兼守美行さんのレビュー一覧

暁の落花 小説

朱西美佐  兼守美行 

味付けだと思えば

中国マフィアも、国家公安も、CIAも、みんな美味しい味のうち。

全体に甘く、ほろほろしたお砂糖菓子みたいにロマンチックなラブストーリー。
サクサクッと軽く食べて、
甘くておいしかった、って、
それで充分。

あんまりシリアスだったり、痛かったりするのは読みたい気分じゃない。
ちょっと甘い気分になりたいの。
って時にオススメ。

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信じてる愛してるそう言いきれる 小説

芹生はるか  兼守美行 

またまた久しぶり

この作品の前に芹生さんの本を読んだのはいつだったっけ?と探してみたら、2008年12月でしたよ。そのときも久しぶりって思ったのですが、またまた久しぶりになりました。
茶鬼さんのお話だと、「鈴木カタナ」さんで書かれていたとのこと。知りませんでした・・・

さて、お話の感想です。

才能に溢れ、使い切れないほどのお金も持っている日嵩のもとへやってきたのは、悪魔の姿をした天使で、「おまえを幸せ…

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信じてる愛してるそう言いきれる 小説

芹生はるか  兼守美行 

自分の側にも天使がいるかも?

今月創刊のリリ文庫の第一弾はこの作家さんのこの作品ですが、以前携帯小説で出ていたものを、こちらで文庫化ということだそうです。
創刊の割にちょっとセコイか?と思うのですが・・・この作家さん鈴木カタナ(バイクだよ!)という名義でもBL小説を書いてらっしゃるんですね。初読みでした。

お話は、その人間を幸せにするために地上に降りてきた天使と、その天使の命を賭して人間の友人と天使の友人を助けるお話。…

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暁の落花 小説

朱西美佐  兼守美行 

甘い公安外事モノです

公安外事課モノといえば、先月英田サキさんの篠塚兄さんのお話がありましたが、今回のこの作品はそんなにシビアではなく、むしろアマ~イ刑事とスパイの恋物語です。

日本人の父と密入国した中国人の母との間に生まれた暁春は、7歳の時に中国に強制送還され、中国人でも日本人でもない自分の在り方に何者かもわからないまま中国で生きていました。
母の病の治療をエサに費という男にスパイ行為をさせられています。

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半月刀に誓いのキスを 小説

鈴木カタナ  兼守美行 

序盤はコミカル。でも終盤は思っていたより結構シリアス

表紙を見たとき、なんかこれはファンタジーなアラブかなぁ?と思っていたけど、
読んでみるとコミカル路線で、ファンタジーの要素はありませんでした。
まず最初は設定そのものが結構ギャグだなぁと思いました。

受けの父親は元外務大臣で代議士なんだけど、
この父親は来日したアラブの王子カシム(この物語の攻め)をもてなすことになります。
そこで父、あろうことか、
接待のために息子をかりだすんです…

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