兼守美行さんのレビュー一覧

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

想いも濡れ場も濃厚でした。

新刊チェックで粗筋を読み、3Pモノに興味を惹かれて、
特典ペーパー付きということで、いつもの書店で予約して購入しました。

攻め二人の想いも、濡れ場も濃厚で、受けは大変だなと思いました。
読後は、何故か体力を消耗して肉体疲労を感じ、
おなか一杯で、もう食べられないっていう感覚になりました。

宮乃さんも伊織さんも向井さんも、三者三様に魅力的で好印象でした。

読んでいて、3Pモノ…

1

2013秋のときめきベストセレクション グッズ

薄いのから濃いのまで

シャレード文庫の9月刊4冊のスペシャル番外編集♪って事で、
西野花『白蜜花嫁』、海野幸『家計簿課長と日記王子』、小塚佳哉『マスカレード・ナイト』、秀香穂里『トリプルルーム』の番外編4本と、
おすすめ既刊紹介コーナーとして、
吉田珠姫『ピジョン・ブラッド』『鬼畜』、高尾理一『天狗の嫁取り』シリーズ、中原一也『愛してないと云ってくれ』シリーズ、花川戸菖蒲『年上マスターを落とすためのいくつかのマナ…

1

きみ、うた、そして幸福 小説

四ノ宮慶  兼守美行 

きっと誰だって探している

 愛していた恋人、田之上を事故で失い、落ち込んでいる秋ですが、田之上には家庭があり、秋とは本気の関係ではなかったことが分かります。田之上と秋は同じ病院で働いていたことから、秋は病院を辞職せざるを得なくなります。

 途方に暮れていたとき、彼の愛用していたガラムの煙草がふと隣から匂ってきたら、やっぱり靡いてしまうのですね(笑)

 ガラムのにおいのする青年、純也から同居を進められ、秋と純也之…

3

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

読んでて笑っちゃいました

BL読んでてこんなに笑ったのは久しぶりです。
作者の方はネタで書いたんでしょうか?

攻めの執着ぶりが凄すぎて面白いです。
別の人が同じことをしたら、ただの変態のストーカーだと思います…
でも、この攻めなら許されるんです!
だって受けを愛し過ぎちゃってるだけだから!

Hシーンもしっかりエロくてよかったです

6

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

オカルト?いいえ、ラブコメです。

犬神使いの名家に生まれたものの、ワケあって家督を継げず、探偵事務所を営む旭(受け)と、最強の犬神にして旭の僕・安綱(攻め)の人外ラブコメ。
一応、「わんこ攻め」というカテゴリーにも入るんでしょうか? ていうか、文字通り攻めが犬なんですけども(笑)
BLなので勿論二人の関係がメインなんですが、ストーリー展開の軸になっているのは、旭と、旭の弟で凶悪なパワーを持った犬神使い・律との対立。二人が従えて…

9

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

全体としては「うーん…」なのですが

兼守さんの表紙からしていやらしさが滲み出ていましたがw

役者でなければならない、
脚本家でなければならない理由ってなんだろう…と
設定の時点で考えこんでしまいました;
いえ、『3シェイク』も業界ものだったし。
自分を表現する手段、それを認めてくれる周囲の目があり、
まるですべてを合わせ持つ魅力的な男、というのは
やはり俳優・モデルが手っ取り早いのかしらん。

そこから一歩引い…

3

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

おいてきぼり

流行だという複数ものを友人から勧められて手に取った一冊ですが、やはり複数もののつぼが自分にはないと思い知らされました。

主人公の受けは、わりと淡々としたおじさん的なキャラだったので、どうしてこんなに攻め二人に執着されるのか、それが伝わってこなくて、後半、ああ、そうだったんだ、という流れはあるんですが、後付けすぎて無理があったような?

主人公の親友だった攻めのほうも、豹変しすぎ。
後半…

2

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

理屈っぽさが空回り?

秀香穂里作品の執着攻は、
ヤンデレな行動にも一応理屈があるパターンが多いように思います。
先月読んだ『閉じ込める男』も、
不可解な行動の裏にある攻の葛藤が分かりやすかったです。
行動と理由がセットの描き方は基本好きなのですが
本書の場合は、中途半端な理屈っぽさが仇になった感が。
トンチキエロ展開と、やけに説明的な言動がミスマッチなせいで変に冷静になってしまい、今一つ入り込めませんでした…

4

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

消化不良気味

左程売れなかった元俳優で脚本家に転向した向井を中心にした3Pもの。
受けになる向井はバツイチで妻に甲斐性が無いと離婚したばかりなのですが
人気実力派俳優で劇団員時代からの親友の宮乃と急接近することになります。
その一因が若手俳優の伊織が向井に近づいたことが発端で向井の脚本に惚れ込み
是非自分を端役でもいいから使って欲しいと初対面の向井に本気を示すように
キスを仕掛けたこと。

向井の…

3

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

3Pって難しい!

3Pモノって、ほんとうに難しいと最近つくづく思う。
個々のキャラクターはそれぞれに味があるのに、3人で組み合わせてみると何かどこか自分的にモノ足りない部分が出てくる。
エロエロのエロ三昧攻めで押しきればそれはまた満足なのだが、関係性で魅せるとすると御約束的にどちらも選べない為に二人共選ぶという結末が待っている場合、個人満足度がガクっと落ちることが多々あるのです。
今作も関係性を見せる話とはな…

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