梨とりこさんのレビュー一覧

月に笑う 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

成長する路彦、気持ちにふたをする山田

下巻、未読です。

裕福な家に育ちながら、中学ではいじめられているひ弱な秀才・加納路彦。ある夜、いじめっ子の命令で学校に忍び込んだときに、同級生の女子生徒の自殺を目撃してしまいます。いじめられていた女子生徒。やりきれない思いを抱えながらも自身はいじめグループに逆らえず、公園で暴行されます。そのとき路彦を助けたのが、若いチンピラ・山田信二。その後も山田は路彦の周辺に現れるようになり、路彦は山田か…

3

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

AIがマッチング

作家買いです
一穂先生の作品は自分がもっとピュアだったら世界観に浸れるのかも
って思ってある意味うちのめされてしまうってのもあるのですが

この作品はテンポよく読むことができました

AI…ITだって四苦八苦なのにい…

マッチングアプリ会社に勤める入社二年目の澄は自社のに登録していたら
ある日社長に呼び出されて、「百万分にひとり」レベルの相性の相手が見つかったと
同じ会社のA…

7

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

受けの属性は「善良受け」で

これって、一穂カラーともいえる善良受け作品の中でも、かなり究極な善良受けだった。
いや、だって、いくらマッチングアプリのAIが選んだ確率百万分の一の運命の相手だからって、同性の先輩社員に引き合わされて無碍にしきれないって、御影くん善良さにも程があるだろうよって話です。
でも、その善良な御影が、右往左往しながらもちゃんと相手のことを考えて、自分の感情にも向き合って生きている所がいいのよ。
で、…

9

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

攻めの魅力がさっぱりわからない





表題作+SS「それでも、運命ではありません」どちらも受け視点

婚活アプリの会社で広報を担当する御影澄(受け)は夢見がちで少女漫画が大好きなJKのような恋愛を夢見ています。
ある日いきなり社長に呼び出されて、運命レベルのマッチング相手が見つかった
と言われ、紹介されたのがAI開発責任者・門脇楡(攻め)。
驚き拒否る澄は、結局言いくるめられお試しでということで付き合うことに…

18

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

脇キャラも良いです

AIによるマッチングアプリの広報にて働いていて、澄もそのアプリに登録しています。ある日社長に呼ばれていくと、「運命の相手」が見つかったと言われます。その相手が開発者でもある楡という男性でした。何故男と反抗するものの、最初に同姓を拒否するという項目のチェックを入れなかったからと言われ、お試しで付き合い始めます。

澄は戸惑いもあるし運命の相手として信じられないと思っていたものの、楡のマイペースに…

7

「運命ではありません」協力書店共通ペーパー グッズ

幸せ感凝縮

本編の後日談で、本編の雰囲気がぎゅっと凝縮されていて好き♡そのため萌2です。タイトルは「あくまで、運命ではありません」

なんでか分からないけど、澄の実家にいる二人。先生(=漫画家、澄の母)が、「部屋余る!下宿しない?」といったら、楡はなんと!「下半身事情が二人ともあるんで」などとぶっ放し、先生はまたそれを「ああそうだよね」と受け止めるという、まあなんとも素敵な母親でw

で夕飯の買い出しに二人で…

2

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

天才となんとかは紙一重→でも変態ではない

とりこ先生の挿絵に惹かれて購入。交わされる日常会話と普段着の生活風景が印象的で、読んでる間はその場にいるような気分になれました。AIが出てきますが、SFっぽいものでもなんでもなく、現代日本のすぐそこに実はいるんじゃないかという二人のお話、本編200P+本編続き80P+あとがき(SSこみ)2Pです。天才となんとかは紙一重といった感じがする攻めのローテンションな部分に引きずられてか、あんまり萌え上がれ…

6

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

「運命」でなくてもキュンとする

マッチングアプリの会社の広報だけど、恋愛経験はゼロの澄。自社のマッチングアプリで「運命」の相手と弾き出されたのは、何と男性のAI開発責任者 楡。最初はありえないと抵抗していた澄も、不思議でマイペースな楡にあれよあれよと巻き込まれて…?


と、惹かれあっていくほのぼのストーリーかと思いきや、後半には思いもよらない展開が待っています。タイトルの理由を知った時、「な、なるほど…」と唸りました。テ…

4

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

ストレンジ・ラブ

一穂先生、叙情派みたいに言われているけれど、
イエスノーは爆笑→キュンだったし、実はトリッキーだよねぇと思うことが多い。
(褒めています!)

流れに乗って読んでいるうちに、え〜そう来たか!というのを自然に受け入れさせられ
ちゃんとジワッと切なかったりキュンときたり、でも読み終わると暖かい、
新しい仕掛けもさりげなく自然に取り込んで、違和感なくその世界に入れる
そんな作風が定着しつつ…

7

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

「運命の相手」って…?

一穂さんの新刊ということで楽しみに待っていました。どこかで読んだことあるなあ…、と思ったら、雑誌『小説Dear+ Vol.66 2017ナツ号』に収録されていたお話でした。

ネタバレ含んでいます。







主人公は新人リーマンの澄。
彼は好きなものを登録するとAIによるマッチングでぴったりな相手を見つけてくれる、というアプリを運営する会社の広報で働いている。
ある日…

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