梨とりこさんのレビュー一覧

ぱんつを穿きたい3日間 小説

宮緒葵  梨とりこ  青山十三  黒岩チハヤ  雪路凹子 

コアなファン向け

『渇仰』の続編が2冊同時に発売され、本作はその中の一冊。
番外編という位置づけらしいですが、時間軸では『渇仰』のあと、『渇命』の少し前とのことで、こちらから読み始めました。

なかなか堂々とは買いづらい表紙です。表紙は首から下の二人の身体のみ。しかも半裸とほぼ全裸。。。ポップな色使いが余計に目立つ☆
同人誌で発表されていた作品に書き下ろしや寄稿を加えて、140ページほど。
今まで手にした…

4

熱情連鎖 小説

夜光花  梨とりこ 

3P苦手だけど面白く読めました

やっぱり書き下ろしは万歳ですね。
個人的に雑誌連載作品はぶつぶつ切れたり、「え!?もうくっついちゃったの?」となるので。
夜光さんは書き下ろしが多い作家さんだと思うので、よけい楽しみにしています。


受けの瑛太は小柄で童顔な高校二年生。
『赤い屋根』『アンティーク』など、原因不明の悪夢を見ています。

攻めは瑛太の同級生で幼馴染みの二人。
女子にモテモテで、アイドル顔負けの美形…

3

傷だらけの恋情 小説

火崎勇  梨とりこ 

ワイルド年上攻めと不幸受け

火崎さんとは相性があまり良いとは言えず、あらすじが気になってもけっこう躊躇していました。
ただ、この作品は完全に梨さんのジャケ買いです。
梨さんの描かれる『ワイルド無精髭男』にフラフラ吸い寄せられ。
そして発売日に購入しておきながら置いてありました…痛くて…(涙


受けは居酒屋の仕事でギリギリの生活をする河北、21歳。
両親が事故で死亡し大学を中退、そして実の兄に遺産も給料もむしり…

6

月に笑う 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

うっとうしい話

受がかなりうじうじとうっとうしい。性格も非常に自己中心的。まったくの女脳。攻も好感がもてない。

1

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

いっそすがすがしい

何事も極めることに意味がある、とでもいうんでしょうか。

いろいろ気になるところはあるんですけど、達幸の突き抜けっぷりにねじ伏せられてもう笑っちゃう。達幸の周囲の人々もきっとこんな気持ちなんじゃないでしょうか・・・(特にマネージャーさん)。
達幸(というか宮緒さん)、「犬」を極めてしまいました。これ以上の犬はもう現れないんではないかと思うほどの、キングオブ犬です。
なぜ明良?とか、なんでほ…

3

渇仰 番外編書下ろし特典ペーパー グッズ

危機察知能力

本編終了後、めでたく恋人兼飼い犬と飼い主の関係になった二人のその後のお話です。

本編同様に達幸がおかしいです。
存在する全ての雄が明良を狙うケダモノだと信じて疑わない達幸。
それがたとえ荷物を届けに来ただけの宅配業者の人だったとしても、その並外れた危機察知能力は発動します。
いきなり雄叫びをあげながら全力で走って来られた宅配業者の人はさぞびっくりしたのではないかと思います。
そんな達…

1

祈り 小説

綺月陣  梨とりこ 

すさんだ気分になる

攻と受のラブストーリーというより、受と元恋人の病んだ相互依存が中心の話。、二人の病みっぷりとドロドロした関係についていけなかった。暴力的なシーンも多く、読後感がよくない。まともな精神をもった攻が唯一の救いだけど、白馬の騎士みたいで、現実感がなく、印象に残らない。ご都合主義のラストも萎えた。

4

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

わんこではなく犬

こういうの大好きです!

わんこなんて生温いものではなく、まさしく犬
その執着心たるや鬼気迫るものがあります。

ご主人様命で病んでる執着犬
ご主人様に危険が迫れば持ち前の嗅覚でどんな所にでも駆けつけます。
その執着犬を最初は疎ましく思いながらも徐々に絆されて(?)いく明良の心情の変化も読んでいて楽しいです。

デビュー作の「堕つればもろとも」も犬攻めでしたが個人的にはこちらの犬…

4

傷だらけの恋情 小説

火崎勇  梨とりこ 

受の不憫さ

受の不憫さが本当に際立ってひどすぎて
同情を禁じ得ませんでした。
作者の方はそれを狙って書いているんだと思いますが
そう考えるとなかなか凄いと思います。

自分の中ではドラマで「家なき子」を見たときくらいの衝撃でした。
若干言いすぎな気がしますが、あくまで自身の意見なので。。。
(しかも「家なき子」って古すぎw年代ばれますねwww)

その不憫で不遇な中で生きてる主人公なのですが…

1

信じてないからキスをして 小説

火崎勇  梨とりこ 

対等なかんじ

シリアスな事件もの。
検事である千条秋保と、刑事の加倉井清和。
同じ事件を、時に対立しながらも追う立場の二人。

とある事件、実はの過去が絡んでいる事件を二人で追う2日間。
その間に縮まる距離。

攻めの刑事のイタリア男と評されるいかにもなキャラもいいんだけれど、
何と言っても受けの検事の、冷静で揺るぎなく芯の通った感じが好き。
でもツンデレじゃあなくて、迫られると「本気なら考え…

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