total review:288596today:6
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
65/67(合計:665件)
遠野春日 兼守美行
marun
ネタバレ
前作の「闇夜に花嵐 美しすぎる男」で散々秘密めいた設定や主役二人の駆け引き そしてその側近たちの障害がありそうな淡い好意が好奇心を刺激する作品の続編。 今回も謎めいた存在の葉とその葉の魅力にハマってしまった高月との駆け引きが見もの。 前作で、葉が意外に高月を気に入っていて、でもさらりと躱し、高月が焦らされながらも かなりの忍耐力で翻弄される。 でも身勝手に女王様のごとく振る舞わされる事も…
四ノ宮慶 兼守美行
snowblack
生まれ育った環境も、ひそかに抱え続ける悩みも違う。 しかし、誰かに認めて欲しい、居場所が欲しいと渇望し、喘ぎ苦しむ姿がシンクロした。 大病院の息子で、金銭的には恵まれ過ぎるも愛に飢え、反発心から医大を休学中の攻め。 捨て子で施設育ち、ようやく手にした幸せだったはずの恋人は不慮の事故で死に、 しかもその葬儀で妻子がいたことが判明、職も住まいもなくした受け。 寒空の下佇むそんな受けに、攻…
シリアスが代名詞みたいな作家さんだと思っているのですが、やっぱり今作でも その系統をひた走るのですねと思いながら読ませて頂きました。 結果からすると・・・萌えどころも感動も個人的には希薄でした。。。すみません。 受け様の背負った背景はかなり胸に来るものがあるのですが、攻め様の子供のような って言うより、まんま子供の我儘&傍若無人で寂しがり屋と言う性格がかなり痛い。 まぁ、これはホント…
茶鬼
今回は年下攻めです。 主人公たちそれぞれに抱えるものがあり、互の存在がそれを埋め、そして高みへと引き上げる。 そこまでの経緯にはずるさであったり、傲慢であったり、思惑もあったりするものの、エンドへ向けての盛り上がりは、結構入り込めるお話で、ひょっとしたら今までの四ノ宮作品の中で一番自分的に好きかもしれないです。 愛する人を失った人が、初めて愛して愛される悦びを得る、 本当の愛が欲しかった人…
中原一也 兼守美行
タイトルの親友と言うには多少無理がある設定なのは気のせいでしょうか、 13歳年の差のある編集勤務のバツイチ攻め様と絵本作家の受け様との取引から始まる 長い片思いが実る恋のお話なのです。 受け様は子供の頃から攻め様が好きで、でも攻め様はノンケだし13歳も離れた 子供を相手にするようなタイプでもなくて、男臭いワイルド系なのです。 受け様の父親が有名な時代作家で近所に住んでいた攻め様はよく…
作者さんあとがきで、なまはげ攻めと称していますが、 攻めの形相がどうも濃い顔らしく、しかめっ面をしているとき、怒ったとき、般若じゃなくてシーサーとかなまはげになるんだそうです(笑) なので、受けはそんな攻めをずっと一途に想ってますから、なまはげグッズ・シーサーグッズを集めてる自称マニアだそうでw しかし、この”なまはげ攻め”実に的を得た表現でしてね、 顔がなまはげなだけじゃない!「悪い子は…
互いに黒社会に身を置いている同士の駆け引きめいたスリリングな これからの展開が気になるシリーズの1作目になります。 ヤクザのフロント企業を数社経営している経済ヤクザの高月と あらすじにはマフィアと既に明記してますが、今のところその組織も 立場も何もかもが闇に包まれている日本名、神楽(華朱明)とのラブです。 1作目と言う事で、序章的な流れの話で主だった登場人物の人となり的な 内容で、…
猫島瞳子 兼守美行
かなり好きだった作家さんの作品で久しぶりに楽しめた1冊です。 商業誌では久しぶりの登場かと思うのですが、医者×医者のラブストーリー 何冊かメディカルものはあったのですが、今回の作品はいつもと少し違うかも。 医者ものだとコミカル路線の作品が多かったと思うのですが今回の作品は コミカルと言うよりはテンポが良いけど、小児科医のお悩みなんかも 描かれていて、更に主人公の過去の出来事もさり気なく繋…
ゆりの菜櫻 兼守美行
前作「海賊王の求婚」のシリーズ続編、海賊王の攻め様とエンダリア王国王子にして 海軍提督だった受け様とは敵対していた関係でしたが、攻め様の長年の片思いが実り 神の国と言われ、消えてしまったロプロス王国の新国王となる攻め様に絆されるように、いつしか生涯のパートナーとして恋人同士になった二人のその後です。 受け様にメロメロ状態で、すっかり尻に敷かれ気味で、でもその事が嬉しいなんて オヤジ化し…
水原とほる 兼守美行
rhodorite
「余韻を残す」という名の続きありきな終わり方が嫌いな私には正にどストライクな作品でした。最後の最後で視点が陳の独白に切り替わり、雅春への執着は意外にも深く、それは所有権を主張する類のものとは少し異なり、ちゃんと愛情も込みのような心情が読み取れますが、いち読者としては、今更それを言われても感が否めません。いっそのこと最初から1巻と銘打っておいてくれればまだ納得出来たのですが。 正田との関係もハッキ…