を背景にしている割に、ハードさは少な目ででも秘密めいた内容は未だに残る。
主役の二人以外のキャラが濃いから余計にそう思ってしまうのかも知れませんね。
葉の異父兄が登場して…

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